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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4783号】東京教区東日本大震災募金委員会 宮城・福島で被災地・教会と交流

2013年10月12日
東京教区東日本大震災募金委員会の委員7名が、9月4・5両日、宮城・福島県の被災地、被災教会を訪れた。東京教区は、中越地震以来、能登半島地震、東日本大震災で特設委員会を設けて、募金運動を展開しており、委員の大半は、長年募金運動を続けているが、被災地・被災教会の現状を知って、よりきめ細かな募金運動をしたいとの願いからだった。 第1日目は、地域別に見て最も犠牲者の多かった石巻市(行方不明者含め3946人/2013・7現在)を訪れ、石巻エマオの飯野久美子教団派遣専従者の案内で見て回った。 「がんばろう石巻」と書かれた門脇地区の献花台に立ち寄ると、掲示された写真で、オフィス、店舗の立ち並ぶ賑やかな通りだったことを知るが、瓦礫が撤去され、荒れ地となった今では、かつての殷賑ぶりは、想像し難い。献花台奥には、津浪到達標があり、6.9メートルと記されていた。 河口に近い旧北上川畔では、川の数メートル中……

【4783号】第16回部落解放青年ゼミナール報告

部落解放青年ゼミナールは、教会に連なる青年たちが部落差別問題と出会い、考え、解放に向けて共に行動することを目的とし、毎年夏に行われています。今年は8月21日から24日にかけて、京都教区錦林教会を会場に開かれました。 参加者はのべ26名と、例年に比べ少ない中での開催でしたが、その分参加者ひとりひとりの思いを聴くときが十分に持てました。 今回のテーマは「差別で現場は怒っているんだ!」です。部落差別について学び、現代の差別に怒りながら解放をめざし、行動する人々と出会う機会を考えました。 そして、出会うだけでなく「では、自分は日常でどういう時に差別するのか、されるのか」と参加者が自分自身に問うときも持ちました。 また、解放をめざした先人たちの思いを知ることも大切にしました。1日目は全国水平社創立大会の碑〜耳塚・鼻塚〜豊国神社へ、2日目は同和問題をはじめ人権問題を広く学習できる京都市人権資料……

【4783号】信仰職制委員会 「キリストから発する法」について学び

第38総会期の第2回信仰職制委員会が、8月23日、委員7名全員の出席により、教団会議室で行われた。 委員会の開催までに届いた諮問はなかったため、前総会期の委員会から引き継いだ「教憲の学び」と「式文の扱いの検討」を取り扱うこととした。 まず前総会期最後の委員会における深谷松男委員の発題「日本基督教団教憲について」を取り上げ、発題の原稿をもとにしながら、論点の理解を深めた。 カトリック教会の教会法は神の創造の秩序に基づいて、自然法を根拠とするが、プロテスタント教会の法は、神の和解の秩序に基づいて、神の啓示としてのイエス・キリストを根拠・源泉とするという意味で、実定教会法の根源となるべき「啓示教会法(キリストから発する法・深谷委員命名)」という概念をめぐって議論を深めた。 また、各個教会の現実においては、宗教法人法に基づく規則と教会法としての規則の区別が十分に整理されておらず、責任役員会……

【4783号】教師委員会 福島問安報告 

「復興」「安全」がぶつかり合う中、福音による救いをもたらすため 8月19〜21日及び9月2〜4日の日程で、福島県の諸教会、幼稚園、施設等を問安した。2度の問安で、18名の教師と25の教会に問安した。教師には会えなかったが様子を見に行った教会が7教会あった。幼稚園保育園等の付属施設を7つ、その他施設を1つ、計8つの付属施設を問安した。 福島の教会で大きな課題は、放射能汚染に関することである。教師や教会員、付属施設の教師や子どもたち、保護者に大きな問題としてのしかかっている。すべての人が同じ意見ではなく、意見の違いによって諍いが生じ、人と人との間が分断されることもある。 一番の問題は、「復興」と「安全」が矛盾する形でぶつかり合うことである。「復興」を優先させれば、放射線のリスクを過小評価することになり、根拠のない「安全宣言」が広告され、多くの人を被爆させることになる。「安全」を強調すると……

【4783号】荒野の声

子供がもし電車の運転士になりたい、と言うとする。そのとき子供は、「運転士」という一般名詞を思い浮かべているのではなく、その名前が表現している働きを思い浮かべることであろう。▼電車の運転席に座っている自分、ハンドルを握っている自分を思い浮かべて、運転席から流れてゆく景色と、前方に限りが無いかのように続くレールが見られるのを生き生きと思い浮かべるに違いない。名前と働きはつながっている。▼そして、子供は大人になるにつれて、運転士の名で呼ばれるため、働きのために多くの法的な手続を必要とすることを学んでゆく。自分の夢やあこがれを実現し働きを始めるためにたくさんのことを学び、いくつもの関門を越えクリアしていかなくてはならないことを知ってゆく。▼運転士という職業が法によって守られ、また法を遵守することで自分だけでなく、何百、何千という乗客の安全を守ることを覚えてゆく。運転士という名前は単なる肩書きに終始……

