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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4765号】第38総会期 第1回常議員会

2013年1月26日
信仰の一致による「聖なる公同の教会」の建設 近藤勝彦・東神大学長陪席 昨秋の第38回教団総会を経て今総会期第1回常議員会が年末の迫る中で開催された。総会から付託された「洗礼・聖餐の一体性、秩序確認」、「原発関連議案」等、重要議案が早速審議された。また総会における「東神大関係回復」可決を受け、40年以上に亘り願えなかった東神大学長陪席を今回得たことは新しい教団史の始まりを記す会議であった、と言える。 第38総会期第1回常議員会は、12月27日から2日間、教団会議室で30人全員が出席して開催された。 石橋秀雄議長による開会礼拝の後、陪席者の点呼に入り、要請陪席者として、沖縄教区を除く16教区の議長・議長代理が出席したほか、第38回教団総会の東神大との関係回復決議を受けて、近藤勝彦・東神大学長が陪席した。 近藤学長は、「38回総会決議、石橋秀雄議長の謝罪声明を、東神大は重く受け……

【4765号】荒野の声

このコラムは、「荒野の声」という題で続いている。教会宛の公報紙で言わずもがなだが、この声は、洗礼者ヨハネの呼ばわった声であり、イザヤが預言した声だ▼声の響き渡った荒野は、イスラエルの遠い記憶、しかし確かな救いの記憶に根差している。救いは既に起こったが、なおいまだ、救いの現実は信仰においてのみ知るもので、目に見える世界は荒野に置かれている。けれども、進みゆくべき荒野の道は、目当てなき彷徨ではなく、世界の救いの実現を目指す歩みであることを確信している声である▼この声が、今、教会に、世界にしっかりと響いているか。なお問い続けなくてはならないのであろう。単なる批判ではない。単なる批評ではない。救いを我がこととして、我が同胞のこととして語る言葉が求められている▼荒野の声は、この声自体が目的ではなかった。声が伝えようとするお方がおり、このお方こそが究極的な目標である。教会は、このお方を語り損ねてはなる……

【4765号】悲しみの深みから、 揺るがない確信へ

ルカによる福音書6章48節》 石橋秀雄 新春メッセージ   悲しみの土台 新しい年の歩みが始まった。今年もあの時を見つめながら一年の歩みをなしていきたい。 津波の被害を受けた被災地に何度も行き、何度も祈った場がある。それは、津波で全てが流され、土台だけになった場だ。 その土台の上にあった家は一瞬に流され、その家で営まれていた生活も壊されてしまった。 この土台は、家を奪われ、人生が壊された方々の悲しみの深さを示す悲しみの土台だ。この土台がガッシリしていればいるほど悲しみも深い。 「それは、地面を深く掘り下げ、岩の上に土台を置いて家を建てた人に似ている。洪水になって、川の水がその家に押し寄せたが、しっかり建ててあったので、揺り動かすことが出来なかった」(ルカ6・48)。 どのような頑丈な土台の上に家を建てても、想定外の大自然の脅威の前に、家は吹き飛ん……

【4763・64号】◇公募◇

2012年12月22日
ドイツ教会大会 日本基督教団を代表してハンブルクで開催のドイツ・プロテスタント教会大会 (2013年5月1日〜5日)に参加 ◎募  集 教団の信徒または女性教職、2名 ◎自己負担 往復旅費 ◎先方負担 宿泊費 ◎応募期限 1月16日(必着)、書類選考あり ◎問合先 教団総幹事室 (03-3207―8768)

【4763・64号】消息

西井 潔氏(久世教会主任担任教師) 12年6月28日逝去、62歳。'77年関西学院大学大学院神学部を修了。同年南大阪教会に赴任、奈良教会、生駒教会を経て、久世教会を牧会した。 遺族は、弟・西井淳さん。 大木松子氏(無任所教師) 12年6月23日逝去、84歳。'83年修猷館高校を卒業。'86年受允。 遺族は、息・大木恒平さん。 川崎経子氏(隠退教師) 12年10月7日逝去、82歳。東京都に生まれる。'80年日本聖書神学校を卒業。同年より02年まで谷村教会を牧会し、隠退した。 遺族は、妹・松島淳子さん。 中島恵美子氏(隠退教師) 12年10月14日逝去、81歳。朝鮮半島に生まれる。'58年東京聖書学校を卒業。'59年宮崎清水町教会に赴任、'69年より02年まで大阪西野田教会を牧会し、同年隠退した。 遺族は、息・中島聡さん。 中島信義氏(隠退教師) 12年1……

