教区機構改正、提案を1年延期
西中国教区
第65回西中国教区総会が5月17日、18日、エソール広島にて開催、出席議員は開会時128名中107名だった。
組織会後、准允式、按手礼を行い補教師1名、正教師3名を立てた。
小畑太作議長は議長報告、常置委員会報告にて教区機構改正検討の経過説明に時間を割いた。
15年度64教区総会後、直ちに「機構改正草案(その1)」について教団事務局に法的確認調整の連絡を開始した。総幹事名の回答は16年2月となった。この間、64総会、アンケートを踏まえ「改正草案(その2)」(15年11月)を作成、常置委員会に提案した。15年度宣教協議会(16年2月)に発表後、65総会提案のため議案草案作成まで至った。しかし、常置委員会は、なお教区内の理解浸透、教団との法的な連絡調整が必要と判断し、さらに1年を費やし提案を17年度総会に延期する。
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去る4月29日から5月2日、神奈川教区災害救援委員会(主催)、教団東日本大震災救援対策本部(協賛)は、横浜市みなとみらい地区において福島第一原発事故の影響で放射線量の高い中での生活を強いられている家族を招き一時保養プログラム(リフレッシュ@かながわ)を開催した。この企画は2012年の初回から数えて5回目となり、参加者13家族47名をスタッフ・ボランティア64名の体制で迎えた。
期間中参加者は、横浜みなとみらいが一望できるナビオス横浜に宿泊し、初日のオリエンテーションと交流会以外は自由に過ごした。
オリエンテーションは、実行委員長の孫裕久牧師(川崎戸手)の期間中の安全を願う開会祈祷に始まり、救援対策本部の藤掛順一牧師(横浜指路)からの代表挨拶、ボランティアと参加者の自己紹介を行った。交流会は会食後(カレーライス)、子どもたちは別室で絵本の読み聞かせや手品等を楽しむ中、大人は……
教団に伝道推進室が発足して4年となる。その使命は教団が伝道に進んで取り組み、教団内諸教会の伝道の進展に寄与することにある。ここでは2016年度活動計画の内容を紹介する。
①伝道方策検討 教団伝道局構想の構築をはじめ、広く日本伝道の展開のために学びを重ねている。最近では、全国信徒会の代表を発題者に招き、懇談を行った。
②伝道応援(講師派遣) 小規模な教会への伝道応援として伝道礼拝や伝道集会に講師を派遣する。諸教会に有効に活用してもらいたいと願っている。
③伝道キャラバン 神学生たちと一緒に諸教会を訪問し奉仕させてもらっている。今年11月関東教区の栃木地区の諸教会を中心に訪問する方向で準備が始まっている。
④青年伝道 2017年に向けて宗教改革500年記準備委員会で準備が進められている中高生大会、青年大会等の支援に注力する。
⑤高齢者伝道 次回企画を検……
中条和哉氏(隠退教師)
16年2月22日逝去、81歳。東京都生まれ。62年青山学院大学院卒業、同年より大船渡教会、奥羽教区、内丸教会を経て98年隠退。
遺族は息・中条忍さん。
宍戸好子氏(国立教会担任教師)
16年3月8日逝去、85歳。東京都生まれ。63年東京神学大学大学院卒業、同年より東新潟、仙台東六番丁、国立教会を牧会。
遺族は夫・宍戸達さん。
小林勝二氏(隠退教師)
15年3月12日逝去、90歳。神奈川県生まれ。55年日本聖書神学校卒業、同年より丸亀教会、横浜十日市場伝道所を経て92年隠退。
遺族は妻・小林和子さん。
有川 宏氏(隠退教師)
16年3月30日逝去、78歳。旧朝鮮京城生まれ。62年関西学院大学大学院卒業、同年より西福岡教会を牧会し03年隠退。
遺族は妻・有川信子……
2014年1月、PCT(台湾基督長老教会)からの招きとUMCOR(アメリカ合同メソジスト教会海外災害支援部)からの支援によって始まった「こひつじキャンプin台湾」が、4月2日~5日、台湾南部の彰化県で行われた第6回キャンプを最後に終了した。
第1回の嘉義(嘉義中会)、第2回の宜蘭(七星中会)、第3回の台南(台南中会)、第4回の台東(東部中会)、第5回の新竹(新竹中会)、そして今回の彰化(彰化中会)で行われたキャンプには、放射能汚染から少しでも逃れることを求めて、福島県在住の親子161名、スタッフ34名の計195名が参加した。そして、その全てのキャンプにおいて、PCTに連なる各中会及び教会から、思いをはるかに超えた素晴らしい歓迎を受け、大自然のもと、心行くまで遊ぶことが出来た。特に最後となった今回の彰化でのキャンプでは、2日目に永福教会で日本基督教団による感謝礼拝が行われ、石橋秀雄……
