7月18日に38総会期教団救援対策本部第16回(通算第33回)会議を、また9月19日に同第17回(通算第34回)会議を教団会議室にて開催した。
まず募金状況として、9月19日現在、国内募金総額は8億9517万6688円、海外からの献金は3億7121万9644円となっていることが報告された。
救援対策室からは、仙台エマオ・石巻エマオでの活動状況、PCT(台湾基督長老教会)から派遣されたボランティア・チームの活動、こひつじキャンプ開催、ハートフル釜石(遠野から移転)の活動等の報告がなされた。
被災教区報告として奥羽教区からは、宮古教会会堂建築工事および一関教会の礼拝堂改修工事に向けての現状について、建築資材および工事担当者の人手不足が深刻な状況であること等が報告された。東北教区からは、被災者支援センター関係(6月末のボランティア総数が6千名を越えたことなど)、および放射能問題支援対策室「いずみ」関係(第5回子どもの甲状腺検査実施など)の活動報告がなされた。関東教区からは、被災教会の会堂・牧師館再建復興建築工事の進捗状況等について報告なされた。
また、長崎哲夫総幹事はアジア学院新チャペル献堂式への出席を報告した。
審議事項においては、まず、宇都宮上町教会からの教会堂再建支援申請を承認した(支援金3500万円、貸付金3250万円。建築費総額9250万円)。
また、ハートフル釜石専従者雇用承認、東北教区放射能問題支援対策室「いずみ」からの積算放射能・線量計購入補助申請承認、各センターでの行事・集会開催支援承認、今後のこひつじキャンプ開催計画承認等を扱った。
さらに、東日本大震災国際会議のフォロー企画の開催、教団の被災教会および被災地支援活動の今後の見通し等、次期総会期の救援対策本部への申し送り事項を話し合った。以上をもって、38総会期の救援対策本部会議を終了した。 (雲然俊美報)