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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4843号】教区総会報告2016年度3

2016年7月2日

「未受洗者陪餐発言」教区対応を報告

中部教区

 5月24日~25日にかけて、名古屋中央教会を会場に、第66回中部教区定期総会が開催された。開会時の議員数は、209名中177名であった。

 開会礼拝が捧げられ、礼拝の中では聖餐式が執行され、諸報告から本格的に議事が開始された。

 常置委員会報告において「聖餐を巡る島しづ子教師の発言とその対応に関する件」についてが特に詳細に報告され、常置委員会が、名古屋堀川伝道所ならびに、島しづ子教師と丁寧に対話を重ねてきたことが議場に明らかにされた。

 「評価と展望」の項は議長報告の意味合いが強い項であり、横山良樹議長が読み上げた。内容は「全般について」「伝道、研修について」「教区財政について」「東日本大震災について」「在日大韓基督教会との宣教協約について」「教区総会での未受洗者陪餐の発言について」「教区内センター活動について」「伝道資金について」等であったが、ここでも「教区総会での未受洗者陪餐の発言について」が詳細に報告され、現在、島しづ子教師が名古屋堀川伝道所で執り行っている聖餐式が、教区との対話の中で、日本基督教団式文に則った形に変更され、「洗礼を受けている、いないに関わらず、イエスを主と告白する方はどなたでもどうぞ」という呼びかけは行わない形に整えられたこと、そのことは役員会の議決であったことが報告された。

 2日目は、逝去教師追悼礼拝、隠退教師感謝会に始まり、2名の按手礼式、1名の准允式が執り行われ、喜びを議場が共有したところから議事が再開された。

 佐々木美知夫教団問安使との質疑応答では、東北の被災地支援を伝道と結びつけることに違和感を覚ええるという意見があり、沖縄教区との具体的な対話の計画について問う声に対し、具体的な計画は何も決まっていないと佐々木副議長は応じた。

 教団総会議員選挙方法について、倍数候補を選出した後、候補者の人となりを良く知るために所信表明を行ってから本選挙を行うという修正議案が出されたが、少数否決となり、所信表明は行わず通常通りの方法で選挙が行われた。

教団総会議員選挙結果
【教職】田口博之(名古屋桜山)、加藤幹夫(阿漕)、横山良樹(半田)、小林光(熱田)、井ノ川勝(金沢)、高橋潤(中京)、渡部和使(山田)、勇文人(若草)、佐藤誠司(福井神明)、松島保真(小松)、小堀康彦(富山鹿島町)

【信徒】本弘禮子(津)、辻康(四日市)、平尾貴美子(幸町)、野村敏彦(名古屋桜山)、牧野愛子(名古屋)、春日敏美(金沢長町)、大木博(尾陽)、谷幸二(富山鹿島町)、竹内喜保(半田)、中田邦雄(松坂)、勝山志づえ(金沢元町)
(小林信人報)

 

19年3月まで震災救援活動を継続

東北教区

 第71回東北教区総会は、5月24日~25日、仙台青葉荘教会で開催された。正議員152名中115名出席。

 本総会では、震災関連及び04年から取り組んできた宣教共働のあり方に焦点が当てられた。

 東日本大震災関連では、17年3月に教団が対策本部を閉じ、資金援助も終了することに対して、教区の方向性を問うこととなった。教会救援復興委員会、被災者支援センター・エマオ、放射能問題支援対策室・いずみの働きに関して、規模を縮小しながらも、19年3月まで継続することを可決。議場からは、甲状腺検査等のいずみの活動継続に関して、宣教協約を結ぶ対外諸教会にも呼び掛けてほしいこと、エマオ石巻の働きはゼロに近づける傾向があり、石巻独自の状況があることが指摘された。17年度以降、支援規模の縮小に向かって、重点の置きどころが今後の課題となる。

 震災関連では、小西望議長の挨拶で、建て替え、大規模改修を余儀なくされた教区内19の教会は、全て献堂を終えたこと、貸付金の返済支援募金を始めていること、エマオ・いずみの働きを続けるための募金を諸教会に願うことも報告された。

 また、04年に宣教共働を軸として行われた機構改革、地区再編、財政改革の振り返りと見直しのため、前総会期に常置委員会は「宣教共同のあり方検討委員会」を設置。本総会において、04年から15年度の宣教共働の執行状況をまとめた資料を配布した。同委員会の調査結果に基づき、宣教共働の理念を明確にしつつ、実情に即すように「宣教共働委員会規程」が改定された。また、宣教共働連帯金関連の議案がいずれも可決。今回の制度改定により、宣教共働連帯金基準は定期昇給型から固定額となり、教師家族の生活を視野に入れた手当が手厚くされた。1日目夜には、宣教共働に関する協議会が開催され、これまでの経緯と実際の様子が分かち合われた。