【4783号】日独教会青年交流大会 ユースミッション2013

顔と顔を合わせ出会うことを経験 8月19〜30日に「ユースミッション2013」の日独の教会青年交流が、神様の祝福と守りのうちに実施されました。このために多くの方々の献げ物と祈りが集められましたことに、スタッフはじめ参加ユースは大きな励ましを受けました。この紙面をお借りして心から感謝いたします。 10年以上、全国教会婦人会連合の下で続けてこられたこの交流を、伝道推進室が引き継ぐ形で、「日独教会青年交流」の計画は進められました。その計画の中では初めての者には様々な不安もありましたが、そのような不信仰な者の思いをはるかに越えて、神様はほんとうに素晴らしい時と出会いをお与え下さいました。 「ベルリン・ブランデンブルク領邦福音主義教会ヴィットシュトック・ルピン教区」のお招きを受けて、15〜22歳のユース13名と、5名のスタッフ、2名のサポートスタッフ、そして伝道推進室室長の石橋秀雄教団総会……

【4782号】越谷教会を燃やす

2013年9月28日
総会議長に選任された直後の2010年11月にアメリカ改革派教会(RCA)ジョニー・アリセア=バエツ牧師と食事をした。その時に世界伝道への燃える思いをお聞きし、「是非、越谷教会を燃やして欲しい」とのお願いをし、2011年9月に特別伝道礼拝として実施することになっていたが、人事異動で来日が取りやめになって中止した。 しかし、今年の9月5日に来日し、教団事務局にグロリア・マッカンナ総会議長と共に訪問してくださった。この時もRCA世界宣教局長として、宣教ビジョンを語って下さった。特に中長期戦略として「変えられ、変えて行く」-過激な程、宣教するキリストに従う-を標語に3項目の戦略が信徒に届く言葉で語られている文書を見せていただき共感を覚えた。 そして、9月8日(日)、越谷教会にマッカンナ総会議長と共にアリセア=バエツ牧師が訪問してくださり、礼拝の説教をしてくださった。次代を担う青年を育てることを……

【4782号】人ひととき 和久井真人さん 継承

母親のお腹の中にいるころから教会に通い、高校2年で受洗。気が付けば、教会学校校長や長老の重責を担うようになった。自分が教会の中でこのような形で用いられることに戸惑いや不安を覚えることも少なくはないが、神様の導きに委ねつつなんとかその務めに当たっている。 教会では重責を担うがしかし、仕事ではまだ見習いの立場である。父親のもとで主にリードオルガンの修復の仕事を始めて2年、書類上は父親と別会社を営んでいることになっているが、実際は父親の運転手兼助手だと遠慮気味に語る。 小学校の高学年頃、父親が独立をし、自宅がピアノやオルガン修理の工房となった。ピアノやオルガンに囲まれる生活。自ずと道は定まり、父親の助言もあり、ピアノ修理の修行のため長野から浜松へ。その後22年間、ピアノ修理の会社に勤めた。修行のつもりが結局22年故郷に戻らなかった。父親の歩んでいる道を継承することに抵抗や反発心が無かったと言……

【4782号】伝道推進室からのお知らせ 日本基督教団 教会中高生・青年大会2014

若い魂がキリストと出会い、日本各地の同世代の仲間と交わることにより、洗礼へと導かれ、主に仕える者とされ、さらに伝道献身者が起こされ、主の名によって立ち上がり歩み始めますように。ぜひ若者たちをこの大会へ! ◎主題 「イエス・キリストの名に よって立ち上がり歩きなさい」 ◎日時 2014年8月19日(火) ~21日(木) ◎場所 (財)日本YMCA同盟 国際青少年センター東山荘(静岡県御殿場市) ◎講師 青 年:芳賀 力 氏(東京神学大学) 高校生:深井智朗 氏(金城学院大学) 中学生:塩谷直也 氏(青山学院大学) ◎問合せ先 日本基督教団伝道推進室 baccarat ……

【4782号】東北の子どもたち沖縄へ 沖縄・東北交流プログラム

「うわー、うそみたいにきれい!」 「やべぇ、これみんな本物かよ!」 沖縄・渡嘉敷島の美しい自然を目の前にして、東北の子どもたちは興奮気味に声を上げました。 8月7日~11日の5日間、沖縄キリスト教学院大学の招待を受けて被災地の小中学生16名が沖縄本島と渡嘉敷島で過ごしました。引率として日本基督教団の幹事、牧師、被災者支援センターの元スタッフの3名が同行し、現地で学生有志、牧師、神学生9名が加わり総勢28名での旅でした。 世界有数の美しさを誇るビーチは日中も夕暮れも私たちを魅了し、さらに海中で目の前を悠々と泳ぐ熱帯魚やウミガメの姿、地元青年団とのエイサー交流、美味しいソーキソバ、書ききれないすべてが夢のような日々でした。 参加した生徒16名は、津波で完全に自宅と故郷を失った子どもたち、福島第一原子力発電所すぐそばの自宅から関東の各地に避難している家庭の子どもたち、またあえて地元に留……
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