農業高校卒業後、農業経営にも人生にも悩んでいた頃、土佐嶺南教会長老であった徳永安雄さんに誘われ、全国愛農会冬季講座に参加した。その1ヶ月間、創設者小谷純一さんが早朝講話で語る聖書の言葉に、これだ!と思い、丁度近くの後免で開始されたばかりの後免伝道所で求道を始めた。
4年後の復活祭に洗礼を受け、続いて母、そして妻、父も神社総代だからと頑張ってはいたが、やがて受洗の恵みに与った。
受洗後、伝道所が教会として歩み出し会堂建築に踏み切ったとき、建築委員長に推されゼロから勉強した。増築また牧師館建築にも長として仕え、それはやがて転籍した土佐嶺南教会の会堂移築時にも、また長として用いられる経験となった。少し奥まった所で静かに礼拝したいという声もあったが、当時JA南国市理事を務めていた関係で表通りにあったJAの建物競売の話を知り、これは伝道のために表に出てきなさいという召しだと信仰をも……
東日本大震災により、会堂・牧師館が使用できなくなった千厩教会(岩手県)の新会堂・牧師館の献堂式が8月30日にもたれ、百名を超える方たちが集い、共に喜びを分かち合った。
同教会の会堂建築においては、三河豊・栁沼赦羊子両牧師をはじめ、教会員の祈りと大変な努力があったことは言うまでもない。
しかし、それと共に、震災直後から奥羽教区常置委員会が関わり、牧師家族の転居、移転新築の決定、土地選定等の相談に乗ったほか、昨年8月に発足した建築委員会に常置委員2名が加わり、共に設計や資金計画を協議し、建築工事状況の確認を行って、完成に至っている(奥羽教区では、これまでもこのような関わりの事例がある)。それは、千厩教会がいわゆる小規模な教会だからということもあるが、伝道のビジョンを持ちつつも、支援を受ける立場として、とかく遠慮がちになってしまう教会の思いを受けとめつつ、同地域における宣教のさ……
合格者数三分の一にとどまる厳しい結果
9月17日(火)から19日(木)にかけて、大阪クリスチャンセンターを会場に、秋季教師検定試験が行われた。
直前の16日(月)に台風18号が上陸したため、交通網が大幅に麻痺し、受験者や委員の足にも大きな影響を及ぼした。そのため、前日の深夜に大阪入りした受験者や委員もいたが、試験当日は、受験志願者が一人も欠けることなく、試験を開始することができた。委員長と事務局の判断で1時間遅れの開始となったが、大きな混乱も生じなかった。
すべては、主における守りがあったこと、事務局の尽力、そして受験者の協力があってのことであり、深い感謝であった。
今回の検定試験の受験者数は、補教師試験15名、正教師試験54名であった(補教師試験受験者の中には、いわゆる「Cコース」も含まれる)。
そして結果は、補教師、合格1名、不合格1名、保留7名、継……
9月2日~3日に札幌教会を会場にして教団教育委員会主催の青年担当者会を行った。出席者20名。9教区の青年担当者と東北教区青年学生センター主事の参加があった。
開会礼拝の後、オリエンテーションと自己紹介をした。自己紹介ゲームがとても楽しく、参加者がみんなすぐに打ち解けることができた。
その後、「教会青年の現状と課題」というテーマで発題者2名の話を聞いた。
一人は青山教会の増田将平牧師(教団教育委員)で、2012年8月21日~23日に恵みシャレー軽井沢で行われた「教会中高生・青年大会2012」の話を中心に発題があった。
もう一人は教団所属の学生青年センター、SCF(学生キリスト教友愛会)の野田沢教師で、教会と青年の懸け橋となり、教会からこぼれ落ちそうになっている青年をカバーするSCFの学生青年センターとしての働きを中心に発題があった。
「教団・教会の組織……
9月3日~4日に北海道の北広島教会で38総会期第3回教団教育委員会を行った。出席者は委員6名と担当幹事、職員。
前回委員会記録の承認をした後、以下の報告を受けた。委員長報告、事務局報告、教育クリスマス小委員会報告、教育プログラム小委員会報告、教師の友編集委員会報告、全国教会幼稚園連絡会報告、教会中高生・青年大会実行委員会報告など。
続いて青年担当者会の振り返りをした。各教区の青年担当者の情報を把握し、横のつながりをつくっていく。青年担当者会を2年に1度ではなく、毎年行う。来年も9月に青年担当者会を行う。各教区で青年キャンプなどをどう行っているか、方法論などを共有していく。
その後、次のようなことについて協議した。
クリスマス献金に関する件については、「みんなで生きよう」誌の2013年度クリスマス献金の文章、写真などを校正した。
今年度は「みんなで生……
