◎日 時 2013年8月12日(月)~14日(水)
◎主 題 「伝道者、牧会者として立つために」
◎講 師 石橋秀雄(教団総会議長)・朴憲郁(東京神学大学教授)小泉健(東京神学大学准教授)・深谷松男(法学者:金沢大学名誉教授)・小林眞(遠州教会牧師)・高橋力(東北教区巡回教師)
◎チャプレン 小島誠志(久万教会牧師)・大隅啓三(隠退教師)
◎会 場 東京神学大学(礼拝堂・集会室)
◎参加費 3,000円(食事付/交通費と宿泊は各自自弁で手配)
◎申込先 七條真明(高井戸教会 tel 03-3333-2465、fax03-3333-2470)
◎〆 切 2013年8月5日(月)
◎対象者 教規第3条6項による者(Cコース出身者および受験者)ならびに2009年以降に准允を受けた教師
◎プログラム 詳細は教団公式サイト uccj.org をご覧ください。
世界宣教の志のために
秋山 徹
世界宣教委員会は、教団が海外の諸教会との交わり、宣教協力をするすべての働きを一手に引き受けている委員会です。宣教師を送り出し、海外からの宣教師を迎え、それらの一人ひとりがどのように生きた働きをしているかについて連絡を交し、諸教会や学校等に伝える働きのほかに、海外からの訪問者の受け入れ、WCCやEMSなど海外宣教団体の会議への参加等、多岐にわたります。傘下に韓国、スイス、台湾各協約委員会や国際関係委員会など多くの委員会があり、委員会はその報告を聞くためにいつも時間に追われています。教団がキリストの体である世界の教会の枝であり、その働きに加えられていることを実感させられると共に、教団がどのような世界宣教の視野を持っているか、各教区や教会にどのようにその働きを伝えて、教団全体として世界に開かれ、共にキリストの宣教を担う教会の姿を現すかが絶えず課題となります。 ……
2012年度決算を承認
第38総会期第2回予算決算委員会が6月10日から11日に教団B会議室において行われた。
教団2012年度第2次補正予算に関して検討を行い承認した。この中で確認されたことは、予算主義の原則は大切にすること、しかし年度当初では想定できないこともあるので、その際は正規の手続きを経てから執行することが求められた。たとえば委員会費、交通費など予算を超えるものが出る場合には幹事会の承認、総幹事の決裁、出張の場合は幹事会の事前承認、海外であれば役員会の事前承認等の定められた手続きを厳格に行うこと等の要望を確認した。教団財政は献金で賄われるのであるから、いつも信頼性が保たれる予算執行が求められる。
教団2012年度決算を承認した。今回は元帳の提出がなされ、より詳細に会計の実態を確認した。教団会計に公益法人会計を導入することが長い間の懸案であったが、ようやくそのことに着手し……
青年交流プログラム派遣
一昨年の震災以降、多大なる献金と熱心な祈り、そして延べ250名を超える信徒・教師を被災地に派遣し、主にあるつながりをより一層強固なものとされた台湾基督長老教会(以下PCT)と日本基督教団(以下教団)との宣教協約に基づいて、第38総会期においてもその豊かな交わりを推進してゆくために、5月21日、日本基督教団会議室において「第38総会期第1回台湾協約委員会」が開催された。
招集者である田中文宏前委員長(真駒内)の祈祷をもって開会し、最初に委員会を組織。委員長に田中文宏、書記に野田沢(学生キリスト教友愛会)を、祈りをもって選出した。
隔年で開催地を日・台の持ち回りで行われているPCTとの「教会協議会」開催に向けての準備に関して中心に話し合われ、特に次回は日本での開催ということもあって熱心に議論が交わされた。前回開催時には時間的なものから交わせなかった共同声明では……
礼拝を巡って両教会の課題を共有
6月10~11日、伊豆長岡温泉・八の坊にて、第47回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が、「両教会の宣教課題と宣教協力-礼拝を巡って-」のテーマのもとに開催された。在日大韓基督教会からは、金武士総会長、趙重來副総会長、権寧国書記、朴太元副書記、崔栄信宣教委員長、李清一歴史共同研究委員、金健歴史共同研究委員、洪性完総幹事・歴史共同研究委員、曺泳石幹事、許伯基幹事が出席した。また、日本基督教団からは、石橋秀雄議長、伊藤瑞男副議長、雲然俊美書記、長崎哲夫総幹事、小橋孝一歴史共同研究委員、張田眞宣教委員長・歴史共同研究委員、佐藤飛文歴史共同研究委員、加藤誠幹事、大三島義孝幹事、高田輝樹職員、嵯峨真美子職員が出席した。
1日目は、金武士総会長の説教「言うべきことは、その時授けられる」(マタイ10章16~23節)による開会礼拝の後、出席者紹介、前回……
