教師が教会に仕えるため 小宮山 剛
教師委員長という役は、正直言って私には重荷です。
まず、教師委員会の任務として教規に掲げられていることは、⑴教師養成機関(神学校)に関する事項、⑵教師の育成・研修および留学などに関する事項、⑶教師の人事交流に関する事項、⑷教師の戒規に関する事項です(第43条)。それは教師に関することすべてとも言え、たいへん多くの事柄を扱うこととなります。
それはまた、伝道者としての教師の人生に関わることを扱うことでもあります。重大です。しかしそれは、単に教師個人の問題ではなく、教会のことを第一に考えなくてはなりません。
教会は、教師によって立ちもし、倒れもするという面があります。だから、教師が主の御心に従って教会に仕えることができるように支援するべきですが、委員会ができることは限られています。
しかもそれは、当然のことですが、自らをかえりみることになります。果たして自分は主の御心に忠実に従っているだろうかと。
そう考えいてくと、自分はこの任務にふさわしくないと思えてくるのですが、これも主の与えられた導きであるとして受け入れ、ただ主のお支えを仰ぎ、主と共に歩んでいくしかありません。
また前期は、震災の被災地の教師の健康診断を救援対策本部に提案することができました。今期も、当委員会として何ができるかを祈り求めつつ、教会の主に仕えていければと願っております。
(教師委員長)