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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4915号】事務局報

2019年11月23日
橋本高幸氏(隠退教師)  19年7月12日逝去、92歳。栃木県生まれ。59年日本聖書神学校卒業。60年より犀川教会を牧会し、06年隠退。  遺族は娘・梅崎啓子さん。   國安敬二氏(隠退教師)  19年10月26日逝去、94歳。大阪府生まれ。50年日本基督教神学専門学校卒業。53年より駒澤、幕張教会を牧会し、農村伝道神学校に務め、幕張教会を経て16年隠退。  遺族は姪・大澤美子さん。

【4915号】♦EMS(連帯福音宣教会)訪問♦ EMSとの関係深化に向けて

 10月の初めにドイツに行き、シュトゥットガルトのEMS(連帯福音宣教会)の本部を訪ねて、教団とEMSとの関係を整えるための話し合いの時を持ち、その後、フランクフルトで開かれたEMS主催の「教会の課題としての宗教間対話研究」を主題とする国際会議に参加して、ドイツを中心とした教会との宣教協力関係について発題し、協議に参加してきました。  EMSはドイツを中心とする世界的な宣教団体で、ヨーロッパ、アジア、アフリカの3大陸にある28の教団、宣教団体が加わっています。  教団も創立以来EMSに加盟し、部落解放センターや教誨師活動の支援、ミッションコワーカーの派遣、ユース・ボランティアの受け入れ、国際会議に参加する機会の提供など、教団が世界の教会とつながっていることを証しする重要な絆となっています。  東日本大震災の時にはEMSの呼びかけで世界の教会からの多大な献金が寄せられ、福島……

【4915号】伝道のともしび 夜も昼のように光り輝く 詩編139編12節

東海教区・聖隷三方原病院チャプレン 佐藤 志伸  いつもお祈りのうちに覚えていただき、感謝致します。  1926年イースター。クリスチャンの青年たちが、弟子たちの足を洗ったイエスさまに倣って生きることを願い、クリーニング店『聖隷社』を創業。その後の一人の結核に苦しむ青年との出会いが、彼らを大きく突き動かしました。その時、主が彼らに託された働きは、今、聖隷福祉事業団に引き継がれ、すべての施設が「キリスト教精神に基づく『隣人愛』」を基本理念としています。  聖隷三方原病院は静岡県浜松市にあります。1981年、日本で最初のホスピスを誕生させました。現在の「聖隷ホスピス棟」は1997年竣工。27部屋全て個室で、家族も一緒に生活できるように、十分なスペースがあります。また庭の花々や小鳥、猫たちが心を和ませてくれます。礼拝堂の横に置かれた石碑(レプリカ)には「夜もひるのように輝けり」とい……

【4915号】♦隠退教師を支える運動全教区推進協議会♦ 原点を思い起こし、 課題を確認

 10月3・4日、教団会議室において「隠退教師を支える運動全教区推進協議会」が開催された。  協議会に先立ち、開会礼拝では、道家紀一教団総務幹事より、使徒言行録20章31〜32節の御言葉により『神とその恵みの言葉とにゆだねます』と題する説教があり、池田浩二委員長より開会祈祷と挨拶、陪席者の承認、新任推進員の紹介と議事日程の提案があり、承認された。  ついで、鈴木秀信事務局長より、2018年度諸報告および決算報告並びに大三島義孝幹事・河村富雄監事より監査報告があった。クリスマス祝い金贈呈については、送り主を従来の「教団社会委員会」から「隠退教師を支える運動」に変更すること等の手続き変更を承認。さらに2019年度事業計画および計画額について提案があり、協議の結果、いずれも承認された。  休憩と一同の写真撮影の後、教団伝道推進基本方針の展開と今後の歩みについて、道家幹事より「教……

【4915号】人ひととき 今泉 聖美さん 主に確かな答えを戴いて

 「神さまは、なぜ」その問いは、初めての出産後十日目から始まった。我が子に染色体異常の18トリソミー症候群による重い心疾患があるとわかったのだ。生後1年以内の死亡率9割、治療方法はないと医師に告げられた。1年ほどの命とご存じなのに、神さまはなぜこの子に命を与えたのかと問い続けた。命の糧の母乳さえ、心臓に負担をかけぬよう、ほんのわずかしか与えられない。命のカウントダウンが聞こえるような日々だった。  治療という武器を持てない戦いは、1歳を迎えて間もなく唐突に終わった。我が子の呼吸が止まった静寂の中、死に完敗したと痛感した。逝った子だけでなく、すべての命が、死で終わるだけの無意味なものに思えた。だったら、なぜ神さまは命をお造りになるのか。  葬儀の時、牧師に問うた。「この子は御国に入れますか」。牧師は答えた。「きっと入れます」。その時、光が心に射し込んだ。死を超えて復活があること、……

