第8回臨時常議員会が8月30日に行われ、主な協議事項として「熊本・大分地震」に関する件を扱った。冒頭、梅崎浩二九州教区議長は、教区常置委員会からの提案を説明した。
教団「熊本地震救援対策委員会」において、社会委員会の支援募金を引き継ぎ、献金運動を推進し、「建物復旧」に特化した取り組みを行うこと、目標額、1億8千万円、期間、2年間、用途、被災15教会(錦ヶ丘、熊本草葉町、武蔵ヶ丘、熊本城東、八代、隈府、別府、別府野口、別府不老町、由布院、玖珠、竹田、諫早各教会、合志豊岡伝道所、在日大韓基督教会熊本教会)のため。
提案理由において、梅崎議長は、ヴォーリズ建築事務所に依頼して行った被災度区分判定に基づき、被災教会個々の必要費用の算定について説明した。
質疑応答の中で、主に、東日本大震災で、再建計画の半分を支援、残りは融資との原則を定めたこととの整合性が論じられた。地域毎……
日本基督教団(UCCJ)と台湾基督長老教会(PCT)の青年交流プログラム、ユースミッションが開催された。原則2年毎に開催地を両国で交互とし、日本での開催は4回目となる。今回は、途中、台風による足止めなどもあったが、台湾、日本各7名の参加者たちは8日間にわたる東北、軽井沢の旅を共にし信仰における交流を深めた。台日双方の参加者に感想を記してもらった。
参加者の感想
蔣 記剛(PCT青年・台湾神学院2年生)
8月13日から20日にかけて、教団教育委員会主催、世界宣教部共催のUCCJとPCTのユースミッションが行われました。今年は台湾青年が日本を訪問し、共に東北教区被災者支援センター・エマオで開会礼拝を持ち、ホームステイを2泊した後、東北教区中高生キャンプ(猪苗代)と軽井沢での全国教会青年同盟修養会に参加しました。今回のテーマは「共に主イエスをシェアしよう!」でした。
仙……
《教区青年担当者会》
9月5日~6日に東梅田教会で教団教育委員会主催の教区青年担当者会が行われた。全国の教区(東京教区は支区)から青年担当の代表者が集まり、青年伝道について話し合った。
開会礼拝、自己紹介、オリエンテーションに続いて、ユースミッションの報告を、写真を見ながら受けた。
今回の講師はKGK(キリスト者学生会)総主事の大嶋重徳氏。「若者と生きる教会」というテーマで講演してもらった。大嶋氏の青年伝道にかける情熱がヒシヒシと伝わって来た。「牧師はほんとうに若者に届く言葉を語っているか。日曜日の礼拝説教のフィードバックをしているか。どういう風にメッセージを受けとめたか、どこがわからないか、若者たちに聞く。それを次の説教に生かす。そうやって御言葉の共同体をつくっていく。青年伝道にはお金がかかる。お金をかける覚悟があるか。そして本気で青年伝道に取り組む人がいるか。その教……
8月25日〜26日、第6回信仰職制委員会を、教団会議室で開催した。出席者は藤盛勇紀委員長、小池磨理子、須田拓、中村公一、田村博、武田真治の各委員、書記の宮地健一委員、道家紀一幹事である。
藤盛委員長のメッセージと祈りで委員会は始まった。
2つの諮問の答申を行った。最初の諮問は、7月19日付で中部教区常置委員会からであった。「教区総会推薦正議員の教団総会議員の被選挙資格について諮問いたします。第66回中部教区総会において、慣例によって当該教会の役員に今期選出されなかった2名をそれぞれ常置委員、教育部婦人委員長として、推薦正議員に選出いたしました。この場合、正議員という観点から考えれば、教団総会議員の選挙権も被選挙権も保証されるものと考えられます。しかし、教規第1条⑵の観点に立てば、『各教区総会においてその教区総会議員である教会役員のうちから選挙される者』とあり、上述の2名は……
9月2日、救援対策本部第15回(通算第49回)会議を教団会議室にて開催した。まず、7月31日現在、国内募金が10億2668万4500円、海外からの献金が4億487万6231円となっていることが報告された。
次に、救援対策室・担当幹事より、台湾基督長老教会(PCT)からの献金受領、会堂・牧師館等貸付金返済状況(未完済は16教会・2幼稚園。返済残額総計2億8200万3031円)、被災教会支援コンサート開催(教団会議室にて)、PCTワーカー歓迎夕食会開催、「第26回こひつじキャンプin妙高高原」開催等の報告、および、救援対策本部会計の報告がなされた。
