朝、幼稚園の園庭で遊んでいるとベテランの保育者が私のところに来て言った。
「ともちゃんはジジそっくりね」
(私の孫が幼稚園年長組)
「どこがそっくりなの?」
「直感で行動して結果として周りに迷惑をかけている」
そばにいた副園長が言った。
「そうそう、昨日、園長先生はボールをいきなり蹴飛ばして、そのボールが水溜まりに落ちて、泥水が回りの園児にかかって迷惑をした」と追い討ちをかけた。
確かに直感で動くことが多いということは否定しない。
その結果として迷惑をしていると言われると抵抗があるが、教会員も同じように思っているに違いない。
迷惑をかけ続けて、42年伝道者として、園長として用いられてきたことは、教会員の忍耐と主の憐れみによるものだ。
しかし、その反省をしつつも、経験と信仰と学びに基礎付けられた直感で行動することは、重要なことだと思っている。
教団議長に再選されて思うことは、直感力を養うことは大変重要なことであり、そのために学びと祈りと経験を積み重ねていかなければならないと思いつつ、しかし、教団全体の迷惑にならないように三役、常議員、幹事たちに助けられていることを心に深く受け止めている。
(教団総会議長 石橋秀雄)