【4763・64号】教団と東京神学大学との 関係回復を覚える 全学礼拝と懇談会を開催

相互の関係を一つの召しのもとに回復

第38回教団総会において、「日本伝道の推進と教団の教師養成の重要性をふまえ、教団と東京神学大学との関係を回復する件」が決議されたことを受け、11月20日、関係回復を覚える全学礼拝と懇談会が東京神学大学で行われた。教団から三役、総幹事、執行部が出席した。

学生も出席して、全学礼拝が関係回復を覚える礼拝として捧げられ、近藤勝彦東京神学大学学長が、マタイによる福音書4章18~22節より説教した。「主イエスは、ペトロとアンデレ、ヤコブとヨハネを召された。二組の兄弟は共に漁師で、漁場も同じガリラヤ湖。両者は、良い関係の時も、こじれた関係の時もあっただろう。しかし、この日、主は兄弟たちを召し、兄弟たちは同一の主に従った。教団、東神大の関係回復にあたって、互いに向き合うことも大事だが、同じ主の召しに従うことこそが関係回復の土台。『人間をとる漁師』とあるように、兄弟たちが召されたのは伝道のため。そこには、相応しくない者を召して下さる主の愛がある。私たちは共に、『私について来なさい』との御言葉を聞いている。主は、相互の関係を一つの召しのもとに回復して下さる。主の召しに従う中で、両者の関係が成長することを信じ、関係回復の道を歩んで行きたい」。

説教後、礼拝の中で、石橋秀雄教団議長が以下のように挨拶した。「教団は東神大に対して、第17回、第18回総会において、一方的な非難決議をし、両者の正常な関係を損ない、互いに不自然な関係となって今に至っている。これらの決議が適切さを欠いたものであることを認め、その非礼をお詫びする。非難決議の内容は、福音宣教の在り方そのものに関する根本問題であり、これにより教団の宣教が損失を蒙り、東神大に苦痛を与える結果となったことを主の前に懺悔する。教団と東神大とは、精神的、歴史的、財政的に、伝道の重責を担い合う中で密接な関係の中にあるべき間柄である。しかし、節度ある緊張関係と礼節の中でのみ、信頼と尊敬が保たれ、協力が成り立つ。東神大は、教団が、信仰告白による一致が崩れ、混乱する中、信仰告白に基づく伝道者養成をなし続けて来た。常に歴史の終末を見つめ、説教と聖礼典によって礼拝と伝道に生きる教師の養成こそ、日本伝道の課題であるとの確信の中で伝道者養成をしてこられた努力に敬意を表する。わたしたちも、終わりの日を待ち望み、伝道の業に励んで行く決意を議長として表明する。東神大と教団が関係を改善し、教師養成の課題に共に取り組み、伝道という共通の目標に向かって協力し合う関係を築くことが出来るように願う」。

礼拝後に東神大教授会、理事長、理事と教団代表者で懇談会が持たれた。冒頭、近藤学長が挨拶した。「第38回教団総会において、東神大との関係回復を図る決議がなされ、東神大に謝罪するとの議長の姿勢が示されたことを東神大は重く受け止めている。これを受け入れ、東神大は、教団との関係を回復し、日本伝道の推進という大目標に向かって努力をして行きたい。教職養成のため一層の努力を重ね、教団の教職観、教職養成の理念の確立と遂行のためにも尽くして行きたい。教団の過去において、信仰告白を無視し、教憲・教規を軽視してきたことから起きた過ちを反省し、前進して行く必要があると思われるが、その点でも協力して行きたい。関係回復の出発点に立って、以下のことを申し添えたい。教規第34条④にある東神大の位置づけが、適正に改正されることを期待している。また、1968年に交わされた申し合わせは、回帰すべき規範的文書とは考えられず、両者の関係を新しく築いて行かなくてはならないと思っている。今回の決議により、学長として常議員会に陪席させていただくことになるが、折々の自由な判断で、教団に対する義務と責任を果たして行きたい」。学長挨拶の後、出席者から、今後の課題について様々な意見が述べられた。「かつては神学教授たちがいろいろなところで教団に奉仕していた」、「伝道の分野の研究という面での関係深化も前向きに考えて行ったら良い」(山口隆康教授)。「東神大と教団が結ばれて行くということで、他の神学校もそうなって行き、教団と神学校の関係が再構築されて行くべき」(長山信夫理事)。「教団の信仰告白を理解し、活動の中で生かして行かないといけない」(倉松功理事長)。
「教憲2条で『旧新約聖書に基づき、基本信条および福音的信仰告白に準拠して』、信仰告白を定めているということを実質化して行かなくてはならない」(棚村重行教授)。最後に近藤学長と石橋議長が握手を交わした。(嶋田恵悟報)

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