ヨハネによる福音書1章14節
光を消すことはできない
私たちの主イエス・キリストがお生まれになった時、世界は闇であったのであろう。権力者に翻弄され、もてあそばれた中でお生まれになった様子を私たちはルカの描くクリスマス物語に見ることが出来る。
いや、主の御降誕の時だけではない。ヨハネの福音書が書かれ、読まれた時もまた「世界は暗闇」であったのであろう。だからこそヨハネは「光は暗闇の中で輝いている」と書いている。ヨハネはイエス・キリストの中に「暗闇の中で輝いている」光を見出したのだ。この光は、一時の間だけ光っているのではない。輝き続けている。闇の力が、どれほど強くても光を消すことがない。それは、たとえ「灯心」が「暗くなってゆく」ように見えたとしても、その灯心を決して「消すことなく」(イザヤ書42・3)点し続けるキリストの光である。
この光を理解しない「暗闇」をヨハネは証言している……
新原 辿氏(隠退教師)
12年9月20日逝去、84歳。香川県に生まれる。'64年日本聖書神学校を卒業。同年浅草教会に赴任、波浮教会を経て'81年より'98年まで小石川白山教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・新原米子さん。
吉住英和氏(無任所教師)
12年9月26日逝去、80歳。三重県に生まれる。'58年同志社大学神学部を卒業、'70年より'99年まで大阪女学院に勤める。その間'83年より'89年まで西大和教会を牧会し、'91年より能登川教会の代務を務める。遺族は息・吉住俊之さん。
第37総会期第9回宣教研究所委員会が9月27日に開催された。
「改訂宣教基礎理論」第一次草案を、常設委員会、及び常設専門委員会に配付して確認を依頼し、意見を文書で出してもらった。
しかしながら、それらの意見を吟味して修正に反映させるまでの作業を本委員会では行うことはできず、意見を分類し、次期委員会に引き継ぐ作業をするにとどまった。その分類は以下の項目による。
①1963年の「宣教基礎理論」に対する評価について。②「宣教基礎理論」作成の手続きについて。③基礎理論の体裁・形式について。④内容について。⑤希望。
さらに各教区に対する対応としては以下の通りである。
①第一次草案を各教区議長宛に送り、2013年3月末までに宣研宛に意見を送ってもらうこととする。②作成した意見の分類一覧を一緒に送る。③第一次草案の電子資料版を求める教区にはPDF化したものを送る。
次期委員会への申し送り事項……
昨年の東日本大震災を覚えて、多くの祈りが捧げられてきました。被災された方々を覚えて、多くの祈りが捧げられてきました。宗教法人立、社会福祉法人立、その他の法人立にかかわらず、また無認可のボランティアの皆様を覚えて、祈りが捧げられてきました。特別の思いをもって、働きを担っておられる皆様を覚えて、祈りが捧げられてまいりました。そして今も、祈りと共に、全国の諸教会から、日本基督教団東日本大震災救援募金が捧げられています。深く深く感謝をいたします。
今年も12月第一主日の「キリスト教社会事業を覚えて祈る日」を迎えます。日本全国に、多くの働き人が散らされています。十分に光の当たっていないところには、さらに光を当てようとしているわたしたちの仲間がいます。継続が大事な福祉を、心を込めてこれからも続けようと努力している仲間がいます。そして東日本大震災の中で、心のこもった福祉を実践しようと心がけている仲間が……
9月24日~26日、第37総会期第6回社会委員会が開催された。
24日と25日は、沖縄フィールドワークを行った。ひめゆり平和記念資料館、佐喜真美術館を訪れ、沖縄の人々の心に刻まれている戦争の記憶を辿った。また、オスプレイが配備される直前の普天間飛行場を訪れ、民家に隣接する基地の現実を見ることができた。その後、嘉手納基地、辺野古を訪れ、それぞれの委員がこれからの課題を捉える機会となった。道すがら、沖縄出身の芳澤信委員との会話の端々にも、東京で開催される委員会では感じ取ることのできない、沖縄の思いが伝わってきた。
26日は、真和志教会において、委員会として処理すべき事項について協議を行った。芳澤委員の司式による礼拝をもって開会し、書記が第5回議事録(案)を読み上げ、字句訂正を行い承認した。
大三島義孝担当幹事より、教務・業務報告、会計報告、常議員会報告を受けた。また、東日本大震災救援対策……
