新議長に平良修氏 三役一新
沖縄教区
第76回沖縄教区総会は、5月29・30両日、沖縄キリスト教センターで開会時、正議員45名中32名が出席して開会された。沖縄教区は03年以来連続して、教団問安使を拒否したが、石橋秀雄教団総会議長が総会を傍聴した。
議事日程承認前に時間を要するのは、近年の沖縄教区総会の特徴で、今総会も議員資格の論議から、組織会終了までに45分間要した。
沖縄教区は本年2月21日の教区臨時総会で、伝道所信徒議員投票権の内規を制定した。内規は、⑴伝道所信徒議員は全ての表決に参加する、⑵表決は、内規に則った表決を行い、次に規則に則った表決を行う、⑶規則に則った表決を教区総会の決議とする、というもので、「異なる結果が出た場合は協議する」と内規細則で定めた。
今総会はこれを受け、全ての表決が2度行われたが、成否異なる結果が出ることはなかった。
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「嘘そのものには命はない。だから、言った人間からそれをもらうしかない」と祖父は孫に嘘つきの心得を手ほどきする。「ほんとうのことにはそれ自身の命がある」と(L・バークダル『ナゲキバト』あすなろ書房)。命ないものに命を与えようと必死になり、反対に命あるものなのに自分が真実を保っているかのように錯覚する。「ほんとのことに関するかぎり、わしらはなにも覚えていなくていいんだ」と祖父は教える。▼教会員とされるとき誓約する。教会学校教師、役員・長老・執事とされるとき、補・正教師とされるとき、面接、試問、会議において、礼拝、式にて約束する。誓約を真実なものとするのはわたしたちの努力や精進、心がけだろうか。神がこれを真実なものとしてくださる。聖書には、嘘をついた者がなおも神の民の繋がりに用いられる。ヤコブやその息子たちが然り、絶頂にあったダビデもそうだ。嘘を奨励しているのではないのは当然だ。▼一方、真実を……
「未受洗者陪餐発言」教区対応を報告
中部教区
5月24日~25日にかけて、名古屋中央教会を会場に、第66回中部教区定期総会が開催された。開会時の議員数は、209名中177名であった。
開会礼拝が捧げられ、礼拝の中では聖餐式が執行され、諸報告から本格的に議事が開始された。
常置委員会報告において「聖餐を巡る島しづ子教師の発言とその対応に関する件」についてが特に詳細に報告され、常置委員会が、名古屋堀川伝道所ならびに、島しづ子教師と丁寧に対話を重ねてきたことが議場に明らかにされた。
「評価と展望」の項は議長報告の意味合いが強い項であり、横山良樹議長が読み上げた。内容は「全般について」「伝道、研修について」「教区財政について」「東日本大震災について」「在日大韓基督教会との宣教協約について」「教区総会での未受洗者陪餐の発言について」「教区内センター活動について」「伝道資……
第5回委員会が、5月9日、教団会議室にて、委員7名の出席によって開催された。
松井睦委員長による聖書朗読、祈祷の後、委員長より、常議員会からの委嘱を受け、常議員会に寄せられた「改訂宣教基礎理論第二次草案」に関する諸意見の集約作業の結果について、2月常議員会に提出した旨、報告を受けた。
宣教研究所編『陪餐問題に関する資料ガイド』(1991年)についての諸意見の整頓に関する研究プロジェクトについては、富山鹿島町教会を会場に合宿形式での研究員会が行われ、『新・陪餐問題に関する資料ガイド』(仮称)として目次案を取り纏め、執筆箇所の担当決めを行い、8月末を目処に具体的な作業に入った旨、報告された。
『互いに支え合うために-各教区謝儀保障・教区互助制度資料集』(2001年)の改訂については、なお未提出の教区がある旨確認し、資料の性格も鑑みて、具体的な編集作業に入るまで提出を待……
5月27日、救援対策本部第13回(通算第47回)会議を、教団会議室にて開催した。
会議の冒頭、17年3月に開催予定の「国際青年会議 in 京都」実行委員会の委員より、同会議において発表する画像データ(日本全土における原子力発電所および核関連施設の場所と教団の教会の所在地とを地図上に表示し、それぞれの間の距離を示したもの)の紹介がなされた。
会議においては4月30日現在、国内募金が10億2457万654円、海外からの献金が4億487万6231円となっていることが報告された。
続いて、救援対策室および担当幹事より、会堂・牧師館等貸付金返済状況、被災地支援チャリティー・コンサート開催予定、こひつじキャンプ開催予定等の報告、および本部会計の報告がなされた。
