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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4759・60号】教団救援対策本部 第15回会議

2012年10月27日
8月24日、教団会議室にて、教団救援対策本部第15回会議を開催した。 先ず、8月15日現在の国内募金総額が3億9、102万8、918円となっており、4億円到達が間近いことが感謝をもって報告された。 また、海外からの献金は2億2、847万6、685円と、前回から動きがないことが報告された。 続いて救援対策室会議から、「被災教会支援金配分要綱」の検討等を扱ったとの報告のほか、救援対策本部会計の報告がなされた。特に、主に海外からの献金によって活動を展開している人道的支援に用いる資金の不足が明らかとなってきたことが報告された。 その後、奥羽、東北、関東の3教区から、それぞれ、被災教会の再建・復興に向けての近況や、各教区が実施している支援活動の現状等についての報告がなされた。さらに、飯島信救援担当幹事から教団の救援活動の現地訪問報告、および石橋秀雄本部長から被災地訪問報告(地域行事や漁業ボラ……

【4759・60号】二度目の秋に 東北教区復興支援現況報告

全国の祈りと支援に力づけられて 東日本大震災から一年半を経て 震災から1年半となりました。東北も酷暑でした。 その中で東北教区被災者支援センター「エマオ」にはこれまでになく多くのボランティアが参加しています。遠く台湾の教会からも大勢で来てくださいました。炎天下をいとわずワークに励んでくださったことに勇気づけられています。 活動内容も、泥出し住居の整備から農耕地の再生へ、石巻では養殖の手伝いなど生活再生へ、仮設や地域のコミュニティーへの働きかけなどへ、次第に展開してきています。 9月27日には、エマオ笹屋敷が移転しました。向かいにある町内会館を新しく休憩場所に使い、近くのビニールハウスを資材置き場に提供してもらいました。 これまでの場所も地域の方の好意で使わせていただいていましたが、事情で移ることになりました。スローで地道な働きの継続が、無理なく受け入れられ、喜ばれるようにな……

【4759・60号】2012年秋季教師検定試験

正教師受験28名合格、11名不合格 客観性を帯びた具体的な確信を得るために 2012年秋季教師検定試験を9月11日(火)~13日(木)、大阪会場(大阪クリスチャン・センター)において実施した。1日目は学科筆記試験、2日目と3日目は全体会および個人面接試験という日程でそれぞれ行った。 今回の受験志願者総数は71名であった。内訳は補教師14名、正教師56名(大多数は2年半前の春季教師検定試験で合格して補教師としての准允を受け、正教師受験資格を得た)、他教派からの転入1名。 合否の結果は次のとおり。補教師:合格1名、保留2名、継続7名、不合格4名。正教師:合格28名、保留17名、不合格11名。転入(正教師):合格1名。 「保留」とは、学科筆記試験の得点が合格点に少し足りなかった受験者について即不合格とはせず、レポート課題を改めて与えて、後日その提出物に基づいて合否の再判定をする……

【4758号】2年間を振り返って

2012年10月13日
今総会期の2年間、この足らざる者を尚祈りに覚え、お支え頂いたことに先ず以て感謝を申し上げたい。しかし7月常議員会では、議長団の議事設定の不十分さから、複数の重要案件について「提案者差し戻し」や「継続審議」とせざるを得ず、実質的に議案を不成立としてしまったことに副議長として深く責任を感じる。この場をお借りして関係者に心よりお詫び申し上げると共に、次期議長団の議事全般への真摯な取り組みを期待したい。 教団執行部に批判的な教区と教団との溝は、災害対策においても十分には埋まらなかったと感じている。教団内世論はあらゆる面において二分されたままである。このような状況下にあってはオピニオンにおけるマイノリティーの方が一層閉鎖的となり蛸壺化しやすいのではないか。 元中国大使の方が「中国人と日本人とでは思考構造そのものが違うのだから、それを前提として出会うところからしか外交(対話)は始まらない」という趣……

【4758号】人ひととき 井上 直さん 献身の思いを キャンバスに向けて

1983年京都府生まれ。洛北教会員。教会では教会学校教師や役員の働き場が与えられている。 物心ついたころにはすでに洛北教会での歩みが当たり前になっていた。16歳のペンテコステに信仰告白をし、今日に至るまで洛北教会一筋である。日常生活は波乱万丈だが、教会での信仰生活にはぶれがない。そのことは本当に感謝なことであり、だからこそ、日常の波乱万丈に向き合うことができている。 幼少のころから絵を書くのが大好きだった。周囲と比べて才能があるとは思えなかったが、その道に進みたいと、親に内緒で中学の担任の先生に紹介された美術系の高校を受験し入学。本格的に絵画の勉強を始める。 教会員から旅行のお土産として贈られたシスティーナ礼拝堂の壁画、ミケランジェロの「アダムの創造」の図録に感銘を受け、高校の卒業制作で初めて聖書を題材とした作品を制作。テーマは「受胎告知」。当時はカトリック志向だったと振り返る。……

