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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4700号】人ひととき 津田一路さん

2010年6月19日
  召命としてのキリスト教教育   津田さんは中学3年生での信仰告白以来、42年間に亘り教会学校教師の奉仕を担ってきた。また大学卒業から今年3月まで、4校にわたるキリスト教学校での教師および責任者としての働きを続けてきた。したがって生涯の大部分を「キリスト教教育」へと捧げて歩んできたといえる。 津田さんの生き方へ最初のきっかけを与えた出来事は、小学校3年生の当時にまで遡る。ときは一五年戦争下、津田さんの父親は日本基督教会横須賀教会の牧師であった。海軍の街でもあり、津田さんは自分に対する学校の教師の言動などから、敵性宗教視を肌で感じ取る日々だった。ある日のこと、教会図書室で「長崎二十六聖人」を描いた本を手にし、一読して「日本社会における異質性としての自分を知り、身の引き締まる思いがした」と述懐する。その後も戦時下の教会生活の中で受洗者が起こされ、伝道の進展す……

【4700号】教会幼稚園融資金募集

幼稚園の土地拡張、増改築、新築のため、幼稚園融資金2010年度分を次の要領で募集します。 ◎金  額 50万円~300万円 ◎返済期限 5年以内 ◎利  子 期限内 年1% 期限後 年2% 2010年度は総額600万円を2~3の教会幼稚園に貸し出します。希望幼稚園は、教区事務所を通して教団教育委員会まで申し込んでください。 ◎締  切 8月31日。 ◎問合せ 融資規定、申請書は教育委員会へ。(☎03-3202 -0544)

【4700号】佐渡ピース・キャンプのご案内

関東教区新潟地区世界宣教委員会は、佐渡ピース・キャンプを左記のように実施します。 若い皆さんの参加を心よりお待ちしています。 ♦内 容 《非暴力ワークショップ》 紛争・対立を破壊的なものから建設的なものへと転換し、暴力的手段にたよることなく平和を実現してゆく力を養います。 ファシリテータ=丁珠眞(チョン・ジュジン、韓神大学講師、韓神大・平和と公共性センター特別研究員) 《聖書研究》 聖書を通して、平和の意味を探ります。 講師=大澤秀夫(敬和学園大学) その他、海水浴などレクリエーションや食事の準備片づけ等の共同作業。キリスト教伝統による食前の歌・祈り。 ♦定 員 20名(定員に達し次第しめきり) ♦日 時 8月4日(水)〜6日(金) ♦参加費 学生/7千円(往復フェリー代含) 一般/1万円 ♦持ち物 参加費、健康保険証の写し(あれば)、泳げる準備、洗面用具、動きやす……

【4700号】牧師のパートナー

  一緒に伝道していってほしい 矢吹真理子(本所緑星教会員)   「あなたがたが私を選んだのではない。私があなたがたを選んだのである。そして、あなたがたを立てた。それは、あなたがたが行って実を結び、その実がいつまでも残るためである。」 これは28年前、結婚に導かれた時に与えられた御言葉です。彼は私に「一緒に伝道していってほしい」と言い、私も同労者の意識を持ってこの年月を過ごしてきました。もし、あの時彼が「黙って俺について来い」と言ったなら今、私はこの文章を書いていなかったでしょう。「一緒に」が私にとっては、牧師の連れ合いとして過ごす日々のキーワードになっています。 私の父は牧師だったので、私は教会の中で育ちました。この環境の中でなければ私はイエス・キリストに出会うことは無かったように思いますし、また、今同じ環境におかれているということは、私に礼拝を中……

【4700号】消息

  山村尚道氏(小林教会牧師) 10年4月20日、逝去。86歳。東京都に生まれる。'48年九州大学を卒業、'57年米国エバンジェリカルテオロジカルセミナリーを卒業後、鎮西学院高等学校宗教主事を務め、'59年八幡浜教会に赴任、伊予長浜教会、八代教会を経て'80年より小林教会を牧会した。遺族は、妻・富美子さん。  ……

