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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4692号】荒野の声

2010年2月13日
  ▼正月2日3日、土日に当たったから、普段以上に忙しかったのだが、仕事の合間合間に、テレビをチラチラ。夜は、スポーツニュースをじっくり。もっぱら箱根駅伝。毎年のことだから、これまでだって見ていた筈だが、今年は特別に気持ちが入った。▼何とも酷な競技だと思う。長距離の難コースをひた走ることもそうだが 、何より、たすきリレーだということだ。大きく遅れたり、ましてブレーキをかけてしまえば、自分一人の失敗では済まない。チーム全体の、予選等も含めた一年間の努力が全て潰えてしまう。シードを失えば、次の年の戦略にも大きく影響する。ゴールを目指して、ふらふらになりながらも、必死に走る学生の姿には、誰もが感動を覚えないではいられない。▼このたすきリレーに、どうしても教会の姿を重ねてしまう。箱根は2日間、往復217・7キロだそうだ。山坂もある過酷なレースだが、教会のたすきリレーは、過去二千年……

【4692号】平和メッセージ

  エフェソの信徒への手紙2章14~22節 隔ての壁を取り壊し 保科隆   平和への期待は破れ   「自分はそれまでは生きられないと思うけれども、君たちは21世紀まで生きる人たちだから」と教室で生徒たちに語った高校の教師の言葉と顔を思い出します。1960年代の中頃のことでした。米ソ対立の中で生じたキューバ危機の少し後だったと記憶しています。その後、ベトナム戦争が激化しました。今にして思うと、あの時の教師の言葉には21世紀になればもっと平和な時代がくるとの思いや期待が入り混じっていたように思います。 21世紀も今年は2010年を迎えています。1989年のベルリンの壁の崩壊からすでに20年が過ぎました。壁の崩壊で米ソ対立の冷戦の時代は終わりましたが、あのころと比べてどれだけ世界は平和になっているのかと考えます。つい先日もアメリカで飛行機の爆破……

【4690・91号】教団事務局とその役割とは?

2010年1月30日
  西早稲田にある日本基督教団事務局は教団の教務執行機関で、管理責任者として総幹事が立てられています。 総幹事の任務は教規50条に定められています。まず、教団の最高決議機関である教団総会と常議員会の議決事項の執行に当たるほか、両会議の審議に必要な調査を行い、予算案の編成や諸議案の整備などに当たります。その他教団の3つの業務機関(出版局・年金局・部落解放センター)と宣教研究所を所轄し、教団の教務の円滑な遂行をはかります。 その総幹事の教務執行を助ける幹事は、総幹事の推薦に基づき常議員会の議を経て教団総会議長が任用します。幹事は事務局内でそれぞれ担当部門の仕事をします。 事務局には総幹事室(主として広報担当)のほか総務・財務・宣教・世界宣教の4部門があり、そこに幹事(現在6名)とその補佐役の職員(現十数名)が配属されています。その主たる仕事は教団の決議機関であ……

【4690・91号】人ひととき 藤盛 勇紀さん

  総務幹事に就任   昨年7月の第2回常議員会で辞意を表明し、役員会で辞表受理が決まった愛澤豊重前総務幹事の後を受けて、9月、急遽登板した藤盛勇紀さん。牧会する藤沢北教会の他、神奈川教区書記を務めているため、本年3月末までは週3日の嘱託幹事となった。 就任後3ヶ月余の感想を聞くと、「いわば非常事態に登板し、通常の引き継ぎもなかったため、残された資料を読んで把握に努め、ようやく事務局全体のことが分かるようになったところ」という。 総務幹事は、全国1700余の諸教会の教会規則の制定・改定、教師の異動など教務関係全般を見る他、信仰職制委員会、伝道所検討委員会、能登半島地震被災教会再建支援委員会、日本伝道150年を担当している。昨年11月までは150年関連で忙しく、週によっては、教会の仕事の合間を縫って毎日出勤した。 教団新報編集委員も務めてきたから……

【4690・91号】支え祈る教会を目指して 陸前古川教会献堂式

  2009年11月29日(日)、日本基督教団陸前古川教会(宮城県・東北教区)の会堂・一部園舎の献堂礼拝・感謝式が行われた。 陸前古川教会は2008年6月14日の岩手・宮城内陸地震によって建物が深刻な被害を受け建て替えを余儀なくされた。保育室のみ必要十分な補強をし、新しい会堂建物建設の建築計画を立てた。今回建て替えられたのは礼拝堂とホール、幼稚園事務所など。 外観はつや消しの黒い外壁と木が多用されたデザインで、落ち着きとモダンさを感じさせる。既存の園舎と一体化させることで、雨の日に廊下が雨ざらしになることも防げるようになった。隣接地に建った病院のため、日が射さなくなっていた園庭も敷地の前部に移したことで日照を確保した。 当日は教会員、幼稚園関係者、地区・教区内の関係者など100名以上の人が集まり、感謝の時を持った。礼拝では関純一牧師が「自分達が、こんなにも……

