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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4658号】伝道所での洗礼式執行について答申 第5回信仰職制委員会

2008年9月13日
第35総会期第五回信仰職制委員会が七月三日(木)~四日(金)に教団会議室で行われた。 式文改訂小委員会の岡本知之委員長から『日本基督教団式文(試用版)二(諸式)』の案文作製が終了したとの報告を受け、内容を審議した。 このままの形で出版に回すことに反対する意見がいくつか出されたため、今期内に原稿を確定することを目指して、今後信仰職制委員からの意見をふまえて再検討することを式文改訂小委員会に依頼することとなった。 玉川平安教会役員会より、「伝道所での洗礼執行について」の質問が教団に寄せられ、総幹事の判断により信仰職制委員会で答申を出すこととした。 教会に受洗志願者がある場合は、洗礼執行の承認決定は教会役員会で行われる(教規一〇二条(1))が、伝道所に同志願者があった場合、伝道所には教規上役員会が存在しない(一二〇~一二二条)ので、どこでその意志決定がなされるか、その受洗者の教会籍はどこ……

【4658号】荒野の声

▼ジョン・ソールの『ミッドナイト・ボイス』では、そこに入り込んだ子供たちの若さを奪い、自らは新築の姿に若返る妖館が舞台となる。▼妖館と教会とが重なる。子供たちが出入りしなくなった妖館が老朽化するように、教会もそこに信仰生活する者も、老朽化して行く。若さを輸血しなくては…▼否、教会は血を貰う必要はない。命も貰う必要はない。むしろ逆、様々な挫折を体験した若者たちが、教会、聖書、教会員に出会い触れ合うことで、喪失していた若さや生気を、取り戻しているのだ。▼教会は、二〇〇〇年間、人々にパンと葡萄酒を、つまり御言葉と命を、提供して来た。この御言葉と命とは、決して尽きることはない。▼教会の高齢化云々は、議論の前提を間違えている。教会は、若い人たちに、生気や血を貰う必要はない。必要なのは、若い人たちの方だ。深刻なのは、遠からず御国に移される高齢者にとってではない、深刻なのは、教会からパンと葡萄酒を、つま……

【4658号】主にあって共に歩む ユースミッション2008 7.31~8.8

台湾基督長老教会から青年を迎え 七月三一日-八月八日の間、教団が協約を結ぶ台湾基督長老教会から青年七名を迎え、青年交流ユースミッション二〇〇八が行われた。教団は協約に基づき隔年で協議会を開催しているが、二〇〇五年の協議会の共同声明において、青年交流の開催が決定された。二〇〇六年には、最初のユースミッションが行われた。昨年は日本から台湾に七名が遣わされ、今回は、通算三回目の交流となる。 今回のユースミッション開催にあたり、教育委員会は、台湾協約委員会と学生キリスト教友愛会(以下SCFと表記)と協力して実行委員会を組織した。委員長は職責上、教育委員長が務めることとした。特に、SCFには共催という形で全面的に協力をいただき、物心両面において、多くの支えをいただいた。また、当初より、三名の青年(二〇〇六参加者、二〇〇七参加者、SCF推薦者)に実行委員として奉仕をいただき、特に青年たちを中心……

【4656・57号】指紋採取をやめさせよう

2008年8月16日
2008年平和聖日 日本基督教団 総会議長 山北宣久 在日大韓基督教会総会長 鄭然元 人権の確立は平和の基礎造りと言えましょう。1948年国連が「人権宣言」を公布しました。その第1条には「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神を持って行動しなければならない」とあります。この宣言は、その後の世界に希望を与えました。それから60年、日本の人権の現状はどうでしょうか。 一昨年「入管法」(出入国管理及び難民認定法)が改定され、特別永住者を除く16歳以上の外国人入国者・再入国者から指紋を採取し、顔写真を照合する制度が、昨年11月20日より実施されるようになりました。外国人入国者は2007年度に915万人を超え、その数は今後も増大すると思われます。 「外登法」(外国人登録法)における指紋押……

【4656・57号】人ひととき 板垣 哲子さん

新生の喜び 一九五七年の五月、その頃初めて市場に出たトランジスター・ラジオと小さな聖書一冊とを荷物に入れて上野を発った。向かう先は小布施の新生療養所。カナダ聖公会により設立された結核サナトリウムである。 時折、チャプレンの司祭が病室を訪問され、この時「古今聖歌集」で覚えた歌が一番好きな讃美歌となった。 みちにゆきくれし たびびとよあおぎ めぐみのみかみの みことばをきけや 降誕祭、復活祭には礼拝堂で洗礼式が執り行われた。日本基督教団の教会で受洗することを願っていたので、誰にも言わずにその時を祈って待っていた。 再び五月が来て、過去七年間悩まされた病の影から解放され、喜びにあふれて帰京し、一九五九年の降誕祭に受洗。 その後四〇年余り、米国の雑誌と通信社の日本支局で秘書として働いた。同じ建物の中にある日本の大新聞のデスクの華やかさも目にしたが、その方々の退職後の寂しそうな……

