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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4629号】憲法改悪に反対する議案二件を可決 議長疋田國磨呂氏、副議長飯塚拓也氏 関東

2007年6月23日

第57回関東教区総会は、五月二八日、二九日、大宮ソニックシティ・小ホールを会場に、開会時正議員二六七名中一七五名が出席して開催された。
開会礼拝は、共に御言葉に聞きつつ、招待の韓国基督教長老会京畿中部老会長と三浦修議長が共同司式の聖餐の恵みに与った。その後、仮執行順序が承認され、按手礼式准允式執行に関する件が上程可決された。准允三名と按手礼を受けた二名は、それぞれ所信表明を行い、三浦議長により准允式と按手礼式が執行され、関係者の紹介がなされた。
今総会は、総会議長以下の改選期にあたる。議長には、決選投票により疋田國磨呂氏(大宮)が新たに選出された。副議長選挙では、決選投票で石橋秀雄氏と同数となり、慣例に従い投票委員のくじ引きにより、飯塚拓也氏(竜ヶ崎)が選出された。書記には小池正造氏(東新潟)、宣教部委員長には平山正道氏(四條町)が新たに選出された。
今総会の印象的な議案は、「憲法改悪に反対し、平和を実現するために祈り行動する決議」に関する件と、日本国憲法(第二〇条「政教分離」条項)「改正」に反対する件であった。前者は、憲法第九条を守る為に特設委員会を設置して取り組む議案であり、分科会で議論を深め、二日目の議場において表現の一部が修正された。後者は原案のまま、それぞれ満場一致に近い賛成多数で可決された。
継続的な議案として、「新潟県中越地震」被災教会・被災地支援推進に関する件は、教団の被災支援募金一億五千万円の内五〇%にあたる七千五百万円を教区内で献金する、という第56回教区総会の決議を受けとめつつ、引き続き目標額に向けた献金の推進をする姿勢を可決により確認した。
その他、韓国基督教長老会京幾中部老会よりの交流訪問募金に関する件は、二〇〇二年に関東教区と韓国基督教長老会京幾中部老会が宣教交流と協力に関する合意書を結んでおり、今年、新潟地区で交流訪問団を受け入れる為の予算の一部とて二〇万円が提案された。主旨は、韓国基督教長老会京幾中部老会と宣教交流の合意書を交わしている事を覚える事にある、と説明され、賛成多数で可決された。
教団問安使の山北宣久議長の挨拶では、「正しい聖礼典の執行」と「措置をとっていく」という表現に「正しい聖礼典とは何か」、「威圧的表現」等と質疑がなされた。山北議長は、「将来的に教憲教規が変更される可能性はあるが」と前置きした上で、「教憲教規が変更されない限り、それ迄は教憲教規に則った聖礼典を執行して秩序ある教会、教団形成を」と、議場に理解を求めた。
教区常置委員選挙結果
【教職】塚本潤一(高崎)、上島一高(新潟)、石橋秀雄(越谷)、秋山徹(上尾合同)、小野團三(桐生東部)
【信徒】金刺一雄(上尾合同)、諏訪部勝(甘楽)、和田献一(氏家)、滝川英子(七里)、大島健一(大宮)
(栗原清報)

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