第5回委員会が、5月9日、教団会議室にて、委員7名の出席によって開催された。
松井睦委員長による聖書朗読、祈祷の後、委員長より、常議員会からの委嘱を受け、常議員会に寄せられた「改訂宣教基礎理論第二次草案」に関する諸意見の集約作業の結果について、2月常議員会に提出した旨、報告を受けた。
宣教研究所編『陪餐問題に関する資料ガイド』(1991年)についての諸意見の整頓に関する研究プロジェクトについては、富山鹿島町教会を会場に合宿形式での研究員会が行われ、『新・陪餐問題に関する資料ガイド』(仮称)として目次案を取り纏め、執筆箇所の担当決めを行い、8月末を目処に具体的な作業に入った旨、報告された。
『互いに支え合うために-各教区謝儀保障・教区互助制度資料集』(2001年)の改訂については、なお未提出の教区がある旨確認し、資料の性格も鑑みて、具体的な編集作業に入るまで提出を待つこととしたが、それでもなお提出のない場合は、揃った資料のみでの編集もやむを得ないこととした。
『「青年伝道を考える」研究プロジェクト』については、研究員会の報告を受け、「家庭伝道、幼児洗礼、教会学校、学校伝道」といった主題が挙げられ、教会論、伝道論等、多岐にわたる課題を全体的に俯瞰し、肝となるべき事柄をつかんで閉塞状況の打破を目指すことを確認した。また、具体的な研究方法として、ある地域での教職・信徒有志による青年修養会(2017年開催予定)が計画されており、その準備段階から研究対象とするなどの可能性が示された。これらの見通しを踏まえて、研究員の充実を図るため、学校伝道、青年伝道に従事する立場から具体的候補を挙げて委嘱することとした。
(林 牧人報)