2013年2月19日~25日の間、南インド合同教会(以下CSI)の招きにより、日本基督教団より秋山徹世界宣教委員会委員長と大三島義孝宣教委員会幹事及び加藤誠世界宣教幹事がチェンナイ(タミル・ナードゥ州州都)にあるCSI本部を訪れた。
目的は共に合同教会である両教団の理解を深め、人事交流を含め、どのような宣教の分野で協力できるかを協議するためであった。
20日朝の礼拝からプログラムが始まった。秋山牧師が説教を担当した。靴を脱ぎ、カーペットに座って礼拝を守った。本部の中の各部署を案内してもらった後、午後から第1回目の協議が始まった。
CSIからは、教団総会議長であるRev.Dr.G.Devakadashamビショップを始めとして副議長、総幹事、財務責任者と4人のディレクターと婦人会担当幹事が出席した。最初それぞれの教団の歴史を紹介し、具体的な分野での協議に入った。
CSI側からは、豊かな人的資源(信徒数400万)、活発な宣教活動(国内信徒宣教師2000人)を背景に、短期間であっても共に伝道活動をすることや、ミッションスクールに教師を派遣することが提案された。農業指導者や社会福祉、特に高齢者のケアーについての専門家を派遣して欲しいという要望が出された。
教団からは将来インドの青年を含めた国際会議の開催を日本で開催したいこと。牧師、青年、教育主事等の交換プログラムを企画し、相互交流に力を入れたい事等が提案された。
21日の午後まで会議は続き、相互の教会創立記念日を互いに覚えて祈ることが約束された。
22日からはナマカルに向けて小旅行をした。途中ベルーアではCSIの農業センターを訪問し、あきたこまちの米作に今年は取り組むことを知った。ナマカルは人口17万に対し1万4千人がエイズ感染者である。CSIはセンターを設置して支援している。
24日は二つの教会の礼拝に参加した。日本では考えられない音量の讃美に少々圧倒された。
(加藤誠報)