海外赴任を経て
田嶋さんと教会との関わりは、妻と娘を教会の礼拝へ車で送り迎えすることから始まった。そして教会生活をする妻の変化と娘の祈る姿を見て、信仰への興味を持ち、一緒に礼拝へ出席するようになった。だが、クリスチャンになりたい、でもこんな自分はなれないという一つの思いを持ち続けていった。
ある時、礼拝説教で導かれ、一つの切実な願いを必死で祈った。それはある意味では挑戦的な祈りであり、ヤコブと神との格闘のような体験であった。その祈りを通して与えられた息子に「信二」と名付けた。
その中、海外赴任が決まり、単身生活が始まり、熱病など死の恐怖を味わう出来事を幾度も体験した。もう駄目だと思っていた時に、聖書の御言葉に支えられた。「あなたがたを耐えられないような試練に会わせることはないばかりか、試練と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである」(コリント第一10・13……
★七月の新刊
『隅谷三喜男 信仰のことば』福田佳也=編・四六判・二一〇〇円/経済学者、教育者、社会活動家として多義にわたり活動した著者が代田教会「キリスト教講座」で語った言葉を収録。
『イエスの福音にたたずむ』井上洋治・四六判・二五二〇円/西欧キリスト教を、日本人の身の丈に仕立て直し続けて四〇年。著者が辿り着いた、キリスト教の核心と境地。最新書き下ろし。
『教会を必要としない人への福音』W・H・ウィリモン/平野克己・笠原信一=訳・四六判・二三一〇円/強い人、人生を楽しんでいる人など、切迫した福音の必要を感じていない人に、教会が語るべき言葉とは。
幼稚園の土地拡張、増改築、新築のため、幼稚園融資金2008年度分を次の要領で募集します。
◎金 額:50万円~300万円
◎返済期限:5年以内
◎利 子:期限内 年1.0%
期限後 年2.0%
2008年度は600万円を2~3の教会幼稚園に貸し出します。希望幼稚園は、教区事務所を通して教団教育委員会まで申し込んでください。締切は8月29日。
融資規定、申請書は教育委員会(TEL03-3202-0544)へ。
■主 題 「会衆主義教会の伝統と合同教会の課題」
■と き 2008年8月25日(月)~26日(火)
■ところ 同志社大学今出川寒梅館および関西セミナーハウス
■講 演 本井康博さん(同志社大学神学部)
■発 題 藤崎義宣さん(久ヶ原教会)
山下慶親さん(熊本草葉町教会)
後宮敬爾さん(札幌北光教会)
◎案内、申込書を必要とされる方は、下記実行委員会までご連絡ください。
◎参加申し込み〆切:7月31日(木)必着
〒617-0833 京都府長岡京市神足1丁目18-28
日本キリスト教団 長岡京教会 韓 守信(はん すしん)気付
「同志社神学協議会2008」実行委員会
TEL・FAX:075-951-2207
教会の電話番
石川ふみ子(北本教会員)
気がついてみますと、いつの間にか牧師館生活が三〇年を過ぎておりました。現在牧師は、北本教会で奉仕させて頂いております。北本は、野鳥の声が賑やかで、春はプラムの花が真っ白に咲き誇ります。牧師が米国へ留学中の二年半の間、家族は、教会の皆さんに色々お世話になり感謝でした。今牧師は教会と神学校との間を行ったり来たりして、相変わらず教会に支えて頂いております。
今まで、横浜二ッ橋教会、中遠教会、上尾合同教会とお世話になって参りました。それぞれの教会の皆さんには、本当にたくさんの思い出を頂きました。車の運転が好きな私は、子供たちを乗せて、また教会員の方々をお乗せし、出かけて楽しかった事など思い出します。
そして、その交わりを通して信仰を学ばせて頂きました。毎朝教会のため、一人ひとりのために祈って下さる方々に、何かとお祈りをお願いしたものです。今は、私……
新報四六五三号二面東北教区総会の記事中、「『未受洗者配餐を承認するのではなく、様々な背景を持った合同教会として、学びと対話を含めていく』件」を、「『宣教共働研究所の見解を承認するのではなく、様々な背景を持った合同教会として、学びと対話を含めていく』件」にお詫びして訂正致します。