【4758号】教師検定試験公告

2013年春季教師検定試験を左記の要領で行います。 一、受験要綱の申し込み 受験要綱と教団指定の願書用紙は160円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。 なお、正教師受験志願者は「教師検定規則第12条②」によるものに限ります。 二、受験願書の提出 受験願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。 ①教区締切 2012年11月12日(月) (教区により締切が早まる場合がありますので、教区事務所に確認してください) ②教団締切 2012年12月10日(月) (各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です) *受験料は正教師1万3千円、補教師1万円 三、補教師について ①「説教」「釈義」の課題テキスト 旧約 申命記 8章2~10節 新約 使徒言行録 2章29~36節 ……

【4758号】東北アジアで神の国を証しする  第49回 アンダーウッド国際学術講座

9月1~2日、第49回アンダーウッド国際学術講座が「主の御旨に沿う、東北アジア青年キリスト者の社会参加」を主題とし、韓国ソウル・セムナン教会(大韓イエス教長老会統合派)にて開催された。 同講座は、韓国最初の教会(セムナン教会)、教育(延世大学)、医療(セブランス病院)の礎を築いた宣教師の名を冠し、その宣教スピリットを継承するとの志により行われている。主題選定や企画・運営を青年が主体的に担っていることが特筆される。その背後には牧師・長老会を中心とする教会全体の祈りと指導、支援が存する。 また東北アジアにおける教会青年の交わりを覚えて中国・日本の青年も招かれ、今年は12名の教会青年が日本から参加した。 講師として、東方敬信青山学院大学名誉教授、パンズガン建国大学校教授、アンインソプ総神大学校教授が日中韓3か国から立てられた。 1日は開会礼拝後、3名の講演がなされた。東方氏は「礼拝は無限……

【4758号】追 悼 有澤禧年教団出版局長

有澤禧年先生を送る 有澤禧年教団出版局長が、9月22日逝去した。体調不調を覚え、28年牧会・伝道された八尾の地に帰り入院していたが、ついに御許に召された。出版局長辞任を申し出、退任の事務手続きに入っていたが、結果、教団総会の任期切れが迫る中、現職で亡くなった。 出版界全体の低迷に加えて、キリスト教出版物の不振が囁かれ、教団総会、常議員会などで出版局財政の立て直しがしばしば論議されるようになった時の登板だった。「労働牧師」を目指して、5年間の会社勤めを経験し、そこで培った企画力を活かして、3つの教会、関連施設を建設した手腕に期待された。局長就任2ヶ月後、新報の取材に次のように、当面の目標を述べている。「さまざまな出版局見直し論がある。まず、その是非を見極めること。次の局長のためにも組織の立て直しに務めること」。 この言葉からは、ショートリリーフの心づもりだったと聞こえるが、結果4年半、……

【4758号】解放は創造できる 第15回部落解放青年ゼミナール

「解放は創造できる-想像・創造・ソーゾー(神は救う)」。このようなテーマを掲げた第15回部落解放青年ゼミナールが、8月21日~24日の4日間、京都の錦林教会を会場に開催された。部分参加を含め35名以上の参加があった。 今回の青年ゼミは会場が久しぶりに大阪から京都へと移動したこともあり、プログラムも新しいものを加えて練り直したりと、「例年通り」で終わらないように工夫して準備をした。全員がグループに分かれて参加する劇形式のロールプレイング、フィールドワーク、狭山事件についての学習会、聖書研究…。全てのプログラムを通して意識したのは、まず差別されるという〈痛み〉を想像してみること、そしてその想像を解放への想像へとつなげ、実際に解放を創造しようとしてみること、である。フィールドワークでは東九条や崇仁の歴史を学び、新しい街づくりへの希望をお聞きした。また、ロールプレイングでは用意された劇の台本を読……

【4758号】バンクーバー日系人教会へ 坐間豊宣教師派遣式

2012年8月27日教団会議室にて世界宣教委員会は坐間豊宣教師の派遣式を執り行った。 司式は加藤誠幹事、説教は日本キリスト教協議会総幹事を務める網中彰子委員。 坐間宣教師は茅ヶ崎恵泉教会を8月で辞任し、カナダ合同教会のバンクーバー日系人合同教会日語部で9月から伝道牧会を開始する。 海外教会での働きは、研修や観光とは異なり少なからぬ困難が伴う。日本で何でもないことも現地に行くと難しくなるからだ。 例えば、現地の人々から信頼して貰うこと。これは、現地の言葉を習得した上、現地の人の心や内在的論理を理解して、初めて可能になる。多大な犠牲が伴うプロジェクトなのだが、宣教師はそれを、教会での伝道牧会と並行して進めねばならない。長期的な海外宣教は現地教団・教区からの協力を受けることが何より肝要だからだ。 海外に赴任した宣教師は説教や牧会の力だけではなく、現地に浸透する力量まで試される。過酷な現……
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