河内天美教会から阿波池田教会に籍を移して11年になる。「あなたのような若い人がよく来てくれた。祈っていたのよ」と、何年間もそう言って高齢者の方が喜んでくれた。自分も喜んだ。信仰の先達として80代、90代と目標とする人達がおられたから。「私にできる事をやらせて下さい」と祈った教会生活。
無牧になって4年目になる。毎週の週報作り、看板書き、お花を活ける、が仕事となった。皆の祈りで明るい希望が見えてきた。「あと1年がんばるぞ」という気持ちでやっている。四国の中心に位置する池田にあって、教会が無い山間部の伝道を担っているという自覚を持っている。
35年の大阪での生活を終え、郷里である東みよし町に帰ってきた時、阿波池田教会で「この地でも生かしたまえ」と祈った。長年書道をしていたので、近所のおばさんから「孫の習字を見てほしい」と頼まれたのがきっかけで子ども2人の習字教室を始めた。2年……
台湾基督長老教会(PCT)は原発事故による放射能汚染の痛みの中にある子どもたち親子を招待してくださり「こひつじキャンプin台湾」が開催されてきた。今回が6回目、最後となるため、教団議長の参加が求められた。大感激の台湾キャンプと聞いていた、がまさにその通りのキャンプを経験した。参加者は44名、朝の短い礼拝をもって一日が始まる。今回は最後のキャンプのために、日曜日の午後「感謝礼拝」がもたれた。少々長い礼拝だったが、その中心に福島の子どもたちがいた。この礼拝のために讃美歌練習をした。福島の子どもたちと親たちの讃美の声の大きさに感動した。朝の礼拝、感謝礼拝に参加した福島の母親から「入信するにはどうしたら良いか」とか「教会に行って見たい」との声を直接聞きまた感動。
池があり、広場が複数ある施設で、台湾の子どもたち、青年たちと共に池でいかだに乗り、ゲームやサッカー、野球をし、ご馳走をいただき……
「熊本地震救援募金」呼びかけ
九州教区
第66回九州教区総会は、5月3・4両日、九州キリスト教会館で、正議員236人中、開会時182人が出席して開催された。
梅崎浩二議長は、「かつて経験したことのない苦難の中に、私たちは集いました」と議長報告を始め、熊本・大分地震への対応を時系列的に報告した。地震発生翌日の15日午前、教団から「救援対策委員会を設置し、加藤誠幹事を派遣する」との連絡があり、同日夕、到着した加藤幹事と「教団は、教区の判断を第一とする」で合意した。17日深夜、石橋秀雄教団議長が到着し、18日から加藤幹事、教区3役と共に熊本市内の教会を問安。すでに福岡・長崎地区から物資の搬入・労力提供が相次ぎ、武蔵ヶ丘教会を現地拠点として活動を始めた。福岡・長崎地区は毎週2回、支援定期便を送っており、教区はヴォーリズ建築事務所に耐震診断と被災区分判定を依頼。6月末までに被災区分判定……
新三役選出を報告・承認
四国教区
第74回四国教区総会は4月28~29日、道後温泉椿館を会場とし開会礼拝・聖餐式より開催された。開会時出席正議員は150名中117名。
議事冒頭で、10月常置委員会において芦名弘道教区議長から健康上の理由のため提出された辞表を承認したこと、教区規則の準用規定に基づき、黒田若雄教区副議長を新教区議長、寺島謙教区書記を新教区副議長に選出、松井曉郎教区主事を新教区書記に選任したことを報告した。
「議長メッセージ」が扱われ、黒田議長は「四国教区の特質は教区が各個教会を支える主体であり各個教会の伝道が進められるよう互助制度、自立連帯献金等、教区全体の取り組みをしていく。被災支援についても多面的支援を継続、熊本地震被災支援として九州教区へ緊急献金30万円を送った」と述べた。
その後、諸報告を扱い、教団総会議員選挙について「立候補制を取り入れ……
4月14日(木)に起きた熊本地震の報道に接し、翌15日、道家紀一総幹事事務取扱のもとに熊本地震救援対策委員会が設置された。協議の結果、加藤誠世界宣教幹事を現地視察のため派遣することを決定した。直ちに福岡に飛び、新堀真之九州教区書記と共に先ず大牟田正山町教会に向かい、梅崎浩二九州教区議長に教団からの見舞金を渡した。次に山鹿温泉に向かい日下部遣志九州教区副議長と合流した。熊本市内のホテルは地震のため営業を停止していた。16日未明、本震が熊本を襲った。約20キロ北にある山鹿でも揺れは強烈だった。
最初の訪問は山鹿教会であった。現在無牧のため隣接する霊泉幼稚園の職員に被害状況を聞いた。熊本草葉町教会で梅崎議長と合流し、錦ヶ丘教会、武蔵ヶ丘教会、熊本白川教会、熊本城東教会、在日大韓基督教熊本教会を問安した。外から見て一番目立った被害は、熊本白河教会の屋根瓦の崩落と亀裂であった。教会内部では……