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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4651号】「先達から受け継ぐ信仰」の主題のもと 年一回の宣教師会議

2008年5月31日
「二〇〇八年宣教師会議」が、三月二七日(木)から二九日(土)まで、ウェルシティ湯河原厚生年金会館において、「Hebrews 11 : A Tradition of Faith through Many Believers(先達から受け継ぐ信仰)」との主題のもとに開催された。二八名の宣教師の方々および十三名のご家族の他、木下宣世(世界宣教委員会委員長)・中村公一(代々木中部教会牧師)・大塚忍(永山教会牧師)、杉森耀子(全国婦人会連合)、宣教師支援委員会からは立花慎一、計四七名が参加した。 この「宣教師会議」は、毎年一回開催されているもので、昨年までは宣教協力協議会(CoC)のもとで開催されていたが、今回より教団の世界宣教委員会の主催で行なわれることとなった。 CoCに受け入れ宣教師が数百名所属していた頃には、それぞれが普段から顔を合わせる程の距離に住んでおり、宣教師同士の交流も活発だった……

【4651号】「正しい聖礼典の執行」について確認 四国

第66回四国教区総会は四月二八~二九日、琴参閣を会場として開催された。出席正議員は一五六名中一三三名。 開会礼拝の後、野村忠規教区議長より今総会の方向性が示され、教区各教会は互いの信頼を深めること、謝恩日献金のため祈りを結集すること、能登半島地震被災教会支援募金や沖縄教区との相互訪問などの教区の取り組みを進める重要性について語られた。 主な議事として、昨年度報告承認、教団総会議員選挙、山北宣久教団議長挨拶質疑など。 特に昨年度報告では、諸分区や各部、各委員会などいずれにおいても教区互助自立連帯献金推進によって引き続きなされる「祈り合い支え合う教区の取り組み」の重要性が再確認されていた。教団議長挨拶については活発な質疑応答が二日間にわたってなされた。「四国教区では未受洗者配餐教会について実感がないが、北村慈郎常議員退任勧告についてはそれ以外の選択はなかったのか」という質問に対し、「教団……

【4651号】「訴願なるもの」の取扱い巡り議論 北海

第68回北海教区総会は、四月二九、三〇日、札幌教会を会場にして開催された。開会礼拝では、一名の正教師按手と二名の補教師准允が執り行われた。西岡昌一郎教区議長は二種教職制度について教団として一致をみていない中での執行であることに触れたうえ式を執り行った。 教区議長総括では、教区六四教会中十三教会・伝道所が「無牧師」の教会として07年度の歩みを終え、教区教勢、経常収入漸減には道内人口の減少、格差社会、高齢化など時代情勢が教会に反映されている、とした。しかし、その中で「革新・連帯・平和」を柱として「平和を生きる神の民」(第三次長期宣教計画標語)を目指して宣教の使命を果たすことを述べた。 教務報告では、昨年度教区総会にて提出された「訴願なるもの」の取扱いを常置委員会に付託した件の報告を巡って約一時間に亘って議論があった。訴願は、札幌教会が決定した処分対象となる信徒からの不服申し立てである。付託……

【4651号】按手礼の執行方法巡り議論 九州

第58回九州教区総会は、五月六~七日、九州キリスト教会館を会場に、開会時正議員二四三名中一七五名が出席し開催され、盛沢山の議案が審議された。 教団問安使挨拶では、山北宣久教団議長は、弾劾調とも言える厳しい内容をもった常置委員会からの質問状に対し、「この場で初めて見た」と、予め準備が出来なかったことを断りながら、「北村慈郎教師に対する退任勧告」など三項目について、事柄の経緯、事情、基本的な姿勢と今後の取組について一時間がかりで詳しく説明した。 最も時間を割き議論が白熱したのは、「按手礼執行方法に関する件」。前総会から継続審議になっており、総会前日の夜に行われた議員研修会の主題でもあった。 六項目の改革案が示されたが、特に「按手は司式者のみが行う」ことと、「『議長談話』を按手礼式の中に位置づけ…略…このことを反映させた九州教区按手礼式文を作成する」という点に疑問・反論が相次いだ。二種教職……

【4651号】主の御心を聴きながら 大阪

第53回大阪教区総会は、五月五~六日、大阪女学院へールチャペルで正議員二八八名中、一九一名(開会時)が出席し開催された。 在日大韓基督教会宣教100周年を覚えて守られた開会礼拝では、在日大韓基督教会西南地方会会長・全聖三牧師が韓国語と日本語の両方で聖書を朗読した後、在日大韓基督教会総会長・鄭然元牧師が「主の平安を共にする人々」と題し、説教を行った(通訳は金智一牧師)。説教は過去100年の歴史を振り返りながら、以下のように結ばれた。 「神様の願いは、人種、民族、国家を乗り越え生きる私達が、自分の住んでいる地域とその国の繁栄のために祈ることである。私達は弱い群れであるがこの御言葉に従い、この地と日本のために祈る。教団においても小さな群れのために祈り、協力してほしい」。 その後、鄭牧師の司式により共に聖餐に与り、准允式・按手礼式が執り行われた。礼拝後、全聖三牧師から来賓挨拶を受けた。 常……