被災教区報告として奥羽教区からは、江刺教会が礼拝堂建築を教会総会で可決し、教区を通して支援申請を出していること、教……
第5回世界宣教委員会が、5月17日教団会議室で行われた。毎回、在外教師の活動が報告されるが、今回も加藤誠幹事より報告された。
その中で、アメリカ合衆国の日本語教会に派遣されている在外教師から、「遣わされている教会が所属する教派と日本基督教団との宣教協約が結ばれていないので、身分保証に支障を来すことがある。できれば早くに宣教協約を結ぶことが両教団にとって望ましいことだと思う」という報告があった。この問題は、教団が派遣している在外教師に共通の課題であろうということで、協議事項として扱った。宣教協約を結ぶ場合、信仰職制の問題に踏み込まなければならず、両教団の持つ信仰職制の制度的違いや神学的判断の違いをどこまで認め合えるか、などの問題が出て来るので、この点は慎重に考えるべきであり、当委員会が扱える範囲を超えている部分がある。しかし、まず当委員会がこの問題を受けとめて、扱わなければならない……
市原 順氏(京都復興教会担任教師)
16年4月14日逝去、89歳。07年受允、11年受按。07年より京都復興教会を牧会。
遺族は妻・市原順子さん。
河村達也氏(無任所教師)
16年5月20日逝去、58歳。山口県生まれ。87年同志社大学大学院卒業。04年から09年まで西が丘教会を牧会。
遺族は、妻・河村寛子さん。
横山秀紀氏(福光教会主任担任教師)
16年6月1日逝去、65歳。茨城県生まれ。82年日本聖書神学校卒業。翌年より要町、福光教会を牧会。
遺族は妻・横山一乃さん。
黒田愛子氏(隠退教師)
16年6月8日逝去、92歳。59年東京聖書学校卒業。同年より山形南部、小松川、小見川教会を経て99年隠退。
2011年3月11日、東日本大震災があり、宮古教会は約2メートルの浸水被害がありました。
1週間後には、盛岡YMCAの方々が支援に来てくださり、教会の復旧をしつつ、地域への支援活動が開始されました。それは、今日も「盛岡YMCA宮古ボランティアセンター」として活動を続けています。
また教会が生み出した「ひかり幼稚園」では、園舎の修繕、園バスが水没したので新しく手配すること、あるいは被災した園児の就園支援等を行っていきました。
さらに教会は、改めて教会の歴史を学び直し、そのような中で、教会・牧師館の移転建築、また教会から2キロ離れている幼稚園も、教会と共にある施設として同一敷地内に、認定こども園として移転建築するという幻が与えられました。
しかし、教会は現住陪餐会員10人の小さな教会であり、また幼稚園も園児50人前後の小さな幼稚園です。震災後、地代は高騰し、ま……
6月6~7日、熱海市・ニューウェルシティ湯河原にて、第49回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が、「両教会の宣教課題と宣教協力-両教会の教職人事と交流」のテーマのもとに開催された。
在日大韓基督教会からは、金性済総会長、金必順副総会長、尹聖哲副総会長、趙永哲書記、金健副書記、鄭然元宣教委員長、金柄鎬総幹事が出席した。
日本基督教団からは、石橋秀雄議長、佐々木美知夫副議長、雲然俊美書記、長崎哲夫総幹事、小橋孝一在日韓国朝鮮人連帯特設委員長、米倉美佐男宣教委員長、佐藤飛文歴史共同研究委員、山田貞夫歴史共同研究委員、加藤誠世界宣教幹事、大三島義孝宣教幹事、高田輝樹職員、井合綾子職員が出席した。
1日目は金性済総会長の説教「沖に漕ぎ出し網を降しなさい」(ルカ5章1~11節)による開会礼拝の後、前回記録確認、両教会の紹介および課題の報告がなされた。
そ……
小学校入学以前、近所の友達に連れられて、近所にあった教会にはじめて行った。その日、牧師と教会学校の先生たちが暖かく迎えてくれた。そこは、これまで自分が味わったことのない、ほっと安心することができる場所だった。それが、奈良高畑教会との出会いとなった。
進学について悩んでいた頃、それまでつかず離れずであった教会へ心が向いた。久しぶりに教会に足を踏み入れると、牧師先生と教会学校の先生たちが、以前と変わらず喜んで暖かく迎え入れてくれた。その瞬間、あの幼少時代に教会で覚えた安心感をはっきりと思い出した。そしてふと気が付くと、牧師にこう話していた。「先生、僕、これから教会に来ていいですか」。やがて、洗礼を受けた。
大学卒業後、学校教師への憧れを抱き、ある進学校の高校に就職した。そこで、教師として多くの良き経験を与えられたが、やがて学校の教育方針に疑問を抱く。ちょうどその頃、大阪YMC……