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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4612号】被災地に三度目の冬が近づいて 会堂牧師館再建、着工は来春以降 「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会

2006年10月14日
第10回「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会が九月五日に教団会議室において開かれた。 1、事務局報告 ①献金累計額(九月四日現在)一一〇、〇一四、四二七円。このうち、六月六日以降の増加額は一一、七四一、八九四円。一八三件。 ②被災支援関連の会計監査が実施された。(七月常議員会決定) ◎教団事務局 八月二九日実施。 ◎関東教区被災支援関連会計 九月二六日教区事務所で実施予定。 ③「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建募金のお願いを全教会あてに送付した。 2、関東教区報告 村田元中越地震被災教会・被災地支援センター統括主任から被災教会の現況について報告を受けた。 ①長岡教会=関係工事はすべて終わっている。 ②栃尾教会=六、七月には低迷していた礼拝出席も八月にはもとに回復してきた。 会堂部分の修復工事は終わったが、融水パイプの修理、井戸掘り工事等、業者のやり繰りがつ……

【4612号】「社会活動基本方針」の法的位置付けを確認 社会委員会

第34総会期最後となる第六回委員会を九月十一日(月)十二日(火)に教団会議室にて開催した。山本光一委員の奨励による礼拝の後に、愛澤豊重教団総務幹事より、 第29総会の常議員会提案「社会活動基本方針を廃止する件」の取り扱いとその最終結論についての発題を聞いた。前総会期より社会活動基本方針に関する学びを重ねているが、「社会活動基本方針」が教団において現在どのように位置づけられ、法的に取り扱われているかを確かめる必要性を感じていたからである。そして、委員会は次の事柄を確認することができた。総会から差し戻されて第29総会期第五常議員会は三役提案を議決承認、すなわち「議案としては廃案」としたこと、故に教団において「社会活動基本方針」はそのまま存続している、ということである。 おもな協議決定事項は次のごとくである。 1、社会福祉施設援助金を関東、神奈川、大阪、兵庫、東中国、九州の六教区から推薦のあ……

【4612号】課題が残る無任所教師への取組 教師委員会

第34総会期最後となる第九回教師委員会が九月七日教団小会議室で開催された。 今回の委員会では、次期教師委員会への申し送り事項を中心にして協議が行われた。 まず、今委員会の二年間の活動を振り返り、次の三つの課題に取り組んだことを受け止めた。それは、「九州教区常置委員会からの提訴の件」を受けて戒規を執行したこと、教師委員会内規を作成したこと、「セクシュアル・ハラスメント防止対策の取り組みに関する件」については、ガイドライン二次案を常議員会に提出したことの三つである。 しかし、教師問題に関しては、教憲第九条変更についての常議員会での取り扱いは終了したが、教師検定試験におけるABコースの課題への取り組みは残っていると委員会では受け止めている。この点について協議を発展させていくことができなかったことは今後の課題である。 また、女性教職の問題や無任所教師の問題についても教師委員会に取り扱いが求……

【4612号】山梨分区の互助の歴史と現状を学ぶ 伝道委員会

九月四日~五日にかけて、第34総会期第六回伝道委員会が、愛宕町教会で開催された。第五回伝道委員会議事録承認の後、以下の諸報告を承認した。 第五回常議員会報告、「働く人」編集委員会はことに、竹前昇総幹事に陪席を願い、「働く人」二〇〇七年三月をもって廃刊する件、第五回常議員会で継続議案になったことについての説明を受け、質疑応答があったこと、エクロフ委員会は特にエクロフ基金融資申込みについて、〇六年四月二〇日より、年間融資額一千万円の範囲内。利率は年利一%。返済は二年間据え置き、その後五年以内の返済に変更されたことが各々報告された。 協議事項として、①二〇〇九年にプロテスタント宣教一五〇年を迎えるにあたり、記念集会等を立案してもよいのではないか、②第35総会期「農」に関する活動者協議会についてそれぞれ協議した。また、第35回日本基督教団総会の伝道委員会報告を確認した。 この後、「山梨分区の……

【4612号】荒野の声

▼「ぼくたちのきたないとこだけを見て、なぜきたないのかを考えないあの男をにくむなら…そうしたら…そうしたら」-中略-「そうしたら、ぼくがあの男と同じになってしまうだろう。ぼくたちが今まで生きぬいてきたことは、無意味なものになってしまう、季節が羊にとって意味がないように-中略-ぼくたちが動物とちがうのは、分かろうとすることだよ。わかろうとすれば、どんなみじめなときでも、それなりに幸せになれるんだよ」▼長い引用は、E.C.ホガードの『小さな魚』(富山房)。戦争で孤児となった少年が生き抜き、食べるために、イタリア半島を縦断する話だ。この作家の特徴で、箴言めいた警句に充ちている。『マサダの砦』『クロムウェルへの使者』『議会への使者』作品名を上げるだけで、どんなにキリスト教的な作家か想像が付く。▼想像力を欠くことは、思いやりを欠くこと、想像力がなければ同情もできない。分かろうとすれば、どんなにみじめ……

