第60回九州教区総会は、5月4日から2日間、福岡中部教会に正議員244名中、開会時203名が出席して開催された。
深澤奨議長は、議長報告の中で、「諸教会・教区の財政状況悪化、東京教区の連帯金留保による200万円の収入減もあり、教区財政のスリム化と来年度の機構改正に併せて、教勢・財政の現状に見合った組織の合理化を目指したい」と今総会の重要課題を指摘した。また、前回総会で可決に至った按手礼式執行に触れ、「受按者の牧する教会で4件執行した。新方式には、受按者全員の所信表明を分かち合えないというデメリットがあり、司式者(議長もしくはその代理)1人の按手に異論もあるが、これには2種教職制の解決が不可欠だ」と述べた。
議長報告は挙手多数で承認された。
財政のスリム化を目指す教区教会互助規則改定で、教師謝儀保障援助金を①上限200万円②75歳までとし、経過措置として本年4月現在該当する……
昨年、教会の「百二十五年史」が完成し、皆で喜びの時を持った。私共の教会は数回の火災を経験して教会資料が消失しているため、教会史を編むことに十分な取り組みができなかったと委員から聞かされた。しかし、たとえ資料が少なくとも、長い教会の歴史を記すには、多くの時と労を掛けてその資料を読み取る作業が必要だったのであり、委員の苦労は言うまでもないのである。無くても困り、あっても難しいのが資料の取り扱いなのであろう。
この年度替わりの時期にいつも思うのは、一年の感謝と共に教会資料をどのように保存すべきかということである。週報や総会資料・役員会資料を始め、必ず残すべき資料はあるに違いないが、教会の信仰の息吹を伝える資料をどのように選び、また用い易い形で残すのかが課題なのである。教会の事柄を知るための資料はある程度同じものを積み上げることで満たされる。しかし後の人々が信仰の上で必要……
世界宣教担当幹事に就任
本年2月の常議員会で内藤留幸総幹事は、加藤誠嘱託幹事について「英語力」を任用の第一の理由に挙げた。新任早々の加藤さんにそのことを話すと、「中学、高校時代、英語は一番苦手な教科だった」と意外な答えが返って来た。上達のきっかけは、大学時代、「ふとしたきっかけでESSに入り、そこで夢中になって勉強したから」だった。
召命を受けて神学校に転じ、教団の教師となった最初の赴任地の和歌山・丸の内教会時代、「英会話を忘れないために、宣教師のバイブルクラスに通った」が、忘れていないどころか、そのうち宣教師の代理で英会話の指導を任されるようになった。
12年過ごした名古屋西教会時代は、通訳をしたことがきっかけで、金城幼稚園のお母さんたちに英会話を教えた。
静岡一番町教会時代に教団の教育委員会委員を3期務めたが、教団の英文広……
◎日 時 2010年6月19日(土) 14時~6時半
◎場 所 富士見町教会 2階集会室
◎講 演 「生きにくい時代をどう生きるか? -辺境の地、現代のイスパニア、日本における種まきの課題-」
◎講 師 阿久戸光晴先生(聖学院大学学長)
◎参加費無料 どなたでも若い方をお誘いになって、ご出席ください。
◎参加申込 資料など準備の都合がありますので、FAXまたはEメールでお申し込みください(お名前、教会名、ご自宅FAXまたはEメールアドレスを書いてお申し込みください)。
◎申込・お問合わせ
東京信徒会 FAX(044-969-2024 鈴木功男)
Eメール(isaosuzuki@mvh.biglobe.ne.jp)
……
教団新報4693号誌上で、年鑑正誤表について「4月以降は教団ホームページからもダウンロードできます」と記載いたしましたが、個人情報保護のため、フリーでダウンロードする方法を避けることとなりました。HPのトップページから申し込みフォームにお入りいただき、必要事項をお書き込みの上、送信して下さい。後ほどメールに添付ファイルの方式で返送いたします。
日本基督教団事務局総務部
〒169-0051
東京都新宿区西早稲田2丁目3の18
電話 03(3202)0541 FAX 03(3207)3918
ホームページ http://www.uccj.org/
……
礼拝を正され 森 研四郎 (鎌倉教会牧師)
