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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4843号】▼宣教研究所委員会▲新・陪餐問題資料ガイド」執筆を開始

2016年7月2日
 第5回委員会が、5月9日、教団会議室にて、委員7名の出席によって開催された。  松井睦委員長による聖書朗読、祈祷の後、委員長より、常議員会からの委嘱を受け、常議員会に寄せられた「改訂宣教基礎理論第二次草案」に関する諸意見の集約作業の結果について、2月常議員会に提出した旨、報告を受けた。  宣教研究所編『陪餐問題に関する資料ガイド』(1991年)についての諸意見の整頓に関する研究プロジェクトについては、富山鹿島町教会を会場に合宿形式での研究員会が行われ、『新・陪餐問題に関する資料ガイド』(仮称)として目次案を取り纏め、執筆箇所の担当決めを行い、8月末を目処に具体的な作業に入った旨、報告された。  『互いに支え合うために-各教区謝儀保障・教区互助制度資料集』(2001年)の改訂については、なお未提出の教区がある旨確認し、資料の性格も鑑みて、具体的な編集作業に入るまで提出を待……

【4843号】▼救援対策本部会議▲最終、被災教会支援を決定

 5月27日、救援対策本部第13回(通算第47回)会議を、教団会議室にて開催した。  会議の冒頭、17年3月に開催予定の「国際青年会議 in 京都」実行委員会の委員より、同会議において発表する画像データ(日本全土における原子力発電所および核関連施設の場所と教団の教会の所在地とを地図上に表示し、それぞれの間の距離を示したもの)の紹介がなされた。  会議においては4月30日現在、国内募金が10億2457万654円、海外からの献金が4億487万6231円となっていることが報告された。 続いて、救援対策室および担当幹事より、会堂・牧師館等貸付金返済状況、被災地支援チャリティー・コンサート開催予定、こひつじキャンプ開催予定等の報告、および本部会計の報告がなされた。  被災教区報告として奥羽教区からは、江刺教会が礼拝堂建築を教会総会で可決し、教区を通して支援申請を出していること、教……

【4843号】▼世界宣教委員会▲協約未締結教派への宣教師派遣について議論

 第5回世界宣教委員会が、5月17日教団会議室で行われた。毎回、在外教師の活動が報告されるが、今回も加藤誠幹事より報告された。  その中で、アメリカ合衆国の日本語教会に派遣されている在外教師から、「遣わされている教会が所属する教派と日本基督教団との宣教協約が結ばれていないので、身分保証に支障を来すことがある。できれば早くに宣教協約を結ぶことが両教団にとって望ましいことだと思う」という報告があった。この問題は、教団が派遣している在外教師に共通の課題であろうということで、協議事項として扱った。宣教協約を結ぶ場合、信仰職制の問題に踏み込まなければならず、両教団の持つ信仰職制の制度的違いや神学的判断の違いをどこまで認め合えるか、などの問題が出て来るので、この点は慎重に考えるべきであり、当委員会が扱える範囲を超えている部分がある。しかし、まず当委員会がこの問題を受けとめて、扱わなければならない……

【4843号】消息

市原 順氏(京都復興教会担任教師)  16年4月14日逝去、89歳。07年受允、11年受按。07年より京都復興教会を牧会。  遺族は妻・市原順子さん。   河村達也氏(無任所教師)  16年5月20日逝去、58歳。山口県生まれ。87年同志社大学大学院卒業。04年から09年まで西が丘教会を牧会。  遺族は、妻・河村寛子さん。   横山秀紀氏(福光教会主任担任教師)  16年6月1日逝去、65歳。茨城県生まれ。82年日本聖書神学校卒業。翌年より要町、福光教会を牧会。  遺族は妻・横山一乃さん。   黒田愛子氏(隠退教師)  16年6月8日逝去、92歳。59年東京聖書学校卒業。同年より山形南部、小松川、小見川教会を経て99年隠退。

【4843号】伝道のともしび この地にある教会としての歩み  森分 和基  

 2011年3月11日、東日本大震災があり、宮古教会は約2メートルの浸水被害がありました。  1週間後には、盛岡YMCAの方々が支援に来てくださり、教会の復旧をしつつ、地域への支援活動が開始されました。それは、今日も「盛岡YMCA宮古ボランティアセンター」として活動を続けています。  また教会が生み出した「ひかり幼稚園」では、園舎の修繕、園バスが水没したので新しく手配すること、あるいは被災した園児の就園支援等を行っていきました。  さらに教会は、改めて教会の歴史を学び直し、そのような中で、教会・牧師館の移転建築、また教会から2キロ離れている幼稚園も、教会と共にある施設として同一敷地内に、認定こども園として移転建築するという幻が与えられました。  しかし、教会は現住陪餐会員10人の小さな教会であり、また幼稚園も園児50人前後の小さな幼稚園です。震災後、地代は高騰し、ま……

