伝道推進室主催の伝道キャラバンが、10月28日から30日の日程で、東海教区山梨分区の諸教会・関係学校の篤い協力のもとに開催された。伝道推進室より6名、東京神学大学および日本聖書神学校より神学生10名が参加した。
28日、東京神学大学で祈りがささげられたのち、4台の自動車に分乗して山梨・愛宕町教会へ向かった。山梨分区に属する教職との懇談会がおこなわれ、山梨分区における伝道活動の丁寧な報告をしてもらい、より理解を深める機会となった。夜には分かち合いと祈祷会をもって一日が閉じられた。
29日、参加者による早朝礼拝ののち、午前の主日礼拝は山梨分区内の7教会(愛宕町、南甲府、巨摩、山梨八代、勝沼、大月新生、富士吉田)へ、それぞれ教職・神学生が遣わされた。礼拝では教職・神学生が説教や証しを担当し、教会との良き交わりをもった。
午後には、日下部教会を会場にして「伝道協議会」が開催された。協議会では、石橋秀雄議長より、日本基督教団における新たな伝道の取り組みについて紹介され、また山梨分区からは宍戸俊介牧師(愛宕町)より、山梨分区における伝道の課題についての発題があった。その後、参加者が活発な意見をかわし、伝道のスピリットを共有した。
30日、教団関係学校である山梨英和大学を訪問した。大学礼拝で石橋議長の腹話術を交えた説教がなされたのち、大学との懇談がおこなわれ、山梨英和大学におけるキリスト教教育の働きが紹介された。教会との密接なつながりがあってこそ、大学の営みが祈られつつ成り立っている現状が紹介された。
その後、神学生との分かち合いの時、祈祷会の時をもって、3日間の伝道キャラバンが終了した。伝道の最前線である教会で、礼拝がささげられ福音が宣べ伝えられる。ここに伝道の基本があることを誰もが確信した時であった。 (齋藤 篤報)