【主題】「①障がいの苦しみの根底にある心と、
魂の配慮を豊かにするために」
「②教会における取り組みのわかちあい」
六月十七、十八日、戸山サンライズ(東京都新宿区)において「『障がい』を考える全国交流会」が開催され、京都教区と沖縄教区を除く十五教区六一名の参加者が交流の時を持った。
この全国集会は、障害者差別問題小委員が主催している集会であるが、資金的な面から全国集会としては、四年ぶりの開催となった。
今回の集会は、特別な講師を立てず、様々な「障がい」について、グループごとに分け、その理解を深めることを主とし、主題を「①障がいの苦しみの根底にある心と、魂の配慮を豊かにするために」「②教会における取り組みのわかちあい」と二つに設定した。
グループは①心の病を考えるグループ、②視覚の障がいを考えるグループ、③聴覚の障がいを考えるグループ、④身体の障がいを考えるグループ、⑤知的障……
六月十六日~十七日、第35総会期全国社会委員長会議が教団会議室にて開催された。前総会期は様々な状況により同会議を開催することができず、今回は四年ぶりの開催となった。参加者は京都教区と沖縄教区が欠席となったが、他の十五教区からの代表者と講演者、発題者、担当幹事、担当職員、計二八名であった。
張田眞委員長の開会礼拝説教の後にオリエンテーション及び自己紹介を行い、その際に、前総会期に全国会議が開催されなかったことの説明が求められ、併せて、二日前に起きた岩手・宮城内陸地震に関しての被災状況の説明等が求められた。
地震に関しては、当委員会として現時点で把握している状況を出席者で確認し、また前総会期における全国会議の位置づけ、不開催となった理由等の説明が行われた。
さて、今回の全国会議で準備されたのは、今日的に深刻な社会問題となっている「家庭崩壊」「DV」「虐待問題」等を教会としてどう受け止め、……
神奈川教区総会は六月二一日、清水ヶ丘教会で開催され、正議員二二三名中一七四名の出席によって成立した。
午前はまず、教団総会議員選挙の予備投票がおこなわれ、つづいて補教師の准允執行に関する件が扱われ、可決の後、直ちに二名の補教師の准允式が行われた。その後、教団問安使の山北宣久教団議長の挨拶を受けた。主に北村慈郎教師に対する教師退任勧告を巡って約一時間にわたって質疑応答が行われた。
午後の主な議案は、教団総会議員選挙の他、未受洗者陪餐問題関連の議員提案による次の二議案。議案題8号「教団総会に『北村慈郎教師に対する常議員会決議教師退任勧告を撤回する件』を議案として提出する件」と議案第9号「教団総会に『聖餐のあり方について慎重かつ十分に議論する場を教団内に設置する件』を議案として提出する件」。これらは、当該教師が所属する教区として関心の高い議案だが、一日限りの日程の中での議事のため、議案第8号……
部落解放全国会議終了後の六月十一日午後から十二日にかけて、岡山教会を会場に第35総会期第三回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は二八名。
まず、第十回全国会議の振り返りを行い、恵みの集会であった事を運営委員会で確認し、支えてくださった東中国教区の方々に感謝した。次に東海教区は、部落解放センターが沖縄辺野古への米軍基地建設作業に対し抗議を出したために運営委員を送り出さなかった。東海教区へ委員を送るよう働きかけることとなった。
十二年間、部落解放センターの会計監査をしていただいた吉川大蔵監事には二〇〇七年度分まで担当していただき、二〇〇八年度からは森なおさんが新しく会計監事として担当して下さることとなった。運営委員会の中で、吉川監事の長年のお働きに対し感謝の祈りが献げられた。
多くの時間を割いて審議されたのは「機構改正検討委員会」の答申についてである。部落解放センターについて……