【4656・57号】第35総会期第4回年金局理事会

六月十九日~二〇日(火〜水)開催された理事会で、二〇〇七年度年金局事業報告ならびに決算に関する件、二〇〇九年度年金局財務計画、および教師退職年金等規則の変更案について審議し、承認した。 この三案は第35回総会期第五回常議員会に議案として提出することとなった。 二〇〇九年度の謝恩日献金の計画額は二〇〇七・八年度同様一億一千万円を計上した。この「謝恩日献金」の実現については、「各教区はそれぞれの事情に応じた相応しい方法で努力することとし、そのときの献金目標値は、教区の負担金の賦課率による」を再確認した。髙橋豊理事長は「謝恩日献金」の実現に向けて各教区代表が苦心努力していることに謝意を表すと共に、なお一層の働きを期待した。また、各教区の代表が常置委員でない場合でも、教区常置委員会と密接に連携し、常置委員会に積極的に働きかけ、教区全体で実現のために努力してほしいと述べた。    (櫻井淳子報)

【4656・57号】全教区推進委員会 隠退教師を支える運動

七月一日~二日、教団会議室で二〇〇八年度「隠退教師を支える運動」全教区推進委員会が開催された。 各教区と東京各支区の推進委員、事務担当、内藤留幸教団総幹事、髙橋豊年金局理事長、櫻井淳子同業務室長の陪席者が加わり三〇名の出席者であった。 多田信一委員長の開会祈祷、挨拶に続いて髙橋年金局理事長、内藤総幹事より挨拶をいただいた。 二〇〇七年度事業報告、決算報告等の説明後、新しく加わった三名の委員が紹介された。多くの方がこの業に携わって下さり、「支える運動」の意義がさらに深められ、広められていくことを願うと共に、これまでの御手の御導きを感謝するものである。今年は教団総会決議から三〇年の節目を迎えた。「『隠退教師を支える運動』私たちのビジョン」を全員で朗読し、思いを新たにした。また、三〇年記念誌発行の準備作業中であることが報告された。 各教区での取り組み方、工夫等の話し合いでは、それぞれの教……

【4656・57号】牧師のパートナー

人の心には多くの計画がある。しかし、ただ主のみ旨だけが堅く立つ。 高橋さとり (深川愛隣伝道所会員) 子どもの頃、牧師夫人とは何でも「できる」、パワフルな存在でした。母も、また近隣の教会の牧師夫人もそうだったからです。伝道に燃え、人の相談に熱心に耳を傾け、山の様な食事をテキパキ作り、「大丈夫よ」と言われると安心できる。そんな才は私にはない…私には無理だ、と思っていました。ところが、五年の台北生活の中で、何人もの牧師夫人に出会う中で、パワフルな人だけでなく色々なタイプの方が、それぞれに用いられている姿を見たのです。そんな中で、牧師夫人とは「なる・ならない」でも「できる・できない」でもないのだと知りました。どんな仕事や立場にも、神様が選んで下さり、そのままの自分を神様が用いて下さるのだと。そう気付かされた頃に、神学生だった夫との出会いがあり、結婚へと導かれたのでした。 私たちが結婚し……

【4656・57号】公告

第36回 日本基督教団総会開催について 第36回 日本基督教団総会を左のとおり開催いたしますので、ここに公告します。 会 期 三日間 二〇〇八年十月二十一日(火) 午後一時三十分〜二十三日(木)  午後三時 会 場 ホテルメトロポリタン 東京都豊島区池袋一丁目六番一号 二〇〇八年八月一日 日本基督教団総会議長 山北宣久 傍聴希望者は左の要領に従って手続きをしてください。 一. 傍聴資格 本教団の教師および現住陪餐会員たる信徒に限ります。なお、信徒の方は所属教会牧師の推薦が必要です。 二. 傍聴者人数 一五一名 (傍聴者座席数を限度とします) 三. 参加費 五千円(会場費二千円、資料代三千円) 四. 申込方法 九月十九日までに郵便はがきでお申し込みください。この日で、傍聴者人数を超えた場合は抽選になります。 五. 手続き 抽選結果は本人宛に通知いたし……

【4656・57号】消息

松田定雄氏(隠退教師) 四月九日、逝去。八四歳。沖縄県に生まれる。一九五五年青山学院大学キリスト教学科卒業後、沖縄キリスト教団兼次教会に赴任。その後、沖縄キリスト教団読谷教会を牧会し、七二年から八八年まで沖縄キリスト教短期大学教務教師として奉職し、九六年隠退した。遺族は息の啓行さん。 永井 修氏(隠退教師) 六月二四日、逝去。八一歳。兵庫県に生まれる。一九五〇年日本基督教神学専門学校卒業後、森小路教会に赴任し一九九八年まで牧師として務め、隠退した。
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