【4690・91号】宣教師からの声

  福音主義教会の伝統・柔軟性・バランスを大切に 岡田 直丈(ベルギー・ブリュッセル日本語プロテスタント教会牧師)   私は主の導きによって2006年春より宣教師として約6200人の日本人が在住しているベルギーに派遣され、ベルギー福音宣教会(BEM)という福音派のグループに所属し、首都ブリュッセルでフランス語教会を借りて日本語教会を開始しました。それ以前は24年間月1回日本語礼拝が守られてきた集会でした。ブリュッセルはヨーロッパ連合(EU)の中心地でたくさんの日本企業が進出しています。生活費は今のところ4分の3は日本の諸教会の支援会の皆様による経済的支援、残りは日本語教会メンバーによる献金によって成り立っています。そういう訳で、私は07年夏に10週間日本に一時帰国して約40教会、09年秋には8週間約50教会で宣教師デピュテーション(礼拝・集会奉仕、宣教報告……

【4690・91号】消息

  赤羽カツコ氏(隠退教師) '09年5月20日、逝去。101歳。広島県に生まれる。'30年救世軍士官学校を卒業、同年救世軍大阪京町堀小隊に赴任、静岡、大連沙河口、奉天、大連育児婦人ホームで伝道牧会に携わり、'68年みぎわ教会に赴任、'79年隠退した。

【4690・91号】教区コラム 京都教区

  宣教連帯への取り組み   望月修治 京都教区では謝儀支援制度の見直しを3年間の検討期間を経て、2009年4月より「教会謝儀支援制度」として新たな連帯支援を行っています。謝儀支援の申請教会がここ数年増えてきており、限られた原資の中で宣教現場の必要に応えていく体制の確保が宣教連帯の内実に関わる課題としてあります。各教会への負担金の軽減を一方で実施しつつ、教会相互の支援体制を検討する必要があります。 京都教区は謝儀支援制度も含めて教区の「宣教連帯」を進めていく上で、教区の機構、財政の在り方を見直し、教区改革の可能性を検討する作業を始めています。その検討作業のベースになるのは「教区宣教基本方針・方策」です。その中で、基本姿勢として「その時代・時代の宣教の諸課題に対応するための指針」となることが謳われており、さらに「方策を実質化することの中で、社会への責務を果たし、京……

【4690・91号】今後の養成課程・認定制度を検討 キリスト教教育主事養成に関する検討委員会

  第36総会期第3回常議員会で設置が承認された表記委員会が2009年12月1日、教団会議室で開催された。出席者は、委員として選ばれた5名、木下宣世(招集者)、向井希夫、小林貞夫、岡本知之(信仰職制委員長)、黒田岩雄(教育委員長)と担当幹事・野村和正。 開会祈祷を木下宣世がささげ、自己紹介の後、組織が行われ、互選により委員長に木下宣世、書記に向井希夫を選任した。 次に当委員会の役割について考えるためには、現在までのキリスト教教育主事養成の歴史、聖和大学における養成の実際について理解する必要性が確認された。その上で聖和大学が関西学院大学と合併したことにより、日本において唯一養成を担ってきた「人文学部キリスト教学科」が2009年度から募集を停止している中、日本基督教団として、今後養成課程をどのようにしていくのかを、認定制度と共に検討し、常議員会に提案することが最終的……

【4690・91号】恵まれた集会・事業に感謝 日本伝道150年記念行事準備委員会

  2007年12月以来準備してきた「日本伝道150年記念行事」が、諸教会の協力のもとで行われ、それぞれ大変恵まれたものとなったことを感謝します。 柱は次の3つです。 ①日本伝道150年記念日本基督教団創立記念日礼拝 6月24日(水)に富士見町教会で、山北宣久教団総会議長の説教により行われました。320名が集い、共に聖餐にあずかりました。礼拝後、勤続50年の現職の教師61名の表彰が行われました(出席者は26名)。 ②日本伝道150年記念大会 11月23日(月)に青山学院講堂を会場に、午前の部は礼拝、午後の部は記念式典として行われ、1500名の出席がありました。式典においては、2つの講演、2団体による音楽演奏、信徒会作成の記念映像などがあり、大会宣言がなされました。 前日の22日(日)午後6時より「日本伝道150年記念信徒大会」が東京山手教……
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