神戸教会を会場に、兵庫教区定期総会が5月16・17日開催された。開会時出席正議員は228名中152名。基調講演に東北教区・仙台北教会の小西望牧師を招き、地区再編の取り組みから学んだ。
議長報告は11頁におよび、教区の現況と課題ならびに宣教活動について総括的な報告がなされた。
質疑ではまず36年に亘る「西神戸教会星陵台めぐみ幼稚園問題に関する件」について、当事者である推薦議員・准議員からの意見表明と質問がなされ、それに対し、特別委員会は終結するが、課題については、総会および常置委員会等にて担われていくことを期するとの応答がなされた。
議長報告をはじめ決算・予算議案および関連の各議案において、クリスチャン・センターの収支構造や運営について、繰り返し意見交換と質疑がなされた。会計に関しては、被災者生活支援・長田センター報告を巡っても、災害募金として寄せられた献金の内、約150万円が募金未送預かり金となっていること等についての質疑があった。
総会中に准允・按手式が執行され、4名の補教師と3名の正教師が立てられた。
堅実な議事進行により、会期内にすべての議案を上程、可決ないし常置委員会付託となった。その中で「『合同のとらえなおし』:『戦後』とその歴史に関する件」と「同性愛者をはじめとするセクシュアル・マイノリティ差別に関する件」とは第37回教団総会への提出議案として賛成多数により可決された。
その他3件の建議案が上程され「普天間基地の無条件・即時撤去を求める件」(提案者・竹内富久恵)を可決、「兵庫教区謝儀保障制度をはじめとする教区内互助に関する再検証と見直しを開始する件」(同・小林聖)と「教区の教勢回復に関する件」(同・手束正昭)が常置委員会付託となった。
三役選挙結果
《議長》小林聖(豊岡)、《副議長》佃真人(宝塚)、《書記》大仁田拓朗(鈴蘭台)
常置委員選挙結果
【教職】川上盾(東神戸)、菅根信彦(神戸)、古澤啓太(神戸東部)、林邦夫(兵庫松本通)、竹内款一(神戸雲内)、小栗献(神戸聖愛)、竹内富久恵(神戸愛生)
【信徒】森章一(神戸栄光)、津村正敏(明石)、村瀬汎昭(姫路五件邸)、柳谷舟子(甲南)、宮本真希子(甲東)、有森和可奈(北六甲)、高寺幸子(武庫之荘)
教団総会議員選挙結果
【教職】佃真人(宝塚)、小林聖(豊岡)、川上盾(東神戸)、菅根信彦(神戸)、林邦夫(兵庫松本通)、古澤啓太(神戸東部)、竹内富久恵(神戸愛生)、大仁田拓朗(鈴蘭台)、車田誠治(龍野)、西澤他喜衛(甲東)、小栗献(神戸聖愛)、森里信生(関西学院)、竹内款一(神戸雲内)
【信徒】二宮満雄(西宮門戸)、柳谷舟子(甲南)、有森和可奈(北六甲)、津村正敏(明石)、森章一(神戸栄光)、村瀬汎昭(姫路五件邸)、長谷川容子(立花)、大森悦子(宝塚)、高寺幸子(武庫之荘)、唐牛靖吾(龍野)、寺田時雄(高砂)、鈴木誠也(神戸)、田中彊(豊岡)
(松本周報)