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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4847号】▼部落解放センター運営委員会▲沖縄にて委員会開催

2016年9月10日
 7月11日14時から7月13日12時頃まで、日本基督教団首里教会、ぎのわんセミナーハウスにおいて、今総会期第4回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は20名。開会礼拝では沖縄教区議長・平良修牧師(うふざと伝道所)が「共に生きる」と題して説教した。  活動委員会報告、決算など11日17時まで行った後中断をし、米軍普天間基地ゲート前にて「ゲート前でゴスペルを歌う会」に参加した。当初は2泊3日でフィールドワークと審議を行う予定をしていたが、7月10日の参議院選挙の翌日から高江(米軍新ヘリパット建設)で工事再開との報告が入り、運営委員から「翌朝から高江に行き、一日高江で座り込みに参加する事」の動議が出され、採決をもって「12日高江座り込み」が決定された。  11日夕食後から会議を再開し、東谷誠運営委員より教団総会で行う「解放劇」練習中の報告がなされた。小林明主事より狭山事件……

【4847号】第27回全国キリスト教学校人権教育セミナー

 第27回全国キリスト教学校人権教育セミナーが、8月19~20日に「オープンハート」をスクールモットーにする松蔭中学校・高等学校(神戸)を会場に開催された。  主題を「いのちと向きあう-今、大切にしたいこと」と掲げて、基調報告・主題講演・分科会・聖書研究・証言などのプログラムで進められた。  主題講演は、安積力也氏(前基督教独立学園校長)により「いのちと向きあう-時代の潮流のただ中で」と題して行われた。  安積氏は、1960年代、敬和学園時代での教師としての自分の痛恨事を介して、罪深い自分でありながら、「赦されて立つ」という形で、そのような自分の存在を委ねて生きる世界があることを紹介した。そして、教師とは「他者」である生徒に命がけの関心を向けていく仕事であり、具体的には、相手の言葉を「徹して聞き切る」ことを生涯貫いて来たという。そのような中で、時代の潮流に飲み込まれ易い生……

【4847号】ケルン・ボン日本語教会訪問と 三国間協議会参加

 スイスのSEK(スイス・プロテスタント教会連盟)とその宣教団体であるミッション21、韓国のPCK(大韓イエス教長老会)、 PROK(韓国基督教長老会)そして日本基督教団による三国間協議会は基本的に4年毎に開催される。今回のホスト国はスイスであり、バーゼルにあるミッション21の本部での開催となった。  それに先立って、7月3日、ケルン・ボン日本語教会に、2016年4月に赴任した佐々木良子宣教師を訪ねた。  当日は地域の合同礼拝が行われ、午後は夏休み前恒例となった「シュトラーセンフェスト」と銘打ったお祭りであった。20店舗ほどの屋台はすべて教会からの出店であり、良き交わりの場となっていた。佐々木宣教師は習いたてのドイツ語で、臆することなく果敢にコミュニケーションを多くの方と図っていた。  礼拝開始が午前11時過ぎだったため、その前にケルン大聖堂のミサに参加した。ファミリーが……

【4847号】消息

栗田光弘氏(無任所教師)  15年11月27日逝去、71歳。大阪府生まれ。68年関西学院大学院卒業。同年より81年まで西九条教会を牧会。  遺族は妹・東條直美さん。   新屋徳治氏(隠退教師)  16年5月31日逝去、96歳。東京都生まれ。49年日本聖書神学校卒業。同年より鹿沼、宇都宮、池袋西教会を経て日本聖書神学校に務め、曙教会を牧会し96年隠退。  遺族は妻・新屋順子さん。   村上英一氏(戸畑教会主任担任教師)  16年6月23日逝去、90歳。福岡県生まれ。54年日本神学専門学校卒業。同年より戸畑教会を牧会。  遺族は妻・村上博子さん。   大澤正司氏(隠退教師)  16年6月10日逝去、78歳。東京都生まれ。66年同志社大学大学院卒業。同年より日向福島、矢板、新発田教会を経て09年隠退。  遺族は妻・……

【4847号】相模原障がい者施設殺傷事件に際して      2016年8月9日 日本基督教団社会委員会委員長 芳澤 信

「息あるものはこぞって主を賛美せよ。」 (旧約聖書 詩編150編6節) 「産めよ、増えよ」 (旧約聖書 創世記1章22節)  すべて命あるものは神の祝福の中に生まれます。神の祝福の中で「命はつながりにおいて生きる」ことができます。命と命のつながりの中で人間は生きることができます。それ故「息あるものはこぞって主を賛美せよ」と歌われます。命が第一にされない社会は破綻します。命ではなく、経済が第一にされ、命が軽んぜられる世界は、このつながりを破壊し、人間の尊厳が冒され、憎しみと怒りが世界に広がります。今世界はその痛みの中にあります。  私たちは普段、点数や成績や能力、その成果の大小などによって人を評価することに慣れ切っています。そのような中でいつの間にか人の命の価値が見えなくなる危険性があります。誰が生きていていいのかと、誰が生きていてはいけないのかということについてまで、人は……