教区総会取材が一段落し本号で今年度それぞれの総会報告を終了する。総会日程は短い教区で1日、長いところでは3日、20時間以上を会議に費やす。▼教区総会を取材していつも苦心するのが、これだけの時間をかけて審議された会議内容を限られた字数にどのように切り取り表現するか、ということである。自ずと報告されない議事、発言があるのは当然で、会期中、議論が最も集中したことが、今年度、当該教区総会の中心となることであった、と報告せざるを得ない。▼この割愛の判断で記者の主観を全く排除できるか、というとそうはいかない。語られていないことを記すことなどはもちろん論外だが、議場で語られたことにできる限り忠実に客観的な報告をと心がけても、記載すべき発言の取捨選択、議論の切り取り方、取り上げる議事の選択にどうしても記者の判断が入る。確かに、ここが取材した記者たちの技量の見せ所とも言えるのだが。▼いずれにしても、議事録と……
第30回部落問題に取り組むキリスト教連帯会議(以下、部キ連)総会が、5月20日、日本キリスト教会大阪北教会に於いて開催された。出席議員数は19名中17名。日本基督教団からは長崎哲夫総幹事、東谷誠氏(教団部落解放センター運営委員長)が出席した。また関雅人氏(大津東)、樋口洋一氏(久米田)、小林明氏(教団部落解放センター主事)が陪席者として出席した。
開会礼拝の後、 2012年度の諸報告、13年度の活動計画案・予算案の説明、各教団・教派の活動報告、部キ連九州の活動報告がなされ、その中で、13年度から日本基督教団が議長教団となることが決まった。関氏が議長、樋口氏が書記に選出された。
部キ連は、1983年に「全日本にあるキリスト教団、教派が連帯して、部落差別を克服すること」を目的として結成され、今年30周年となる。
現在の加盟教団・教派は、在日大韓基督教会、日本ナザレン教団、日本聖公会、日本……
教団の教師として宣教を共に担う」を主題として
6月17~19日、天城山荘(伊豆市)にて、2013年度新任教師オリエンテーションが開催された。出席者は77名(そのうち新任教師51名)であった。主題は「教団の教師として宣教を共に担う」であった。教師委員会としては、このオリエンテーションが、教団における宣教の働きの学びと共に、教団教師として、新しい出会いと交わりの恵み(同期の者が集まる唯一の機会)を味わう機会となることを願って準備に当たった。
伝道に燃える 日本基督教団》
1日目、小宮山剛教師委員会委員長による開会礼拝説教では、永く教会から離れていた信徒が、信仰生活を取り戻そうとしていたその時に、火事に見舞われる試練があった。小宮山牧師は、「神様どうしてこんなことをなさるのですか」と祈ったが、後日その信徒が牧師の所を訪れ、信仰があったからこそ、この試練から守られたこ……
教団総幹事 長崎哲夫
本年各地で開催された教区総会は、何れも皆出席に近い総会議員の参加のもと盛会の内に終わった。
ただ、教団と教区との関係からして、京都教区並びに沖縄教区総会は、今回も教団問安使を受け入れず、代わりに京都教区は後の何れかの常置委員会に教団議長を招くとの約束がなされ、将来に希望はある。
教団問安使について、「本教団はその教会的機能および教務を遂行するために教区を置く」(教憲第6条)とあることから、教団が派遣する問安使は教区総会に各教会教師・信徒が集まるこの機会をもって安否を問うため総会に出席し、教団として教区と教会との間柄を深め、互いに恵みを分かち合おうと願って今日までの歩みを進めて来た。
それ故に、問安使はまず教区総会のために、主の恵みと平和を祈り、教区と教会の負う宣教的課題を共有するのである。
今回、わたしもそうした願いを込めて各教区総会に出席さ……
神奈川教区
教区形成基本方針朗読を巡り議論
第130回神奈川教区総会は、6月29日、清水ヶ丘教会で正議員233名中183名出席で開催された。
議事日程承認に関する件が上程され、神奈川教区形成基本方針の朗読される直前に、議場から「この基本方針は、教団信仰告白および教憲教規の枠内で朗読されるものか」との発言があり、論議が始まった。「教区形成基本方針を朗読するならば、教団信仰告白は前提としてあるということを議長団は明言してほしい」「基本方針は教区運営一致のために生み出されたものであり、決めつけをしないためにも今まで通り朗読すべき」との意見が続いた。
その中で、「教区形成基本方針の代わりに、教団信仰告白を告白する」という議事進行修正案が提出され、178名中58名の賛成によって、修正案は否決され、従来通り、教区形成基本方針は朗読された。
また、補教師の准允の執行方法について、議場か……