 今総会において、既に行われた3名の按手受領の報告承認と共に、2名の准允式が執行され、総会冒頭には、石井佑二書記の離任に伴う形で書記代行を務めていた長尾厚志教師が正式に書記として承認された。

教団総会議員選挙結果
【教職】保科隆(福島)、長尾厚志(仙台ホサナ)、小西望(仙台北)、髙橋真人(会津坂下)、原裕(天童)、潮義男(仙台青葉荘)、布田秀治(いずみ愛泉)、竹迫之(白河)、半澤洋一(仙台長町)

【信徒】遠藤道雄(福島伊達)、松本芳哉(仙台青葉荘)、石原裕子(常磐)、成田得四郎(仙台東六番丁)、三輪大(仙台青葉荘)、長谷川美子(陸前古川)、境澤栄美子(山形六日町)、丹治洋子(信夫)、横井泰明(須賀川)
(佐藤 進報)

 

「信徒必携」改訂準備を開始

東京教区

 第75回東京教区総会が5月31日、富士見町教会を会場に開催された。木下宣世教師の説教「教会の外に出て語る」による開会礼拝を捧げ、逝去教師を憶えて祈りを捧げた。組織会にて議員488名のうち294名出席、総会が成立した。

 来賓として李明忠在日大韓基督教会関東地方会書記が挨拶、互いの信頼関係を構築・継続していく上で対話の重要性を語った。教団問安使として雲然俊美教団総会書記、三局より道家紀一総務幹事、竹澤知代志出版局長、籔田安晴年金局理事長が出席した。

 岸俊彦議長による議長報告・常置委員会報告及び三役報告を審議承認した後、常置委員半数改選選挙を行った。教団問安使および教団三局からの挨拶と質疑応答を経て、教団総会議員選挙第一選挙(教職、信徒各17名)を行った。

 決算報告を承認、予算案を可決した。按手礼・准允執行承認、教区各委員選出の常置委員会への委任を可決し、総会閉会中の教会記録審査委員会を組織、教区発行『信徒必携』改訂委員会を設置することになった。

 教団総会議員第一選挙結果を承認後、各支区推薦者を参考にして第二選挙(教職、信徒各10名)を行った。第二選挙結果承認後、1日目をもって閉会するとの議事運営委員会提案を承認、2日間の日程を繰り上げて閉会した。

常置委員選挙結果(半数改選)
【教職】神保望(下落合)、古旗誠(目白)、岸憲秀(千葉本町)、松井睦(聖徒)、藤盛勇紀(富士見町)

【信徒】永井清陽(経堂北)、朝岡瑞子(船橋)、澤田竹二郎(白金)、遠矢良男(富士見町)、高花富夫(柏)

教団総会議員選挙結果
【教職】木下宣世(西千葉)、中村公一(高輪)、岸俊彦(経堂北)、長山信夫(銀座)、渡邊義彦(柿ノ木坂)、伊藤英志(三軒茶屋)、藤盛勇紀(富士見町)、古旗誠(目白)、大友英樹(赤羽)、高橋和人(田園調布)、岸憲秀(千葉本町)、小橋孝一(新島)、阿部祐治(自由が丘)、林牧人(西新井)、松井睦(聖徒)、今泉幹夫(小金)、石井錦一(松戸)、井上馨(小岩)、上田光正(曳舟)、清弘剛生(頌栄)、生原美典(松原)、大塚啓子(目黒原町)、遠藤忠(むさし小山)、西之園路子(滝野川)、山ノ下恭二(牛込払方町)、村上恵理也(松戸)、小林信人(船橋)

【信徒】鈴木功男(目白)、持田二郎(池袋西)、黒沢咲子(下谷)、井川重夫(霊南坂)、奥山盾夫(千葉本町)、永井清陽(経堂北)、物井惠一(小松川)、朝岡瑞子(船橋)、神田道彦(洗足)、遠矢良男(富士見町)、川添裕一(自由が丘)、角谷多美子(安藤記念)、中村佐和子(鳥居坂)、澤田竹二郎(白金)、山田昌人(聖ヶ丘)、髙花富夫(柏)、鈴木齋(銀座)、糸魚川喜一(銀座)、阿部勝雄(聖和)、小平正宣(代々木中部)、宍戸信次郎(麻布南部坂)、佐藤佐枝子(高輪)、若林之矩(柿ノ木坂)、石川日出男(滝野川)、鎌田あつ子(目白)、伏見陽子(新津田沼)、石井信満(長生)
(伊藤英志報)

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