第38総会期第3回伝道委員会が9月9日~10日、矢板教会 (関東教区・栃木) を会場に開催された。
伝道推進室から報告。
推進室発足記念大阪大会(7月13日)、幼保一体化に向けての子ども・子育て新システム緊急研修会(7月15日、23日)、日米・日独ユースミッション(7、8月)、教師養成プログラム夏期研修会(8月12日~14日)を実施した。また推進室で伝道キャラバンを、鳥取(9月13日~16日)、 仙台(14年3月)を予定している。また沖縄集中伝道、説教者派遣を計画した。
刊行物として『伝道推進室報』第1号を10月に発行。伝道トラクトを作成予定。また「伝道推進室の目指すものQ&A」草案を伝道委員会に配布し、内容を協議した。
第9回 農村伝道に関する協議会(14年2月24日~25日、会場・丹波新生教会)について協議した。「伝道圏伝道における農村伝道」を主題とし……
教会から道一本隔てるとバス通りに面した商店街だ。区民ホールに至る道沿いなのでコンサートのときなど人通りも多く、商店も激戦だ。店の入れ替わりも多い。▼教会自体は住宅街に建っているのだが、この商店街から風向きによって焼き肉の匂いが漂ってくる。昼時、土曜、休日の夜などは特に良く香る。これまであまり気にならなかったのだが、店が変わったのだろうか、繁盛して煙突の向きを変えたのか。夏の間は暑さゆえ牧師館の窓を開け放つことが多かった。毎日バーベキューをしているようで閉口した。▼一方、住宅街に建つ教会として幼稚園を持っていることは悩ましい。隣接のお宅は既に長年の付き合いで幼稚園が賑やかなのは承知してくれているが、やはり通りを少し隔てると新築マンションが増えてきている。新しくこの町にやってきた人も多い。▼園児たちの賑やかさが、その人にとってはうるささとして気になったのだろう。夏休み前には同じように窓を開け……
第5回教区活動連帯金検討委員会は9月6日、教団会議室において開かれた。
前回の委員会においてほぼ形を整えた「伝道資金規則案」の詳細な検討、常議員会へ上程するための議案整備、運用プロセスなど、細目の詰めが行われた。
⑴「伝道資金規則案」は、関連教規との整合性を再度検討した上で、各条文の主旨と表現との適合、他条文との関連などについて、詳細な検討が行われ、完成されたものとなった。
これにより、2009年以前から問われてきた教区活動連帯金問題が解消され、教団の新たな伝道推進のために抜本的な形を以て提案されることになる。
⑵規則案の概要
第1条 全教団的に伝道を推進するために伝道資金制度を設置する。
第2条 教規第153条によって定められた負担金に付加して納付される。その運用は教規第159条に基づいて特別会計「伝道資金」を設けて行う。
第3条 付加さ……
9月26日、38総会期教団救援対策本部第9回(通算第26回)会議を、教団会議室にて開催した。
まず、9月26日現在の国内募金総額が6億148万1027円(前回会議以後約1400万円増)となり、6億円を超えたこと、海外からの献金は2億5555万3946円となっていることが報告された。
続いて救援対策室から、台湾からのボランティアワーカーの活動報告のほか、UMCOR(アメリカ合同メソジスト教会海外災害支援部)への支援申請に関して担当者と会い、そこで求められた書類を整えたこと、教団会計監査委員からの指摘事項に関して調査と検討をしたこと、救援対策本部会議予算執行状況を確認したこと、今後の活動計画を検討したこと等が報告された。
これに対して委員からは、教団の救援活動の内容をまとめて整理してほしいとの要望や、ボランティアワークの内容、および、教団の救援活動期間の見通しなどにつ……
宣教研究所委員会は、宣教研究所の運営と研究活動の遂行調整にあたる委員会です。宣教研究所は教規の上で第52条に定められた研究機関であり、宣教研究所規定によって運営されています。
1954年の発足当時はかなり大きな規模の機関であり、「教団の伝道と教会形成に関する基本的な、また、実際的な諸問題を研究する(規定第3条)」機関として位置づけられていました。そこでは他の委員会との共同研究や常議員会からの依託事項の研究も為されており1956年から1968年までに発表された成果は50件を超えています。そこには審議・議決機関との結びつきを図りながら、事柄を前に進めて行く姿勢が取られています。これは研究所設置案に示される課題や方向付けに添ったものでした。
しかし1968年の機構改正後は新設された宣教委員会との関係や活動の位置づけが明確でないままに歩み、またいわゆる「教団紛争」の中で本来の目的……