【4766号】主の召しに応えて 伝道のともしび

伝道への熱意を受け継いで
橋本教会牧師 須田 拓

私の遣わされている橋本教会は、神奈川県北部の相模原市にあり、東京都との県境近くに位置する。この地で、戦後間もなくの1946年、2人の信徒によって家庭集会と日曜学校が始められた。
うち一人は、救世軍の士官として各地で伝道に当たり、やがて救世軍を離れて神学校に学んだ後、一信徒として教会を支えてゆく決断をされた方である。もう一人は、かつて新潟での集会でその方と知り合った方で、同じ市内に移り住んでいた2人が町でばったりと再会し、この地に福音をとの強い思いで意気投合したのである。
やがて、隣の相模原教会が設立されるとそれに合流したが、やはり橋本の地に教会をとの祈りから、1969年に橋本での開拓伝道を開始、7名が相模原教会から移籍し、1970年に橋本伝道所が開設された。
このように信徒の伝道への熱意によって橋本教会は始まり、まず駅から徒歩7分程の現在地に百坪の土地を買い、1977年には、将来50名で礼拝を守る日を望み見て会堂を献堂した。
50名礼拝の目標はなかなか実現しなかったが、1990年に京王相模原線が開通して橋本がその終着駅になると、急速に町の再開発が進み、高層マンションが建ち並んで人口は激増し、橋本の隣町で育った私が13年前に赴任した際に、かつてののどかな町の面影を見つけるのが困難であった程、町は変貌した。
それに伴って2000年頃から礼拝出席者も急増し、1999年に30名であった礼拝出席者は現在約80名に、36名であった現住陪餐会員は91名となった。
最近では礼拝出席者がしばしば100名を超えて、礼拝堂が非常に手狭になり、また予想以上の老朽化もあって、数年前より新会堂建築が喫緊の課題となった。
少なくとも通常時120名、拡張時150から200名の礼拝堂が必要と考えたが、比較的近年まで旧会堂と土地購入の返済が続いていたこともあって、すぐに建築に取りかかることは困難に思われた。
しかし、この更なる人口増加が見込まれる地域に主の福音が宣べ伝えられてゆくためにどうしても新会堂が必要との思いが強められ、主の助けと備えとを信じて精一杯のことをしようとの結論に至り、また全国の多くの教会や兄弟姉妹方の祈りと支えをいただいて、昨年11月に会堂を取り壊し、本年秋口の献堂を目指して建築に踏み切った。
11月の旧会堂最終礼拝では洗礼式と転入会式が執り行われたが、その後近隣の保育園ホールをお借りしてのクリスマス礼拝でも、「場所は関係ないので洗礼を受けたい」との思いを与えられた2名の洗礼式と1名の幼児洗礼式が執り行われた。
御子ご降誕の喜びと共に、場所に関係なく、私たちの思いを遙かに超えて働かれる神の恵みを思わされる時であった。
橋本は現在もマンションや住宅の建設が続き、さらに、リニア新幹線の駅が設置される見込みである。移り変わり行く中で、変わらぬ主の御言葉に聴き、救いの喜びに生かされつつ、主の十字架による救いを指し示し、一人でも多くの方が主に結ばれるよう、あの初めの頃の伝道への熱意を失わない教会であり続けたい。そして、新会堂がそのために豊かに用いられることを願うものである。

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