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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4761号】《日本基督教団年鑑刊行のお知らせ》

2012年11月24日
日本基督教団年鑑2013年版を刊行いたしました。前年版以降の新たな情報を満載しております。是非お買い求めください(定価3、600円+税)。また、ご購入いただいた方には、アンケートハガキにお答えいただき、当年鑑についてのご感想やご批判をいただければ幸いです。来年3月に発行予定の追録(常議員、各委員会委員等掲載)をお送りいたします。なお、直接お買い求めの際は、03-3202-0541事務局総務部にお電話ください。 2012年10月 日本基督教団事務局総務部年鑑係

【4761号】消息

片桐千代氏(隠退教師) 12年9月17日逝去、92歳。新潟県に生まれる。日本基督教女子神学専門学校を卒業、上富坂教会に赴任、冨貴島教会を経て、'90年より'99年まで習志野教会を牧会し、01年隠退した。 遺族は、甥・片桐宣嗣さん。 藤巻三郎氏(隠退教師) 12年9月19日逝去、84歳。東京都に生まれる。'57年東京神学大学大学院修了、同年三重教会に赴任、田川教会を経て、'65年より'96年まで大泉ベテル教会を牧会し、隠退した。 遺族は、妻・藤巻恵子さん。

【4761号】震災復興へ、熱い祈り 来賓挨拶

基督教大韓監理会 太東和 テドンフヮ 基督教大韓監理会本部宣教局長代理 日本基督教団は、私たち基督教大韓監理会にとって、宣教協約を結んだ1967年以後、一番活発に協力している海外教会の中の一つである。 基督教大韓監理会は、1885年米国から来たヘンリ・アペンゼラー宣教師から始まった。1930年米国監理会から独立し、自冶教会になり、現在6千教会余、160万信徒、1万教師が活動している。2012年6月の段階で70カ国、1020人の宣教師が海外で宣教している。 日本基督教団では金度亨 キムドヒョン牧師(京都教区ゴスペルハウス伝道所)、張仁惠チャンインヘ牧師(中部教区名古屋教会)、洪伊杓ホンイビョ牧師(兵庫教区甲陽園伝道所)、金珍煕キムジンヒ牧師(九州教区長崎馬町教会)、潘炯旭バンヒョンウク牧師(関東教区アジア学院)、尹成奎ユンソンキュ牧師(中部教区日光川燈台伝道所)が伝道牧会している。 ……

【4761号】信徒大会活動の報告 第4回信徒交流の集い

総会2日目の議事終了後、「信徒交流の集い」が開催され、信徒議員のほぼ3人に1人、62人が出席した。 挨拶に立った望月克仁さん(神奈川)は、「信徒の数は牧師の50倍。50倍のパワーを結集して、下降線を辿っている教勢を変える切っ掛けをつかみたい。何かを変えなければいけない。この会を一つの切っ掛けにして、信徒伝道を力あるものにして行きたい」と呼びかけた。 司会の鈴木功男さん(東京)は、全国規模で行ったアンケートを発表したが、いくつかの教区を除いて、信徒大会、集い、フェスティバル、研修会、修養会、講演会と名称は様々だが、何らかの信徒大会をもっており、活動状況は、教区によりかなりの差があることも判明した。 続いて、東京、東海、兵庫3教区の信徒会の活動状況が報告され、奥山盾夫さん(東京)が、「2002年に設立され、3カ月毎に例会を開き、講演会、研修会、協議などを行い、会員70人(年会費3、000……

【4761号】解放劇『希望を生み出す』 さまざまな課題に希望を生み出すことを問う

総会2日目夕食後、休会中には、恒例の解放劇が上演された。隔年の総会毎に上演されてきた解放劇は、今上演で10作目、20年続いたことになる。演題は「希望を生み出す」。ロマ書5・3〜5をテキストとする劇である。 5年間無牧だった教会がやっと女性の牧師を新しく迎えることができた。無牧を忍耐した教会にとって松井牧師は希望である、と役員は語るが…。 就任から半年が過ぎた、ある日の役員会で、松井牧師は、教会で行なった前回の部落差別の研修に続いて、今回は性的少数者差別についての学習会を行ないたい、と提案する。だが、役員の受け止めは積極的ではない。差別の問題は重要だとしつつも、教会にはもっとすることがあると、教勢を伸ばして経済的にも余裕を持たせることがまず大切だと、やんわりと牧師に意見する。 この教会には、牧師を目指して神学校に進もうという谷田青年と、被災地ボランティアに励んできた山口青年がいる。二人……