母は真直ぐな性格の持主で、たとえ自分にとって面倒なことでも違うことは違うときっぱり言える人であった。他者を思いやる心は人一倍強く、お国柄とは言え、"炊きたてのご飯はお遍路さんが来なすったらあげる"と残ったご飯がある時はそれを食べていたことが、今では懐かしい思い出である。
そんな母に手をひかれ教会に通った。幼稚園の頃、関西学院大学神学部から米国のギャラッツ神学校に留学した長兄に手紙を書いたこともあった。しかし、いつの間にか母は教会に行かなくなり、私が改めて教会の門をくぐるのは、高校に通う駅で特別伝道集会のチラシを受けとった時からである。説教者は金井由信牧師。洗礼志願の招きに何のためらいもなく応じて前に出たものの、いざ洗礼となるとかってが違った。
魂の救いに与り教会生活を送っていたが、ある時、献金がなかった。その時の礼拝は、恥ずかし……
小幡鉄郎氏(無任所教師)
1月28日、逝去。51歳。神奈川県に生まれる。'88年東京神学大学大学院を卒業、同年経堂緑岡教会に赴任、大船教会を経て、'93年より05年まで大井伝道所を牧会した。遺族は、姉・井上紀子さん。
中森 厚氏(無任所教師)
3月21日、逝去。63歳。北海道に生まれる。'78年同志社大学神学部を卒業、同年9月ユニオン神学校を卒業、'80年香里ヶ丘教会に赴任、'79年より05年まで同志社香里中学・高等学校に勤めた。遺族は、妻・静子さん。
……
社会委員会の特質と課題 福井博文
社会委員会は、教団総会議長の総括行為の下にある教務機関であり、常設委員会である宣教委員会の中の専門委員会である。社会委員会の司る事項は、1.社会活動に関する調査・企画、2.社会福祉事業団体との協力及び連絡、3.その他社会問題に関する事項である。
1に関しては、現在ある「社会活動基本方針」を継続して協議する。
2に関しては、日本キリスト教社会事業同盟、日本キリスト教保育所同盟、その他教団関係の社会事業との関係を総合的に強化することを目指す。
3については死刑執行を行わないよう声明を出す。全国社会委員長会議を開催し、各教区の現状と課題を共有する。国内・国外の災害に対して救援募金を行う。年金を受けていない隠退教師及びその遺族にクリスマスプレゼントを贈る。幼時虐待問題、自殺問題、社会格差問題、教育基本法改悪問題、憲法改悪問題、基地問題等の課……
第36総会期第7回スイス・韓国協約(合同)委員会が、第5回三国間協議会実行委員会として、2010年3月12日に教団会議室で開催された。
前回実行委員会(2010年2月2日)において、協議会の開催日程が、関係諸教会との調整の結果、2011年7月5日(火)~8日(金)に確定している。会場はYMCAアジア青少年センターを予定している。
総合主題は、すでに「平和の絆-一つの体、一つの霊、一つの希望(エフェソ4章3~4節)東アジアの平和のための私たちの責任とヴィジョン」に確定している。外部からの基調講演者としては姜尚中氏が予定されており、協議会本体の終了後に、オプショナル・ツアーを実施する見通しもついてきた。
協議事項としては、趣意書(和文と英文)の検討を行った。東アジアの平和という課題を聖書的・教会的な視点から理解するために各地域や教会に固有な経験を共有するこ……
去る2月26日(金)、教団B会議室で第3回宣教師人事委員会が開催された。
報告事項として、世界宣教委員会のもとにある各委員会の報告、事務局訪問者との面談報告等がなされた。
協議事項としては主に、北米及びその他の地域からの宣教師受け入れの承認、任地の変更、任期延長など、受け入れ宣教師に関する人事事項を取り扱った。
今春、2人の宣教師が、それぞれ1年、2年余の任期を満了して退任した。これまでの働きを覚え、派遣して下さった関係諸団体、そして主なる神に感謝をささげる。また、1年から3年の任期継続、任期延長をして、さらに様々な働きを続けている宣教師たちを覚えて主を賛美したい。
宣教師の中には、学校の夏期休暇中に、〈本国活動〉のために帰国する人もある。ゆっくり骨休めをする休暇などではなく、与えられた時間を精一杯使って、支援教会を訪ね、伝道報告をするのである。……