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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

新型コロナウイルス感染拡大の渦中で,教団新報:一覧

【4842号】「心憎い配慮」に感動

2016年6月18日
 台湾基督長老教会(PCT)は原発事故による放射能汚染の痛みの中にある子どもたち親子を招待してくださり「こひつじキャンプin台湾」が開催されてきた。今回が6回目、最後となるため、教団議長の参加が求められた。大感激の台湾キャンプと聞いていた、がまさにその通りのキャンプを経験した。参加者は44名、朝の短い礼拝をもって一日が始まる。今回は最後のキャンプのために、日曜日の午後「感謝礼拝」がもたれた。少々長い礼拝だったが、その中心に福島の子どもたちがいた。この礼拝のために讃美歌練習をした。福島の子どもたちと親たちの讃美の声の大きさに感動した。朝の礼拝、感謝礼拝に参加した福島の母親から「入信するにはどうしたら良いか」とか「教会に行って見たい」との声を直接聞きまた感動。  池があり、広場が複数ある施設で、台湾の子どもたち、青年たちと共に池でいかだに乗り、ゲームやサッカー、野球をし、ご馳走をいただき……

【4841号】教区総会報告2016年度1 新たな被災教会のため、対応を開始

2016年5月28日
「熊本地震救援募金」呼びかけ 九州教区  第66回九州教区総会は、5月3・4両日、九州キリスト教会館で、正議員236人中、開会時182人が出席して開催された。  梅崎浩二議長は、「かつて経験したことのない苦難の中に、私たちは集いました」と議長報告を始め、熊本・大分地震への対応を時系列的に報告した。地震発生翌日の15日午前、教団から「救援対策委員会を設置し、加藤誠幹事を派遣する」との連絡があり、同日夕、到着した加藤幹事と「教団は、教区の判断を第一とする」で合意した。17日深夜、石橋秀雄教団議長が到着し、18日から加藤幹事、教区3役と共に熊本市内の教会を問安。すでに福岡・長崎地区から物資の搬入・労力提供が相次ぎ、武蔵ヶ丘教会を現地拠点として活動を始めた。福岡・長崎地区は毎週2回、支援定期便を送っており、教区はヴォーリズ建築事務所に耐震診断と被災区分判定を依頼。6月末までに被災区分判定……

【4841号】教区総会報告2016年度1

新三役選出を報告・承認 四国教区  第74回四国教区総会は4月28~29日、道後温泉椿館を会場とし開会礼拝・聖餐式より開催された。開会時出席正議員は150名中117名。  議事冒頭で、10月常置委員会において芦名弘道教区議長から健康上の理由のため提出された辞表を承認したこと、教区規則の準用規定に基づき、黒田若雄教区副議長を新教区議長、寺島謙教区書記を新教区副議長に選出、松井曉郎教区主事を新教区書記に選任したことを報告した。  「議長メッセージ」が扱われ、黒田議長は「四国教区の特質は教区が各個教会を支える主体であり各個教会の伝道が進められるよう互助制度、自立連帯献金等、教区全体の取り組みをしていく。被災支援についても多面的支援を継続、熊本地震被災支援として九州教区へ緊急献金30万円を送った」と述べた。  その後、諸報告を扱い、教団総会議員選挙について「立候補制を取り入れ……

【4841号】熊本地震 現地報告

 4月14日(木)に起きた熊本地震の報道に接し、翌15日、道家紀一総幹事事務取扱のもとに熊本地震救援対策委員会が設置された。協議の結果、加藤誠世界宣教幹事を現地視察のため派遣することを決定した。直ちに福岡に飛び、新堀真之九州教区書記と共に先ず大牟田正山町教会に向かい、梅崎浩二九州教区議長に教団からの見舞金を渡した。次に山鹿温泉に向かい日下部遣志九州教区副議長と合流した。熊本市内のホテルは地震のため営業を停止していた。16日未明、本震が熊本を襲った。約20キロ北にある山鹿でも揺れは強烈だった。  最初の訪問は山鹿教会であった。現在無牧のため隣接する霊泉幼稚園の職員に被害状況を聞いた。熊本草葉町教会で梅崎議長と合流し、錦ヶ丘教会、武蔵ヶ丘教会、熊本白川教会、熊本城東教会、在日大韓基督教熊本教会を問安した。外から見て一番目立った被害は、熊本白河教会の屋根瓦の崩落と亀裂であった。教会内部では……

【4841号】▼救援対策本部会議▲6年目の取り組みについて確認

 4月15日、救援対策本部第12回(通算第46回)会議を、教団会議室にて開催した。会議冒頭、石橋本部長は、九州・熊本地方で発生した地震による被害状況、および教団の対応として熊本地震救援対策委員会を設置したことを報告し、被災地のために祈りを合わせた。 会議においては4月15日現在、国内募金が10億2393万1378円、海外からの献金が4億487万6231円となっていることが報告された。続いて、救援対策室および担当幹事より、会堂・牧師館等貸付金返済状況、被災地支援チャリティー・コンサート開催、こひつじキャンプ開催(台湾、山中湖)、2015年度本部会計決算等が報告された。  被災教区報告として奥羽教区からは、宮古教会礼拝堂・牧師館献堂式挙行、江刺教会教会堂新設計図完成、震災5年を覚えての礼拝開催等が報告された。東北教区からは、被災者支援センター・エマオおよび放射能問題支援対策室「いずみ」……