【4612号】メッセージ

フィリピの信徒への手紙 1章12~14節 前進する福音のために 七條真明 「兄弟たち、わたしの身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったと知ってほしい」。 フィリピの信徒への手紙は、使徒パウロの獄中書簡の一つとして知られています。捕らわれの身となった、そのところでパウロが書いた手紙です。パウロの身に起こったこと、伝道者パウロが捕らえられたことは、どんなに教会の人々を悲しませ、落胆させる出来事であったろうかと思います。 しかし、パウロが書いたこの手紙は、「喜びの手紙」と呼ばれる手紙でもあります。「喜びなさい」という語りかけが繰り返しなされ、落胆する者たちを励まします。手紙をしたためた者が捕らわれの身というマイナスの状況にあることなど微塵も感じさせないほどに、不思議な明るさがこの手紙には満ちています。 ・行き詰まりの状況の中で 私がスタッフの一人として開……

【4611号】日本福音同盟と共に

2006年9月30日
旧聞に属するが六月五日~七日札幌にて日本福音同盟(JEA)の総会が開催された。 六日には再編20周年企画として一般公開集会が持たれた。公開シンポジウムとして「日本宣教の実態分析」「福音と原理主義」「神の前に女性としてどう生きるか」「戦後60周年の節目にあたって」とのテーマに従って二時間語り合い、各グループとも大勢集め大いに盛り上がっていた。 夜は公開講演会が持たれ、私が「日本の教会の課題・今後への展望」と題して語らせていただいた。JEAの総会に教団総会議長が招かれ講演したのは初めてのことだが、三人のパネラーが応答し、会場からの意見も交えて熱い時を共有したのである。 信徒数十二万人を有するJEAも伸び悩みは例外ではなく「伝道しなければ教会は死ぬ」「真理中心の伝道回復による一%弱の教会の現状を打開すべき」ことが訴えられていた。 福音派の人々との協力は日本基督教団にとって生命線だと思う。……

【4611号】人ひととき 鵜沼 裕子さん

生涯のテーマとの出会い 鵜沼さんは幼い時から、将来は何か研究的な仕事につきたいと思っていた。大学一年の時に受洗して、その願いはキリスト者としての生き方と結び合う、生涯の研究テーマを求めるものへと導かれた。 そんなある日のこと、教会の友人から日本聖書神学校主催特別講演会に誘われ、日本キリスト教史研究家、大内三郎氏の講演を聴いた。 大内氏はこれまで日本キリスト教史に関しては、各個教会や諸教派の記録、個人の伝記等を散見するのみで、学的研究はこれからの開拓分野であると語り、特にキリスト教信仰の立場からその内的世界と取り組む若い研究者が出ることを望んでいると結んだ。その講演は鵜沼さんにとってすべてが新鮮であり、特に最後の言葉は彼女自身のために用意された言葉として響いた。鵜沼さんは即座に、これをやってみようと心に決めた。 その後、鵜沼さんは大内氏から直接指導を受け、観念だけではなく、実証的……

【4611号】隠退教師を支える運動(百円献金) 両丹地区推進座談会報告

隠退教師を支える運動(百円献金)両丹地区推進座談会が、七月十六日午後二時から四時まで、教団推進委員会多田信一委員長、滝川英子書記の出席のもと、大江野の花教会で開催され、教師信徒合わせて十四名の出席がありました。教会行事や急な葬儀等で欠席された教会もありましたが、それらの教会からも、この運動に対する厚いメッセージをいただきました。 両丹地区は二〇〇五年五月に開催された第六九回(合同後第三九回)京都教区定期総会において、地区名称が「府下地区」から「両丹地区」に変更されたもので、亀岡市以北の市町にある九つの教会で構成されています。「両丹」とは京都府内の丹波、丹後の両地域を表す名称です。山々や田園の豊かな自然に恵まれた地域ですが、一昨年の台風二三号では大きな被害を受けたところです。 会場の大江野の花教会は福知山市(旧大江町)の由良川沿いにあり、鬼伝説で知られた大江山の麓に位置しています。開会礼……

【4611号】伝道のともしび

奥中山の地 奥中山教会牧師 江戸 清 岩手県北部、青森県に近い所に位置し、標高四五〇㍍ある過疎化の進んでいる町に教会はある。小学校も今年度から三校が一つに統合された。近くにある第三セクターの運営による奥中山高原駅は、無人駅にはならないが、小さな駅である。隣の駅は、無人駅である。昨年この駅で、実際にあった出来事をもとにして、映画が作られた。映画『待合室』である。待合室にいつしか置かれたノートに、旅人が心の思いを綴り、そのノートに、駅前で酒店を営む女性が返事を書き込み続けたことが発端となって、旅人たちとの心の交流が始まるというストーリーだ。映画の撮影時、その駅の待合室のベンチに、奥中山教会の古い長椅子が使われた。地元で先行上映され、私も見たのであるが、ストーリーからすると、田舎の厳しい冬の状況の中での心暖まるエピソードが盛り込まれた映画であったが、今の時代にあっているのかは、分から……
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