【4843号】在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会

 6月6~7日、熱海市・ニューウェルシティ湯河原にて、第49回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が、「両教会の宣教課題と宣教協力-両教会の教職人事と交流」のテーマのもとに開催された。  在日大韓基督教会からは、金性済総会長、金必順副総会長、尹聖哲副総会長、趙永哲書記、金健副書記、鄭然元宣教委員長、金柄鎬総幹事が出席した。  日本基督教団からは、石橋秀雄議長、佐々木美知夫副議長、雲然俊美書記、長崎哲夫総幹事、小橋孝一在日韓国朝鮮人連帯特設委員長、米倉美佐男宣教委員長、佐藤飛文歴史共同研究委員、山田貞夫歴史共同研究委員、加藤誠世界宣教幹事、大三島義孝宣教幹事、高田輝樹職員、井合綾子職員が出席した。  1日目は金性済総会長の説教「沖に漕ぎ出し網を降しなさい」(ルカ5章1~11節)による開会礼拝の後、前回記録確認、両教会の紹介および課題の報告がなされた。  そ……

【4843号】人ひととき 小林 直樹さん 福音を分かち合うために

 小学校入学以前、近所の友達に連れられて、近所にあった教会にはじめて行った。その日、牧師と教会学校の先生たちが暖かく迎えてくれた。そこは、これまで自分が味わったことのない、ほっと安心することができる場所だった。それが、奈良高畑教会との出会いとなった。  進学について悩んでいた頃、それまでつかず離れずであった教会へ心が向いた。久しぶりに教会に足を踏み入れると、牧師先生と教会学校の先生たちが、以前と変わらず喜んで暖かく迎え入れてくれた。その瞬間、あの幼少時代に教会で覚えた安心感をはっきりと思い出した。そしてふと気が付くと、牧師にこう話していた。「先生、僕、これから教会に来ていいですか」。やがて、洗礼を受けた。  大学卒業後、学校教師への憧れを抱き、ある進学校の高校に就職した。そこで、教師として多くの良き経験を与えられたが、やがて学校の教育方針に疑問を抱く。ちょうどその頃、大阪YMC……

【4843号】積み重ねられる祈り

 6月から毎主日の礼拝の中で「祈りの時」を持つようになった。もちろん今までも礼拝に於いて祈ってきたのである。ただ今回は牧会祈祷に続いて奏楽者が静かに讃美歌を弾いている間、会衆がそれぞれに黙祷をする時を設けたのである。  この事が幹事会で提案されたのは、新会堂建築に関連してであった。新会堂建築実現に向けて私たちの信仰が強められ整えられることが大切であり、会堂だけでなく教会が主によって建てられるようにとの願いからである。新会堂はまさに礼拝の場である。それならば教会全体が礼拝の場でこのことを祈り続けるのが幸いとの判断であった。毎主日の週報に祈りの課題が示される。それも含めて各自が自由に祈る。新会堂建築はその中で積み重ねられる祈りとなる。  祈りの間、百数十人が座る礼拝堂から物音が消える。わずか2分程度ではあるが、オルガンの音だけが流れ、皆が祈りに集中している。神に心を向け、存在を向け……

【4842号】教区総会報告2016年度2 教区固有の課題への取り組み

2016年6月18日
伝道資金活用について報告 関東教区  第66回関東教区総会は5月16~17日、大宮ソニックシティ・小ホールを会場として開催された。開会時出席正議員272名中169名。  議事の冒頭で按手・准允執行に関する件を取り上げ、主の委託に応えるべく正教師6名、補教師1名が新たに立てられた。教団総会議員選挙について「半数連記にしてほしい」との提案が出されたが賛成少数で否決、全数連記で選挙が行われた。  「議長報告」により、秋山徹教区議長は特に昨年度から「関東教区に割り当てられる400万円余の伝道資金をどのように活用するか、各地区委員長を交えた配分検討委員会によって検討した結果、『教会協力費』のシステムを改定して、従来の申請額5万円の枠を外し、申請教会の自主性を重んじつつ各地区が対象教会を選定し、長期的な視野に立った伝道計画に基づいて申請をした教会にこの資金を当てることにした。この運用に……

【4842号】荒野の声

 これを書くときには1教区を残し各教区総会が終了している。取材に赴いた委員たちが報告記事に取り組んでいる。それぞれ2、3教区を取材する。▼ほとんどの委員が牧師で、それぞれの教会に仕えながらの奉仕だ。数週間に亘る取材で、教会に突発的なことが起ると、特に教会員の逝去などが取材日程と重なると支障を来す。今回も数教区で、こちらから取材を約束していて適わず、教区、その他に報告執筆をお願いした。突然の依頼を引き受けてもらい感謝である。▼取材報告を聞くと、一概に静かな総会が多くなったという印象だ。ヤジや怒号の中で議長席が取り囲まれ、マイクが暴力的に占拠されるような審議を聞かない。実に行儀の良い会議となってきた。会議制を破壊することが教団紛争で行われてきたのに対し、会議を進めるための土俵や環境が回復してきたということだ。▼であるとすると、土俵にて言葉で、さらに事柄を明らかにする議論をしなくてはならない。そ……
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