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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4719号】荒野の声

2011年3月19日

 

▼誰もが一度や二度は「さかだち」をした経験を持っていると思う。控えめに言っても、多くの人が何度も挑戦し、そして退けられている。その動機は、大抵健康問題にある。医者に勧められてという場合が殆どかも知れない。理屈では分かっていても、なかなか実行できない。体調不良の自覚があって、初めて、真剣に取り組むことになる。▼さて、覚悟を決めて、エイヤっとかけ声をかけても、最初からうまくはいかない。無理をしないで、少しずつ、少しずつだ。三日坊主に終わらないこと、継続することが、肝要だ。一ヶ月二ヶ月と続けられたら、次第に確かな効果が現れる。▼しかし、効果が出た時が、大きな危機だ。とりあえずの目標を達成する、体重が減る、体調が良いとなると、最初の必死な思いが、萎えてしまう。そして、目標を喪失し、気が付いたら元の木阿弥ということさえ。リバウンドだ。▼その時に、何かしら新しい動機付けがあったら、非常に効果的だ。例えば、チャリティーマラソンのような考え方だ。達成した数字に見合う金額を、災害被災者に献金するとか。誰かを応援することで、自分の応援団を作るのだ。▼ところで、逆立ちと酒断ちは、同音異義語だ。酒断ちも本来は断酒ではなく、何かしらの祈願のために行うものだった。

 

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