去る9月6日と7日の両日、教団会議室で統一原理問題全国連絡会が開催された。参加者は各教区の代表、韓国から大韓イエス教長老会からの17名、通訳の在日大韓基督教会と日本聖公会からの参加者を含む50余名であった。会は代表世話人の張田眞宣教委員長による大韓イエス教長老会の参加者への感謝の挨拶によって始められた。
会の第一部として、宗教社会学者の中西尋子氏による「韓国における統一協会日本人女性信者の実態」という題の講演がなされた。今年8月の韓国での「生活苦のため…日本人妻が韓国人夫を殺害」事件の背景に合同結婚式で渡韓した多くの日本人女性たちに共通する生活実態があると考えられる。韓国には約7、000人の韓日祝福女性が存在する。統一協会が韓日祝福を本格的に開始した1988年の韓日1、526組と日韓1、526組をはじめ、1992年の3万組、1995年の36万組がある。これらの祝福による在韓日本人女性の現……
承認》
7.教団総会常任委員選任に関する件 [会計監査]服部能幸、岩澤嵩、寺門文雄
14.常設委員会および常設専門委員会委員選任に関する件 [選考委員]石橋秀雄、伊藤瑞男、雲然俊美、岡本知之、岡村恒、北紀吉、長山信夫、米倉美佐男、河田直子、望月克仁
17.2012年秋季教師検定試験合格者承認に関する件
18.2010年度教団歳入歳出決算承認に関する件
19.2011年度教団歳入歳出決算承認に関する件
22.2010年度部落解放センター決算承認に関する件
23.2011年度部落解放センター決算承認に関する件
25.2010年度出版局決算承認に関する件
26.2011年度出版局決算承認に関する件
27.2010年度年金局決算承認に関する件
28.2011年度年金局決算承認に関する件
29.2012年度年金局財務計画案承認に関する件
30.2013年度年金局財務計画案承……
9月28日、教団会議室にて、教団救援対策本部第16回会議を開催した。
先ず、9月28日現在の国内募金総額が4億408万8、988円と、4億円を超えたことが感謝をもって報告された。また、海外からの献金は2億2、847万6、685円と、今回も動きがないことが報告された。
次に、救援対策室会議報告として、飯島信救援担当幹事の活動状況や、ハートフル遠野などの今後の救援活動のあり方について検討したことが報告された。
被災教区からは、主に、教区内の教会の会堂・牧師館再建計画の状況を中心に報告がなされた。
また、教団会計監査委員から「『東日本大震災救援対策本部』に関する提案(その2)」が届いている(8月27日付)ことが報告された。その主な内容は、海外募金の呼びかけと使途に関して、今後本当に必要と思われる支援活動に特化する必要があるということと共に、その内容の精査、検証が必要であり、救援対策本部に……
第37総会期第5回世界宣教委員会が9月24日、教団会議室で開かれた。加藤誠担当幹事より報告を聞き、宣教の現状や見通しについて課題を分かち合った。
⑴ボリビアのラ・グロリア教会に赴任する知花スガ子宣教師の派遣式を6月25日シロアム教会で行い、カナダのバンクーバー日系人合同教会に赴任する坐間豊宣教師の派遣式を8月27日教団会議室で行い、祈りと共に送り出した。⑵次に世界各地の日本語教会の現状を確認した。米国のウェスレー合同メソジスト教会はフルタイム牧師の維持が困難になりつつあること、アルゼンチンの在亜・キリスト福音公同教会は谷智恵子さんの亡くなった後、殆どの会員が高齢で県外に在住しており、全体をまとめる力なく、教会の消滅やむなきこと、マレーシアのクアラルンプール日本語キリスト者集会(KLJCF)は牧会ボランティアに紹介した相浦和生牧師の働きが現地で大変喜ばれ、恵子夫人もオルガン奉仕などのよい働……
公同教会としての合同教会の伝道推進
課題は伝道協力
石橋秀雄議長
第38総会は「伝道する教団の建設」を主題に開催されました。第38回総会期の課題は伝道協力です。伝道は一致して取り組まなければ力になりません。この一致とは信仰の一致が大前提になることは言うまでもありません。
「伝道する教団の建設」とは「主の御体なる聖なる公同の教会」を建設して行くことです。この教会の建設こそが伝道です。
日本基督教団において「合同教会」が強調され、「公同教会」であることが忘れられ、結果として、「何を伝道するのか」ということが曖昧にされ、教会に与えられている命と御言葉の力を失い、教会が弱体化して来ました。この歴史を真摯に、また、痛みを持って受け止めざるを得ません。
1.聖なる公同教会
第38総会議長報告で「主の御体なる聖なる公同教会としての合同教会の伝道の推進」ということを訴えました。
教憲前文及……