【4700号】人ひととき 津田一路さん

 

召命としてのキリスト教教育

 

津田さんは中学3年生での信仰告白以来、42年間に亘り教会学校教師の奉仕を担ってきた。また大学卒業から今年3月まで、4校にわたるキリスト教学校での教師および責任者としての働きを続けてきた。したがって生涯の大部分を「キリスト教教育」へと捧げて歩んできたといえる。

津田さんの生き方へ最初のきっかけを与えた出来事は、小学校3年生の当時にまで遡る。ときは一五年戦争下、津田さんの父親は日本基督教会横須賀教会の牧師であった。海軍の街でもあり、津田さんは自分に対する学校の教師の言動などから、敵性宗教視を肌で感じ取る日々だった。ある日のこと、教会図書室で「長崎二十六聖人」を描いた本を手にし、一読して「日本社会における異質性としての自分を知り、身の引き締まる思いがした」と述懐する。その後も戦時下の教会生活の中で受洗者が起こされ、伝道の進展する不思議を体験し続けた。

戦後、疎開先から戻り明治学院中学へ編入学、高校では卒業後に神学校へ進むかどうか悩んだ。その折、教会のある婦人長老から「一生を教会の長老として貫く」ことの尊さを知らされ、一般大学の史学科へ進学した。当初は宗教改革史研究を目指したが、やがて旧約記述と考古学との関係への興味から、古代オリエント史研究へ、そして卒業後はキリスト教学校の社会科教師への就職が導かれ、やがて校長や院長の重責をも担った。

自身の幼少~青年期の経験とキリスト教学校教師としての歩み、すなわち実存史と教育史を振り返って、津田さんは次のように語る。「日本で重要なのは、教育による伝道である。非キリスト教社会の中で、できるだけ小さい頃からキリスト教の雰囲気(エートス)の中に身を置き、教育を受けることが、信仰への大切な導きとなる。幼・小・中・高・大と一貫してキリスト教教育を連携させる道を確立すること」。後に続く世代のキリスト者たちへ、熱く呼びかける言葉であった。

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