【4700号】委員会コラム 伝道委員会

日本の伝道をどうするか 米倉美佐男 伝道委員会の働きは教規第42条に果たすべき事項が記されています。教団はある時期まで「伝道」という語がタブーでした。伝道は教会のエゴとまで言われた時がありました。私の属する教区では残念ながらいまだにそうです。かつては積極的に取り組んだ歴史があるのですが。それが現実です。 伝道150年を覚えた昨年も教団が一致して取り組むには至らず力は半減状態でした。実行することができただけでも感謝しましたが。 これからの日本の伝道を考える時に他教派との連携は必須です。組織も一委会ではなく伝道局にして抜本的に伝道方針、伝道戦略を立てて行くことが良いと思います。 教団の現状は伝道に不忠実であったつけが今になって回ってきているのです。新しい教会を建てて行く気概を忘れないようにしましょう。教団と各教区がもっと協力できる体制を作っていかなければなりません。 ……

【4700号】信徒の戒規に関する諮問3件に答申 第5回信仰職制委員会

  第36総会期の第5回信仰職制員会が4月26日(月)~27日(火)に、委員7名全員の出席のもと教団会議室で行われた。 今回、以下の3つの諮問に対して答申が出された。3つとも信徒の戒規に関してのものであり、教会から総幹事を通して諮問されたものであった。 その要旨は以下の通りである。 1.「教会役員会における戒規(信徒)の執行について」 (一)信徒の戒規は「役員会において構成員の三分の二以上の同意を得て、之を陪餐停止に附することを得」とされている(戒規施行細則第9条)が、教会役員が戒規事案の当事者である場合、その役員を戒規に附す決議における表決に加わることができるか。 答申...役員会の構成員とは、教会規則に定められた役員の定数と解されます。戒規を申し立てられた役員の表決権についには『教憲教規及び諸規則』に特に定めはなく、判断することは出来ない。……

【4700号】天皇制を神学的に批判するには 第4回靖国・天皇制問題小委員会

  第36回総会期第4回靖国・天皇制問題小委員会が、2010年4月19日(月)~20日(火)、日本キリスト教会館4階会議室で開催された。 栗原清委員による開会礼拝の後、報告・協議が行われた。 委員会1日目において、芳澤信委員による発題「天皇制とは何か」がなされ、委員による質疑応答がなされた。富坂キリスト教センター刊『天皇制の神学的批判』を手がかりに、天皇制全般に対する一般的批判ではなく、キリスト者による神学的批判を行うことにはどのような可能性があるかが分かちあわれた。2日目にも質疑応答の続きがなされた。 現在わたしたちのイメージする天皇制とは第二次世界大戦期に急速に形成されたファシズム的天皇像であり、明治初期から大正期にかけてはそのように天皇を至高神として絶対視する風潮は民衆には浸透していなかったこと、しかし明治から大正の60年あまりの時間経過のうちに教育……

【4700号】地震被災教会再建感謝報告会開催 中部教区

  5月18日~19日、中部教区総会が、金沢教会を会場にして開催された。北陸石川地区での総会開催は実に21年ぶりということもあり、高橋潤議長による開会礼拝説教においてその意義と喜びが語られるところから総会はスタートした。 石川地区といえば、能登半島地震で被災した教会のほとんどが属している地区であり、1日目の夜のセッションにおいて、能登半島地震被災教会再建感謝報告会が行われた。地震当日の生々しい様子がスライドを交えながら複数の教職信徒により証言され、議場は改めて被災教会の痛みを共有した。しかし同時に証言者たちは、被災したからこそ与えられた神からの多くの恵みについて語り、中部教区を中心として、全国の諸教会の祈りに自分たちが覚えられており、具体的に支えられたからこそ再建の業が着実に進んでいることへの心からの感謝を述べた。 加えて1日目は、諸報告と教団総会議員選挙に関して主に……

【4700号】教団総会に2議案提案へ 兵庫教区

  神戸教会を会場に、兵庫教区定期総会が5月16・17日開催された。開会時出席正議員は228名中152名。基調講演に東北教区・仙台北教会の小西望牧師を招き、地区再編の取り組みから学んだ。 議長報告は11頁におよび、教区の現況と課題ならびに宣教活動について総括的な報告がなされた。 質疑ではまず36年に亘る「西神戸教会星陵台めぐみ幼稚園問題に関する件」について、当事者である推薦議員・准議員からの意見表明と質問がなされ、それに対し、特別委員会は終結するが、課題については、総会および常置委員会等にて担われていくことを期するとの応答がなされた。 議長報告をはじめ決算・予算議案および関連の各議案において、クリスチャン・センターの収支構造や運営について、繰り返し意見交換と質疑がなされた。会計に関しては、被災者生活支援・長田センター報告を巡っても、災害募金として寄せられた……
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