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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4688号】礼拝当番一考

2009年12月12日
  「エミちゃんも、今度から礼拝当番、やってね」と言うと、いつものように笑顔で頷いてくれた。 知的障害があるエミちゃんは、3年前に受洗した。毎週の礼拝に出席しており、教会の一員になってもらいましょうと役員会で承認したのである。教会に出席する前は、教会員が運営するグループホームに入居していた。教会から離れており、礼拝に出席できなかったが、牧師が何かと訪問していたので、神様にお祈りする姿勢は持っていた。そのグループホームが閉鎖されたので、教会の近くにある妹夫婦の家に住むようになった。教会が近いので、毎週礼拝に出席するようになったのである。妹さんに書いてもらった自分の名前を、その紙を見ながら一生懸命に、礼拝出席記名簿に記名している。 「お祈りするの」というので、「短くていいんだよ」と言っておいた。礼拝当番は4人が一組になって、受付と席上献金を担当する。順次担当するので……

【4688号】人ひととき 大橋 祐治さん

  神の子と呼ばれる道   私の第2の人生に神は2つのことを備えて下さった。一つは教会生活に戻る道、もう一つは平和へのささやかな貢献である。 私は3代目のクリスチャンとして、高校2年の時、親友の牧師のご子息と一緒に受洗した。しかし、社会人となってからは教会生活から足が遠のき、パキスタンをはじめ海外生活の合間に一時帰国で帰郷の際、「教会に行きなさいよ」と優しく諭す母への親孝行として、母の背を押して教会に行く程度であった。 1989年、母が召天した時、私はシカゴに赴任していた。たまたま当地で開催されたギデオンの国際大会に、父は母の遺影を持って参加した。母の死はいわば突然であったのに、父は「神のなされることは皆その時にかなって美しい」と言って神を賛美した。この時の私は父の気持を理解することができなかったが、今は漸く両親の信仰を継承しているとの自覚を持ててい……

【4688号】出版局ニュース

  http://www.bp.uccj.or.jp ★新刊から 『キリストこそ我が救い-日本伝道150年の歩み』日本基督教団日本伝道一五〇年記念行事準備委員会=編 1959年の宣教100年から50年間を教団はどう歩んだのか。日本伝道に大きな足跡を刻むキリスト教学校と社会福祉事業の歩みとは。歴史を振り返り、日本伝道200年に向かって進むべき道を探る。 *2730円 『ハガルとサラ、その子どもたち-ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の対話への道』Ph・トリブル/L・M・ラッセル=編著 絹川久子=訳 ハガルとサラ、そしてイサクとイシュマエルの物語を、聖書学、ユダヤ教、イスラム教、教父学などの立場から考察。フェミニストの視点で、三宗教間の相互理解と調和への道を模索。*6300円 CD『ガリラヤの風かおる丘で-菅英三子「讃美歌21」を歌う』ソプラノ=菅英……

【4688号】献身のとき No.10

  執り成しの祈りと献身 白正煥(ぺく じょん ふぁん) (用賀教会牧師)   牧師になって間もなくのことであった。夏休みを利用して韓国に一時帰省していたとき、姉からこういう話を聞いた。 1970年代前半、私が幼児期を過ごしていた故郷はまだ電気が入っていない山村であった。父は、末娘がまだ生まれて間もない時、病で亡くなり、母一人で農業をしながら5人の子どもたちを育てていた。その家に一人の女性の親戚が泊まりに来た。彼女はキリスト者であった。翌朝、姉が目を覚ましたら、その親戚は一つの部屋で雑魚寝していた子どもたちを見ながら涙声で執り成しの祈りを祈っていたそうだ。この家族に日用の糧を与えてください、またこの子どもたちの中から主の僕が生まれますように、と。 姉は牧師になった私の姿を見て、長年忘れていたあの時の情景がふっと浮かんで来たのであろう。 私……

【4688号】お詫び・訂正

4685号の訂正・お詫び欄のお名前、「小栗義忠」は「小栗善忠」(2箇所)に、お詫びして訂正いたします。

【4688号】お知らせ

  ★「教師検定試験受験の手引き」が出来ました。これまでの「Cコースの手引書」を大幅に改訂し、補教師試験AB受験者、正教師試験受験者も対象としました。一冊200円です。問い合わせは、電話03―3202―0546、教師検定委員会までお願いします。

【4688号】能登半島地震   被災教会支援募金にご協力お願いします

  主イエス・キリストの御降誕のとき、能登半島地震被災教会を覚えて共にお祈りください ◎送金先:加入者名 能登半島地震被災教会支援募金 ◎郵便振替 00140-8-706607 「能登半島地震」被災教会会堂等再建支援委員会 169-0051東京都新宿区西早稲田2-3-18 TEL03-3202-0541 FAX03-3207-3918 MAIL somu-b@uccj.org  ……

【4688号】社会事業奨励日メッセージ

  日本における社会福祉の根拠となるものは日本国憲法第25条です。「① すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。② 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」 また『福祉六法』と呼ばれる法が定められており、老人福祉法、身体障害者福祉法、知的障害者福祉法、生活保護法、児童福祉法、母子及び寡婦福祉法があります。それに老人保健法と社会福祉法を加えて『福祉八法』と呼ぶこともありますが、憲法に基づいて社会福祉を支えるものとなっています。社会福祉事業は、社会福祉法2条で定められている事業のことを言いますが、その内容は多岐にわたり、細部にいたるまで触れられています。 ところがそのような中でも、社会福祉事業にすべての人々が満足しているわけではありません。様々な分野に目が届き、行政の支援もあるが、そ……

【4688号】2009年度全国教会学校クリスマス献金のお願い

日本基督教団教育委員会委員長 黒田若雄 クリスマスを迎えるにあたり、主の恵みのもと、宣教の業に励んでおられることと思います。 わたしたちは「みんなで生きよう」との主題のもと、世界と日本で子どもたちと共に生き、喜びと苦しみを一緒にしようと、多くの子どもたちの協力を得てクリスマス献金をささげてきました。今年は以下のような計画を立てました。ご協力をお願いいたします。 《募金計画》 ◆主  題:「みんなで生きよう インド『アーシャビディアレ』(希望学校)のおともだちと共に、アフガニスタンのおともだちと共に、日本聾話学校のおともだちと共に、鳥取こども学園のおともだちと共に、教会の子どもたちと共に(教会学校応援セット)」 ◆献金先:アーシャビディアレ(インド・アラハバード)、NPO『燈台』アフガン難民救援協力金、日本聾話学校、鳥取こども学園 ◆期  間:2009年1……

【4688号】教区コラム 東京教区

東京教区の連帯金留保問題 長崎哲夫 東京教区総会が、「二〇〇九年度教区活動連帯金の納付を保留する」を決議したことについては、多くの批判がある。 それは十分聞くとしても、東京が教団17教区との「主にある真の連帯と共闘」を願っているものであることに些かも変わりはない。 何故我々がそう言うのか。 ①1994年第52回東京教区総会が決着させた三里塚教会問題を、一部常議員や他教区が常議員会等で公的に批判する。 ②「教団とは一定の距離を置く」等と意味不明なことを言う沖縄教区が、教団一般会計の沖縄宣教連帯金や教区活動連帯金は、何も言わずに受け取っている事実。 ③1995年1月17日の阪神淡路大震災の第2次募金等、兵庫教区がその会計報告を今だ明らかにせず、数千万円以上の教団財政を曖昧にさせている等が理由である。 ①は、他教区の決議をどうしようとするのか。それを誰も……
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