【4761号】復興までの道はまだ遠く 東日本大震災に関する報告会

総会2日目午後のセッションの冒頭、東日本大震災に関する報告会がおよそ2時間にわたって行われた。 報告会は、震災被害の大きかった奥羽教区、東北教区、関東教区、東京教区報告を各教区議長、支区長が行い、最後に会津放射能情報センターの活動報告がされるという順序で行われた。奥羽、東北、関東の3教区からは詳細な報告書が提出されており、その報告書を土台としてなされた。全ての報告者が報告の冒頭で、震災以降のさまざまな形での援助に対して感謝を述べ、報告を始めた。 奥羽教区の報告として邑原宗男教区議長は、被災した教会の多くが応急処置を完了し、本格的な復興に向かっている状況であると述べた。しかし、完全復興までの道はまだ遠く、特に具体的な復興ビジョンをめぐり、教会内での意見の相違等の問題があり、道を定めるためになお時間が必要であることが語られた。 続いて宮古教会から森分和基牧師が報告に立ち、教会付属のひかり……

【4761号】礼 拝 『涙から慰めへ復興』

総会中3回の礼拝が捧げられた。 開会礼拝では、エゼキエル第37章1~10節、ヘブライ人への手紙第5章7~10節より、高橋和人牧師(仙台東六番丁教会)が「涙から慰めへ復興」と題して説教した。 東日本大震災が残した情景、死と滅びの力の中に、私たちは世界全体の本質を見る。悲しみの残骸の中で、神はエゼキエルに、「これらの骨は生き返ることが出来るか」と問われる。エゼキエルには答えがなく、立ち尽くすしかなかったが、神は、そこから語り始めることを命じられる。震災の後、何度も、立ち尽くしながら語らなければならない状況におかれた。しかし、そこに霊が風のように吹き込んで来る。主イエスは、涙と祈りの中で従順を学ばれた。我々の激しい涙と叫びがあるところに主イエスが、大祭司として立ち、とりなして下さる。とりなしを受けている人は、涙の中にこそ主が近いと知ることが出来る。復興には人の力が必要であるが、霊による復興、……

【4761号】洗礼、聖餐の〈一体性・秩序〉確認議案は常議員会付託に

総会最終日、残り30分で、常議員会提案「『信仰告白』と『教憲・教規』における洗礼と聖餐の〈一体性と秩序〉とを確認する件」(議案第32号)が上程された。東神大との関係回復議案修正案の採決、無記名投票開票の間を縫って審議が始められた。 教団信仰告白と教憲教規の諸規定は、洗礼を受けた後に聖餐に与ることを告白し規定していると確認することを提案している。提案理由の中で「受洗者を生み出すという教会の使命にいよいよ全力を挙げて取組むためにも」洗礼と聖餐の一体性と秩序を確認することが必要であるとした。 反対、賛成各1名が意見を述べた。 宮崎達雄議員(東中国)は「信仰告白と教憲教規には提案のような秩序は明文化されていない、との見解もある。信仰告白、教憲教規制定以降の聖餐理解の変遷があり、理解、変遷について全教団的学びが必要である。 提案は教憲1条の公同教会を取り上げているが、1条が冒頭に定めているの……

【4761号】荒野の声

▼この原稿を記しているのは、永眠者記念礼拝・墓前礼拝の終わった夜。大きな行事を無事に守った安堵もあるが、寂しい気持ちの方が強い。今年ついに、永眠者名簿の人数が、現住陪餐会員数を上回った。▼数年の内には、直接見知っている人の数が永眠者全体の半分を超えるかも知れない。一つ教会に長くいれば、避けられないことだ。また、このことは教団内の多くの教会に共通することではないだろうか。戦後直ぐに立てられた教会の年齢が、70歳に達したのだ。勿論、教団そのものが。▼信仰に堅く立つならば、死によって会員を失ったことを嘆くのは間違いで、多くの人を天国に送ったことを感謝すべきなのだろう。▼とは言うものの喪失の悲しみが積み重なり、限度を過ぎたのか、こたえる。喪失を埋める何かがなければ、教会全体が喪に服したように沈み込み、うら寂しく魅力のないものになるだろう。▼どのように対応すべきか、答えは初めから分かっている。この時……

【4761号】第38回教団総会 伝道する教団の建設

「伝道に熱くなる教団」から「伝道に燃える教団」へ 復興への道は遠くとも 今総会は、東日本大震災後最初となる。当然、震災被害からの復旧・復興が最大の関心事であった。幸いと言うべきなのだろう、基本的な方針については、大きな異論がなく、今後も全教団一丸となって取り組むことが確認された。一方、教団世論を全く二分する、東京神学大学との関係正常化を行う趣旨の議案が可決された。賛成派反対派ともに、時代が大きく流れたことを思わされたのではないか。同じく意見が分かれる聖餐正常化を進める趣旨の議案は常議員会付託となった。 新副議長に伊藤瑞男氏、 新総幹事に長崎哲夫氏 第38回教団総会は、10月23日から3日間、東京・池袋のホテルで開催され、総会議員400人中、開会時376人が出席した。沖縄教区は34回総会以来、連続して議員を選出しなかった。 石橋秀雄議長は、「①37総会期に伝道方策……
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