【4651号】08年度教区総会報告①未受洗者配餐巡り、更に深まる対立 西中国・大阪・九州・北海・四国

問安使実質拒否で激論 西中国 第57回西中国教区定期総会は、五月六日から二日間、山口市の防長苑で開催され、正議員一四〇人中、開会時一二〇人が出席した。 冒頭の組織会で、「北村慈郎教師への退任勧告取り下げを求め、受け入れられないときは問安使を受け入れられない。ただし、傍聴は構わないとの常置委員会通知に対して、山北教団総会議長から『問安使受け入れ拒否と理解する』との返答を受理したので、教団問安使を准議員候補としない」との常置委員会見解が報告された。 これに対し、「問安使に質問・議論したい人も多い中での実質問安使拒否は、常置委員会の判断に疑問がある。教団問安使の拒否は教区問安使の拒否につながる」との反論が出て、「准議員名簿に教団問安使の枠を設ける」との修正案が提案された。 「土俵の上で議論を戦わすのが西中国教区の伝統だった」「昨年も総会前日に結論を出した。常置委員会の在り方に疑義があ……

【4649・50号】声明 引用は正確に、適切に!

2008年5月2日
「教団新報」四六四四号において後宮敬爾氏は、当研究所の発行した「陪餐問題に関する資料ガイド」(以下「ガイド」)に未受洗者陪餐を肯定する文脈の中で触れています。当研究所はガイドのこの種の扱いが広まることに対して深い憂慮の念を持つものであります。 ガイドは、そのはしがきにおいて明らかなように、本来、信仰職制委員会からの依頼に応えて同委員会での検討資料としてまとめられたものであり、諸教区・諸教会への配布を意図したものではありませんでした。これがガイドの性格であります。 引用もきわめて短いものです。そのため(ガイド作成時の研究員や委員は原典を参照し、その文脈と文意とを正確に把握できたはずですが)今日ガイドだけを見る人は誤解する可能性があります。一例だけ挙げてみますと、ガイドの7頁にあるアメリカ長老教会(PCUSA)の「食卓に来る用意をするよう誰もが挑戦をうけている」、「誰も食卓から排除されるべ……

【4649・50号】人ひととき 東原(とうはら) 邦男さん

時に叶った主の導き 大正の終わり、東京市下谷竜泉寺町の生まれ。樋口一葉の名作「たけくらべ」の舞台。遊里吉原の近く、多くの人々がそれに関わって生計を立てていた。折しも救世軍による廃娼運動が盛んになった時期、迫害に対し「無抵抗の抵抗」で対抗する救世軍兵士の話を聞き、幼心に「この人々は何か他の人とは違う」と感じていた。 小学校入学の年に満州事変、卒業の年に日中戦争。典型的軍国主義教育を受け育った。「中学より仕事をしろ」という考え方が支配的だった典型的な職人社会の中で、太平洋戦争開戦を迎え、十八歳で徴用される。 二〇歳で敗戦。聖戦と信じ込んでいたことがすべて間違いであったことを知らされ、生きる目的を失った。それから一年あまり後、焼け残った日本橋丸善で、売り物がほとんどない中に、カラー表紙の五〇冊ほどの本が積まれていた。「新約聖書五円」。見るのも取るのも初めての聖書を買い求め、マタイ伝二六……

【4649・50号】広島キリスト教社会館 創立50周年記念会

広島キリスト教社会館の創立五十周年記念会が、二月十七日午後催された。 当館は、被爆後の広島において、被差別地域の子どもたちとその家庭を支えるために、一九五八年に米国メソジスト教会の協力でメアリー・ジョーンズ宣教師により開設された。創立の記念と共に、教団や教区の「部落差別問題」への取り組みや、広く人権と平和の課題を担ってきた運動体としての歴史も、覚えたい。 ジョーンズ宣教師は、教団が部落差別問題に取り組む礎を築き、解放センター開設の道を拓いた方である。 記念礼拝で説教者の東岡山治さんは、霊的示唆を受けて労したジョーンズ宣教師の活動を記念する意義を語られ、ジョーンズ宣教師作詞の讃美歌も歌った。 社会館の属す西中国キリスト教社会事業団理事長西尾正嗣さんは、地域に仕える業が継続されてきた事への感謝を述べられた。地域代表の神崎常夫さんは、設立当初の苦労や生活支援の様子について語られた。柴田も……

【4649・50号】牧師のパートナー

問題点を見るのではなく、チャンスを見続ける 宮川 章子 (岡山信愛教会員) 『問題点を見るのではなく、チャンスを見続ける』 「わかんない」「こんなのやりたくない」「うざい」と言ってやる気のなく、だだをこねて、直面する問題から逃げようとする子どもたちを相手に、「なぜ?」「どうしてやらないの?」と手をやいて、悩んでいる時に、与えられた学習塾の勉強会の講師が言われた言葉です。 牧師のパートナーとなって十八年。岡山に導かれて八年。学習塾の先生として七年が経ちました。 教会での生活は、決して平坦ではありません。問題点を上げたらキリがないでしょう。学習塾の先生という与えられた仕事を通して「はっ!」と改めて気がつかされました。すべては、私自身の問題だということを。たくさん神様からチャンスをいただいているのに、いつも主の十字架と復活の希望を与えられているのに。なかなかそこを見ようとしない。……
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