被災教区報告として、奥羽教区からは、江刺教会礼拝堂建築工事進捗状況報告と東日本大震災教区内被災教会支援会計報告がなされた。東北教区からは、教団への東北教区「被災者支援センター・エマオ」「放射能問題支援対策室・いずみ」活動支援依頼、……
教団統一原理問題全国連絡会(代表世話人・米倉美佐男宣教委員長)は、9月1日、ホテル椿館(松山・道後)を会場に日韓教会連合統一協会問題対策セミナーを開催した。教団外では大韓イエス教長老会(PCK)より11名、日本バプテスト連盟、カトリック中央協議会、在日大韓基督教会、カトリック高松教区より参加があった。全51名。
米倉委員長およびチェ・ソンガンPCK異端似以非委員長による開会挨拶の後、卓志雄氏(日本聖公会司祭、日本聖公会宣教主査)が「日本と韓国におけるカルト対処の方法論を考える」と題し講演した。講師は、多くの「キリスト教系」カルト団体が韓国発祥であることを挙げ、韓国教会が健全でないことの裏書と評し、これら問題への対策に責任を持つべきだと主張した。また、韓国教会が取ってきた方策として該当団体を神学的に異端と断罪し一線を画してきたのに対し、日本側は被害者の家族に関わることから問題の解決……
作田和夫氏(隠退教師)
16年5月28日逝去、84歳。北海道生まれ。63年日本聖書神学校卒業。同年より郡中教会を牧会し12年に隠退。
遺族は妻・作田英子さん。
石川守正氏(隠退教師)
16年8月30日逝去、87歳。東京都生まれ。57年東京聖書学校卒業。同年より下総旭町、小見川、山梨八代、石和教会を経て05年隠退。
遺族は息・石川健治さん。
台湾基督長老教会(以下PCT)と日本基督教団(以下教団)の教会協議会が8月22日から25日まで台湾で行われた。今回で15回を数える協議会は2年に一度、台湾と日本で交互に開催されており、今回は台湾南部の關子嶺で「共にキリストに倣い、へりくだって神に仕えるしもべとなる」(ミカ書6章8節、コリントの信徒への手紙一11章1節)をテーマに開催された。教団からの参加者22名を含めて合計49名で、開会・閉会礼拝、2回の朝の祈り、6回のセッションを持ち、共同声明が発表された。
両教会・教団の三役、総幹事、担当幹事、だけでなく、教区から送り出された出席者、それぞれの派遣宣教師に加えて、青年たちが生き生きと役割を担って主体的に参加している姿に希望を見出す思いがした。
「教会の現状と課題」、「教会青年の未来」、「宣教活動の振り返り-災害救援と復興」、「宣教活動の振り返り-原住民宣教」、「国際組……
去る9月10日晴天の下、千葉支区主催、「首都圏農村キリスト者との集い~ぶどうの木の下で~」が、小江戸情緒漂う伊能忠敬ゆかりの地・香取市佐原において、佐原教会・塚本ファミリーぶどう園を会場に開催された。千葉支区内19教会伝道所、西南支区・神奈川教区・北海教区・他教派各1教会より108名の参加。
東京教区千葉支区は、千葉県下にある61教会・伝道所で構成されている。東京に近い都市部から、農漁村部まである。今回、首都圏において農業に従事するキリスト者との交わりを深め、信仰の証しを聞き、互いに励ましと希望を与えられたいとの願いをもって企画された。また、多くの方々が集えるよう、東葛、内房・北総、東総、計3路線で貸切バスを運行した。
午前11時、参加者は、バス・自家用車に分乗し、佐原教会に集合、礼拝を共にした。佐原教会は、今年創立128年。去る6月に献堂式を挙げたばかりの教会。礼拝司式……
8月10~12日まで、兵庫・神戸イエス団教会にて第19回部落解放青年ゼミナールが行われた。「変わる・変われる・変えられる~関わりあいは変わりあい~」をテーマに、様々な学びや出会いを通して意識や思いが変化していくこと、そしてその変化があらゆる差別をなくす希望となることに焦点を置いての開催となった。参加者43名。
初日は東京での「連続大量差別はがき事件」について被害者の一人でもある浦本誉至史さんから講演をいただいた。東京在住の被差別部落出身の人々を対象に、大量に差別的な内容のはがきが約1年半に渡って送りつけられ続けた事件、被害者の中で最も多くのはがきを受け取った浦本さんは、はがきが送りつけられ続ける日々を「生き地獄」であったと語る。そして、この事件の犯人は被差別部落についての正しく詳細な情報を持ち合わせていなかったこと、無知であったことが差別行為につながったことを厳しく指摘された。無……