【4763・64号】「東日本大震災救援募金のお願い」

「東日本大震災救援募金のお願い」 教会の再建・補修、地域の復興・支援に向けての具体的な取り組みを日本基督教団として支援していくため、祈りと共に「東日本大震災救援募金」にご協力を下さいますよう、お願い申し上げます。 記 目標額 10億円(国内のみ) 期 間 2011年7月1日~2015年3月31日 振替番号 00110-6-639331 加入者名 日本基督教団東日本大震災救援募金 〒169-0051東京都新宿区西早稲田2-3-18-31 クリスマス献金を救援対策本部へ 2012年のクリスマスを迎えました。 3・11から1年9ヶ月余り、しかし、復興の道のりは未だ遠く、なお一層の取り組みが求められています。 被災した会堂・牧師館の再建復興支援と共に、私たちは被災地で直接4つの人道支援プロジェクトに取り組んでいます。いずれも『信徒の友』の「被災地だより」で紹介された、日本……

【4763・64号】台湾基督長老教会の募金協力継続 38総会期教団救援対策本部第1回会議

11月19日、教団会議室にて、38総会期教団救援対策本部第1回(通算第18回)会議を開催した。 先ず、11月15日現在の国内募金総額が4億2、648万3、365円(前月からおよそ1千500万円の増)、海外からの献金が2億3、366万6、869円(前月からおよそ519万円の増)となっていることが報告された。 続いて救援対策室から仙台エマオ・石巻エマオの活動状況、ハートフル遠野の活動状況と今後の運営についての検討、救援対策室および救援対策本部会議のもち方についての検討、海外献金の見直しの検討等を審議したことが報告された。 また、飯島信幹事が石橋秀雄本部長と共に台湾基督長老教会(PCT)を訪問し、震災への支援のお礼・報告と、さらなる支援の依頼をしたところ、PCTからは募金への協力を継続するとの応答があったほか、今後の取り組みについての提案がなされたことを報告した。 関連して、秋山徹委員が……

【4763・64号】「兵庫県南部大地震記念の日」追悼礼拝

日時 2013年1月17日(木)午後6時 ◎場所 日本基督教団 神戸栄光教会 (神戸市中央区下山手通4-16-1 ◎メッセージ  「希望を生むということ」 庄司宜充さん(西宮北口西伝道所) ◎主催・問合せ 日本基督教団兵庫教区 (℡078―856―4127)

【4763・64号】説教課題変更を各神学校に通知予定 第9回教師検定委員会

第37総会期第9回教師検定委員会が11月15日、教団小会議室において行われた。出席は委員6名(欠席1名)、担当幹事、担当職員各1名が陪席。 東野尚志委員長はⅡコリント4・16~18に基づいて奨励し、祈りを献げて開会。議事日程承認、第8回委員会議事録確定の後、委員長および事務局報告が行われた。 まず第2回作業部会(9月28日、遺愛会議室にて開催)において、2013年春季教師検定における教師検定規則第4条第3号該当者科目認定に向けて、大学院を設置する神学校の2012年度分シラバスの内容を確認し、単位取得科目「読み替え」ワークシート作成下準備を行ったことが報告された。 続けて第38回教団総会において2012年度秋季教師検定試験合格者が承認されたこと、2013年春季教師検定試験に関して補教師91名分(6神学校送付分を含む)、正教師16名分の受験要綱・願書を送付したこと等が報告され、いずれも承……

【4763・64号】教団と東京神学大学との 関係回復を覚える 全学礼拝と懇談会を開催

相互の関係を一つの召しのもとに回復 第38回教団総会において、「日本伝道の推進と教団の教師養成の重要性をふまえ、教団と東京神学大学との関係を回復する件」が決議されたことを受け、11月20日、関係回復を覚える全学礼拝と懇談会が東京神学大学で行われた。教団から三役、総幹事、執行部が出席した。 学生も出席して、全学礼拝が関係回復を覚える礼拝として捧げられ、近藤勝彦東京神学大学学長が、マタイによる福音書4章18~22節より説教した。「主イエスは、ペトロとアンデレ、ヤコブとヨハネを召された。二組の兄弟は共に漁師で、漁場も同じガリラヤ湖。両者は、良い関係の時も、こじれた関係の時もあっただろう。しかし、この日、主は兄弟たちを召し、兄弟たちは同一の主に従った。教団、東神大の関係回復にあたって、互いに向き合うことも大事だが、同じ主の召しに従うことこそが関係回復の土台。『人間をとる漁師』とあるよう……
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