【4841号】♦宣教師会議♦東日本大震災被災地を覚え、仙台にて開催

 3月28日〜30日、初日は仙台青葉荘教会を会場に、2日目と3日目はエマオ仙台を会場に、約45名の参加者を迎えて、「宣教師会議2016」が開催された。  この宣教師会議は、世界の諸教会から日本基督教団内の教会や関係学校、関係施設等に遣わされている宣教師たちが集い、毎年開催されている。アメリカ、カナダ、スイス、ガーナ、韓国、台湾等、その出身国は多様であり、派遣団体(教派)も様々異なる。最近は英語圏以外の国々から派遣される宣教師の数も増加しつつあるため、会議は日本語と英語のバイリンガルで進められる。  初日は、会場教会の潮義男牧師を説教者に迎えた開会礼拝に始まり、夜のプログラムでは、朴美愛宣教師の証しを通し、私たちの思いを超えて働かれる神の導きを痛感し、小グループ毎の交わりと祈りのひとときを持った。  2日目は、朝のエマオ・スタッフミーティングの祈りを共にした後、東北教区放射……

【4841号】消息

世良田元氏(隠退教師)  16年1月21日逝去、84歳。59年同志社大学大学院卒業、同年より前橋、国分、羽犬塚教会を経て00年隠退。  遺族は妻・世良田静江さん。   桂島祐三氏(隠退教師)  16年1月27日逝去、93歳。東京都生まれ。53年日本基督教専門学校卒業、同年より荻窪中通、八戸、富山新庄教会を経て92年隠退。  遺族は娘・吉村のぞみさん。   飯島英雄氏(隠退教師)  16年2月28日逝去、80歳。東京都生まれ。64年東京神学大学大学院卒業、同年より聖ヨハネ、経堂緑岡、仙台東六番丁、長崎古町、遠州栄光教会を牧会し、04年に隠退。  遺族は妻・飯島惇子さん。

【4841号】▼「障がい」を考える小委員会▲相談室設置の必要を確認

 第2回「障がい」を考える小委員会が、4月11~12日に、愛知教会で開催された。開会礼拝で吉澤永委員から、コリント一12章12~31節より、私たちは弱さを持っているが、主イエスは、そのような私たちのために復活の命を与えてくれたのではないか、というメッセージが語られた。  前回記録承認、フィールドワーク(神戸聖隷福祉事業団)報告提出の確認、第4・5回常議員会報告、第4回宣教委員会報告、会計報告が、各資料に基づいて行われた。  第35総会期から継続している「牧会者とその家族のための相談室」設置について、加藤幹夫前委員長に陪席を願い、資料に基づいて、これまでの取り組み、今後の課題などの説明を受けた。委員会で検討した結果、「牧会者とその家族のための相談室」設置は必要であることと、その目的(問題解決ではなく、キリストの福音を豊かにしていくため。伝道の業、福音の喜びの回復として)を確認した……

【4841号】▼教師委員会▲岩手地区にて教師問安実施

 今期の教師委員会では、被災教師の問安を実施している。昨年10月の相双宮城南地区教師会と石巻山城町教会に引き続いて、4月25~26日に岩手地区の問安を実施した。今回の問安には、教師委員会6名が参加し、レンタカーで岩手の4教会の教師を問安した。  25日、盛岡にある奥羽教区事務所を訪問し、邑原宗男教区議長、白戸清副議長、松浦裕介書記と懇談の時をもった。邑原議長が用意した資料によって、東日本大震災での教区の全般的な働きと共に、これから問安予定の教会の様子を聞いた。奥羽教区3役の配慮に感謝したい。教区事務所を出発して、2時間ほど車を走らせて、宮古教会の森分和基教師を問安した。宮古教会は併設の認定こども園とともに2015年10月に移転し、3月11日に献堂式を挙行した。森分教師は園長として新しい地でのこども園の働きに重点をおいて仕えている。  26日は3教会を問安した。まず新生釜石教会の……

【4841号】部落解放センター 第29回神学校等人権教育懇談会

 3月22日午後、近江平安教会で、部落解放センター第29回神学校等人権教育懇談会が行われた。  6神学校7名の教師と関係者含めて14名の参加者を得て、「賀川豊彦について」の研修を行った。開会礼拝は、近江平安教会牧師の谷本一広さんがマーティン・ルーサーキング牧師の墓石に刻まれたアモス書6章24節の言葉にうながされて、自分史を語られた。牛追いの生活の中から聖書に出会い、村ではじめて高校進学をし、働きながら神学校に通い、アフリカ系アメリカ人が多く通う大学に留学し、WCCの人権委員会のメンバーとなり、インドのダリッドの神学校で学んできた体験と一貫してイエスの福音について教えられ続けていることの証であった。  研修会の講師は、吉澤惠次さん(センター活動委員)が「賀川豊彦」について、共観福音書の「大きな石臼」に関わるたとえ話を比較検討しながらお話を始められ、『賀川豊彦全集』、『資料集「賀川……
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