【4915号】痛みを超える信仰

 この秋、教会員のAさんが92歳で天に召された。おだやかに、しっかりと教会の信仰を支えてきてくださった方だったが、彼女の心には教会がもたらした痛みが深く刻まれていた。  Aさんは、結婚後、夫とその家族が信者だったために教会に通うようになった。ところがその教会は「教団離脱問題」にまきこまれる。1951年、日本基督教団北海教区の半数近い教会が教派教会の結成を目指して教団を離脱した。Aさんの通う教会でも激論の末に離脱を決議する。だが教団への残留を望んだ一部の教会員は教会を離れて新教会を設立し、やがて教団の「北海道特別開拓伝道」の対象として支援を受けた。Aさんの家族はこの新教会の中心的なメンバーだったようだ。  「一緒に礼拝していた人たちが対立し、教会が割れていくのは、ほんとうにつらかったです。教会が信じられなくなりました。あんな思いは二度としたくありません」と、ふだん口数少ないAさん……

【4914号】第41総会期 第5回常議員会

2019年11月9日
台風15号の被害を報告  第5回常議員会が10月7〜8日、教団会議室で常議員29名が出席して開催された。  総幹事報告において、秋山徹総幹事は、台風15号被害を報告。岸俊彦東京教区議長がお見舞いに対する感謝を述べ、伊豆諸島の波浮教会が大きな被害を受け、大島元村教会と合同で礼拝していることを報告した。また、岸憲秀千葉支区長が支区内の被災状況を報告し、「かにた教会が特に支援を必要としているが、お見舞いと支区の特別活動費で対応する」と述べた。  質疑の中で、天皇代替わりに対する活動が問われ、秋山総幹事は、「教団総会決議の趣旨に従い、各教会・団体で行動してほしい。10月22日は事務局を休みにしないことで姿勢を示す」と述べた。  熊本・大分地震被災教会会堂等再建支援委員会報告では、募金が、19年3月で締め切られた後にも寄せられ、6月20日現在、1億5756万66  3円とな……

【4914号】荒野の声

 「聖書」の語源を辿ると紙の原料に行き着く。牧師たる者、急速に進む紙離れに抗い、紙媒体にこだわりたい。▼「辞書」において電子デバイスへの変化が起こり始めていた頃、教育現場では「紙の辞書に慣れてから電子辞書を使うべき」と勧められていたが、今はどうだろうか。▼聖書科講師として授業を受け持っているミッションスクールでは、教員だけでなく学生にも一人一台、タブレットが付与されている。配布物がメールで送られるだけでなく、授業では電子黒板にレジュメが映し出され、同時に各自のタブレットに送信される。▼聖書科くらいはチョークで板書し、紙と鉛筆を使ってノートを取らせるスタイルを貫きたい。そう意気込んで黒板に向かっていると、背後から「パシャ」、「パシャ」と鳴り響く電子音に包まれる。タブレットのカメラで板書を写す音だ。紙と鉛筆でノートをまとめることを涵養する思いは一気に失せてしまう。「紙に立ち返れ」と叫ぶ声は空し……

【4914号】♦︎全国財務委員長会議・予算決算委員会♦ 教区財政縮小の中で課題を共有

《全国財務委員長会議》  第41総会期第1回全国財務委員長会議が9月26〜27日、教団会議室で開催され、16教区の財務委員長の出席があった。  一日目は秋山徹教団総幹事、宇田真予算決算委員長の挨拶後、16教区の財務委員長全員から心のこもった報告がなされた。止まらない信徒数減少に伴う献金額減少、教勢は確実に低下している。教区全体の活動費も減り、支障がでてきている。それでも活動はなるべく縮小しないように必死で努力している財務委員長たちの姿があった。  小規模教会と大規模教会、都市部と農村部の格差が激しい。小さい教会を助けようとすると大きい教会の負担が大きくなりすぎる。互助資金はだんだん増える傾向にあり、その財源はどうするべきか。また独自の大きな問題を抱えた教区や教区自体の機構改定が喫緊の課題との意見も出された。近年各地で起こる大災害、いつ必要となるかわからない災害対応資金の準……

【4914号】▼世界宣教委員会・国際関係委員会▲ 青年派遣プログラム好評

 9月27日、第2回世界宣教委員会並びに国際関係委員会を教団事務局で開いた。  まず確認されたのは、アジア、北米、南米、ヨーロッパへ派遣されている宣教師の状況である。提出してもらった報告書などを参考に、一人一人の様子を委員間で共有するように努めている。  宣教師はそれぞれ全く異なった文化や言語、政治的背景、そして経済状況の中で、教会や学校等で求められているニーズに応えるべく奮闘しており、委員会としても可能な限り支援したいと考えている。具体的には、医療費や語学研修費の補助、必要に応じて緊急事態への支出も行っている。  また当委員会からの出張として、台湾基督長老教会総会や英国メソジスト教会年会等への参加、青年派遣プログラムの引率の報告を各担当者から受けた。  特に6〜9月にかけて、台湾、ドイツ、カナダ、フランスへの4つの青年派遣プログラムは、概ね好評だったとのこと。今後……
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