【4771号】2013年春季教師検定試験

語るべき救いの言葉を獲得するために

補教師受験者半数が判定保留に

2013年春季教師検定試験が、2月26日~28日、東京会場(日本キリスト教会館4、6階会議室)において実施された。
1日目には開会礼拝の後に学科筆記試験、2日目と3日目には全体会および個人面接試験という日程で、全て滞りなく行われた。
今回の試験に臨んだ受験者の総数は71名であった。内訳は補教師志願者60名、正教師志願者(再受験)9名、教団外からの転入志願者2名(補教師1名、正教師1名)である。
試験終了後、28日に行われた第37総会期第11回教師検定委員会において、合否の情況は次のように確認された。補教師=合格18名、保留30名、不合格3名、継続(Cコース受験者)9名。正教師=合格4名、保留1名、不合格4名。転入=保留1名(補教師)、不合格1名(正教師)。
学科試験の成績が合格点に若干足りなかった受験者については判定が保留される。レポート課題が与えられ、後日その提出物によって合否の再判定がなされるのである。神学校卒業予定者を伝道師として招聘することを決断し、その就任を祈りつつ待っている諸教会・伝道所の事情を斟酌して採られてきている措置である。また、担任教師による聖礼典執行を心から待ち望んでいる信徒たちの祈りが背後にある。
再判定を踏まえての合否最終決定は3月19日に行なわれた。その結果、補教師の合格者は48名、不合格者は3名、継続者は9名、また、正教師の合格者は5名、不合格者は4名となった。転入の合格者は1名(補教師)。不合格の判定が出ていた転入志願者1名(正教師)については、日本基督教団転入の意志が変わらず、秋に再受験する意向であることが確認されたため、審査継続扱いとし、次回は不合格科目のみの受験とすることを決定した。
以上の結果は3月21日に行われた教団三役会で東野尚志委員長が報告し、承認されている。
面接試験に先立って行われる全体会において委員長は、教憲第9条「本教団の教師は、神に召され正規の手続きを経て献身した者とする」を丁寧に解説し、教師検定試験が行われる意義を十分理解するとともに、告げられる合否の結果を謙遜に受け止めることを求めた。特に今回の教師検定試験では判定保留となった受験者が多かった。学びの姿勢にどのような問題があったかを捉え、今後の歩みが御心に適うものとして整えられていくよう努力することを勧め促した。
試験結果について委員会は懇談し、以下の感想が出された(抜粋)。
「教憲教規および諸規則・宗教法人法」の筆記試験(補教師)で合格点に届かない答案が続出したことが保留の多かった要因の一つ。公同教会として自己を規定し形成する法についての認識、理解が乏しいのではないか。「合同教会」と混同して論述するなど、出題意図を取り違えているケースが目立った。
旧約聖書神学(補教師)は比較的取り組みやすい設問とした。それだけに論述が曖昧な答案が少なからず見受けられたのは残念。定評のある書物を聖書と照らし合わせつつ丁寧に読んでもらいたい。旧約聖書における諸問題を神学的に論ずる力を身につけると共に、要点を押えて明快に論ずる力を具えてほしい。
新約聖書神学(補教師)は答案に出来不出来の違いがはっきりと出た。設問は2題とも「救い」と密接に関わっている。教師はこういう重要な問題について聖書テキストに基づいて新鮮に語る務めへと召されている。そこに畏れと喜びがあるはずである。熱心な学びを通してその職務への確信を深めてもらいたい。
今回は第37総会期教師検定委員会が実施した最後の試験となった。重い務めを与えられ、自らの召命を問われ続ける2年間の歩みであった。献身者を生み出す主の働きに立ち会った幸いをも思う。感謝である。
(渡部和使報)

講 評

春季の試験は、神学校を卒業した補教師の受験者が多くなります。
今回、その補教師受験者の半数が保留の判定となりました。合同教会と公同教会を混同していて、教憲・教規の試験で合格点に達しない人が多かったのです。合同教会である教団の形成に仕える教師として、公同教会に連なる信仰が明確でなければなりません。教会の歴史と信仰を、改めてしっかりと学んでほしいと思います。
説教の試験においても、救いの使信が明確でないものがありました。補教師はまずもって説教者として立てられ、福音の説教を通して、生ける主の霊的現臨に仕える務めを担うのです。安易にネット上の説教を継ぎ接ぎするのでなく、釈義から黙想を経て、語るべき救いの言葉を獲得してほしいと思います。説教者としての日常に精進することが、正教師試験に向けての最も確かな備えとなるのです。
第37総会期教師検定委員長 東野尚志

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