【4847号】「日本基督教団全国教師会」-教師が助け合うために-

 日本基督教団の中に「全国教師会」があることをご存知ですか?  この会は、1949年に開催された最初の全国教師大会から教団の要職者が「教師の交わり」の必要を覚えて、1951年に発足しました。当時、結核を患いながらも卵一個が買えない教師、経済的理由で自分の葬儀が出せない教師がいて、教師同士が互いに助け合って行こうという志でした。  現在も当初の趣旨に沿って、教団教職の交わりと互助の推進を深め、隠退後も教師間の交流が保たれるように、年2回の会報『全国教師会報』を発行しています。喜びも悲しみも分かち合おうと、会員の会費(年額6千円、隠退後は3千円)や献金から、祝事・慰労・見舞・弔意を贈呈し、必要な場合は融資も行っています。また、毎年7月第1主日「教師の日」を知っていただくように努めています。  今日、伝道者の生活が配慮されてかつての困窮が無くなったかのようですが、一方で教師の減……

【4847号】人ひととき 松本 宏子さん 主にある交わりに生かされて

 「大切なものは奪われていない」、15年9月の「関東・東北豪雨」による水害からの復興に向けた歩みを振り返り、松本宏子さんは語る。  お宅は床上150センチが浸水し、一階にあったもののほとんどを廃棄することになった。所属する水海道教会、併設する二葉こども園も30~40センチ程浸水した。  高度経済成長期には、飛躍的に経済が発展し、持ち物も増え、それがもたらす便利さを享受して来た。今回の水害で、持っていた物の多くを失った。しかし、失ってみると、「生きて行く上で必要なものはそれほど多くない」ということが分かって来たという。  松本さんは、教会役員として奉仕するようになってから、月報「交わり」の編集、教会ホームページの管理、更新を担当するようになった。水害が起き、実家に避難する際に、ノートパソコンを携えて行ったため、教会の電話も開通しない中、ホームページで情報を流し、月報も発行す……

【4847号】お腹を蹴飛ばされて

 越谷教会付属越谷幼稚園での礼拝は、日曜日は教会学校幼稚科として、水曜日は全園児の合同礼拝として献げられている。  今春、つばきちゃんは越谷幼稚園を卒業して小学校に行った。1年生になって、休み時間、校庭で遊んでいる時、つばきちゃんは、お腹を男の子に蹴飛ばされて泣いた。その男の子は「ごめんね」と言ってくれた。  クラスで大騒ぎとなった。次の授業は「道徳の時間」でこの問題が取り上げられた。  男の子は激しく叱られて机を持って廊下に出された。担任の教師はクラスの子どもたちに「A君をゆるせる人、手を上げて」と問うた。手を上げたのは、つばきちゃん一人だった。「何故ゆるせるのか」と教師がつばきちゃんに問うた。つばきちゃんは「ごめんねって言ってくれたから」と答えた。  教師の問いをつばきちゃんは叱られたと思って泣き出した。廊下の男の子もこれを聞いて泣き出した。  授業の終わ……

【4845・46号】第39総会期 第6(臨時)・7回常議員会

2016年8月6日
来年春、京都で教団主催国際青年会議       仙台国際会議のフォロー・アップ  第39総会期第7回常議員会は、7月4・5日両日、耐震・改修工事が終了し、新装なった日本キリスト教会館の教団会議室で、30人全員が出席して開催された。宮本義弘常議員による開会礼拝後、議事に入り、沖縄教区を除く16教区の議長・議長代理が陪席した。  総幹事報告で、長崎哲夫総幹事は、「教団社会委員会が呼びかけた熊本地震募金は、6月30日現在、1455万7000円、海外献金が6月17日現在、299万6500円となっている。伝道資金は、16年度、17教区の負担金合計5660万円に対し、申請は13教区、5150万8000円で、1教区が申請保留となっている」。  宗教改革500周年記念事業として、「聖書の福音に立って共に進もう」をテーマに、「17年6月22日、富士見町教会で記念礼拝、17年8月9〜11日、軽……

【4845・46号】荒野の声

 先日、近所のイタリアンレストランでランチメニューを食した折、前菜と次のピザとおいしく食べた。そして次にパスタ。白身魚フレークをソースにした塩味のパスタだった。▼いつもスパゲッティは何味であろうと粉チーズをかけてというのが習慣だったので、お願いした。すると店員曰く「白身魚のソースのパスタにはチーズが合いませんのでお出ししておりません。どうしてもということでしたらお出ししますが、いかがしますか」ときた。うーんなかなかポリシーのあるお店なのだ、と「どうしても」とは言えなかった。確かに麺を口にしてみると結構な塩味。これにチーズでは、塩辛いかもしれない。山と海は一緒にしないということなのかもしれない。▼シェフの料理に対する姿勢があろう。他方、客の好みもある。悩みどころである。たかが粉チーズ、この店でなくても他の店か、ご自宅でどうぞ、ということでもあろうか。都会ではイタリアンレストランも乱立気味だが……
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