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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4915号】▼社会委員会▲ 台風被災の復旧・復興を祈りつつ

2019年11月23日
 第3回社会委員会(10月21・22日)は、一日目に白河教会(福島県)で開会礼拝と委員会を行い、二日目に伊藤信彦委員が園長を務める社会福祉法人堀川愛生園(児童養護施設・棚倉町)視察を予定していたが、台風19号直後の開催となったため、白河教会では開会礼拝のみとし、急遽、堀川愛生園に至る周辺地域の被災状況視察が組み込まれた。  小さな河川が多数氾濫した今般の特徴により、広範囲にわたりいたるところで被害が認められ、各地の復旧・復興が一日でも早く進むようにと祈りを合わせた。そのために当委員会が窓口の「台風19号豪雨緊急救援募金」が充分に用いられるように願うものである。  その後、堀川愛生園で委員会を開催。宣教委員会報告、日本キリスト教社会事業同盟・日本キリスト教保育所同盟に関する報告、会計報告などを各担当者から受け、8月の死刑執行に対して内閣総理大臣と法務大臣宛に提出した抗議要望文を確……

【4915号】♦︎カルト問題全国連絡会♦ 現状とカウンセリングの必要性を共有

 10月24・25日と、 仙台の茂庭荘で2019年度カルト問題全国連絡会がもたれた。 今回は韓国基督教長老会のイ・ジェチョン総幹事、ホン・ヨハン国内宣教部長、通訳の長尾有起氏(教団宣教師)を迎え、山口広弁護士と鈴木エイト氏(「やや日刊カルト新聞」主筆)を講師に、30余名の参加を得て開催された。  一日目はまず、山口弁護士の「統一協会の現状」と題した講演と鈴木氏の「カルトの状況」と題した講演がなされた。  山口氏は、自身の東大紛争時代の経験を交え、統一協会との関わりに言及しながら、現在に至るカルト被害への弁護活動、また法的働きでは解決されない心の問題を扱うカウンセラーの必要性を語った。  続く鈴木氏も、自身とカルトとの関わりに触れながら、「やや日刊カルト新聞」の働きやカルトの現状について、特に日本の政治との関わりを交えながら、あまりふれることの出来ない情報を提供してくれた。……

【4915号】▼「障がい」を考える小委員会▲ 全国交流会のプログラムを確認

 10月21・22日、第2回委員会を開催。一日目は能登川教会にて協議の時を持ち、二日目は、滋賀県東近江市佐野町の障がい者支援施設「止揚学園」を訪ねた。  協議では、常議員会、宣教委員会の報告を受け、「障がい」を考える全国交流会についてプログラムも含めて確認した。講師は津田望氏(社会福祉法人のゆり会理事長)を決め、主題は「発達障害について」。プログラムについて詳細を詰めた。日時は2020年10月5・6日。場所は戸山サンライズ。案内は2020年4月頃、各教区事務所に発送する。  二日目の止揚学園では、職員の案内で、「おがたホール」、「働く家」、「納骨堂」等を見学。その後、園長の福井生氏と職員から話を聞き、食堂で、障がい者の方々、職員、ボランティアの中高生たちと昼食を共にした。食後、自己紹介、歌の披露などがあり、最後にフォークダンスを一緒に踊った。  止揚学園は、1962年に開……

【4915号】▼信仰職制委員会▲ 按手を巡る答申、加筆修正

 第3回信仰職制委員会が、10月17・18日に全委員の出席と秋山徹総幹事、担当幹事の陪席のもと教団会議室にて開催された。  前回議事録承認の後、既に持ち回り審議にて承認されていた前回取り扱いの諮問「関東教区常置委員会、および関東教区総会議長・東野尚志より」に対する答申内容の一部修正について記録に留めた。  修正箇所は次の通り。  (誤)「当該教師は、正教師検定試験を受験し合格して、教団の正教師としてすでに承認されているので…」  (正)「当該教師は、正教師検定試験を受験し合格して、教団の正教師検定合格者としてすでに承認されているので…」  (下線部が挿入箇所)  なお、この諮問への答申については、第5回常議員会にて報告の承認が保留されていたため、委員会として前回に引き続いて協議を行ない、さらなる加筆修正した答申を確認した。  また、秋山総幹事からの……

【4915号】委員会コラム 社会委員会 度重なる災害の中で 森下 耕

 社会委員会は、6月に第2回委員会を岡山の「まびくら」で、第3回委員会を福島の堀川愛生園(棚倉町、児童養護施設)で開催した。  特に第3回を予定していた10月21・22日の日程は奇しくも台風19号による被災の直後となり、私ども委員は白河〜棚倉周辺での河川氾濫による被災の爪痕を目の当たりにすることとなった。  「まびくら」における研修はやはり被災から約1年が経過していく中で被災された方々への心のケアが中長期支援となっていることを深く教えられている。  度重なる災害において取り組む課題は多いが、それを共有し、各教区との連携をどのように構築していくか、初動、災害への備蓄、募金やケア、その他の課題をともに分かち合ってゆきたいと委員会では話し合っている。  今期このあとは、来年2月に別府で開催(熊本・大分地震、九州豪雨被災関連)、9月に沖縄で開催(基地問題)を予定している。 ……

【4915号】事務局報

橋本高幸氏(隠退教師)  19年7月12日逝去、92歳。栃木県生まれ。59年日本聖書神学校卒業。60年より犀川教会を牧会し、06年隠退。  遺族は娘・梅崎啓子さん。   國安敬二氏(隠退教師)  19年10月26日逝去、94歳。大阪府生まれ。50年日本基督教神学専門学校卒業。53年より駒澤、幕張教会を牧会し、農村伝道神学校に務め、幕張教会を経て16年隠退。  遺族は姪・大澤美子さん。

【4915号】♦EMS(連帯福音宣教会)訪問♦ EMSとの関係深化に向けて

 10月の初めにドイツに行き、シュトゥットガルトのEMS(連帯福音宣教会)の本部を訪ねて、教団とEMSとの関係を整えるための話し合いの時を持ち、その後、フランクフルトで開かれたEMS主催の「教会の課題としての宗教間対話研究」を主題とする国際会議に参加して、ドイツを中心とした教会との宣教協力関係について発題し、協議に参加してきました。  EMSはドイツを中心とする世界的な宣教団体で、ヨーロッパ、アジア、アフリカの3大陸にある28の教団、宣教団体が加わっています。  教団も創立以来EMSに加盟し、部落解放センターや教誨師活動の支援、ミッションコワーカーの派遣、ユース・ボランティアの受け入れ、国際会議に参加する機会の提供など、教団が世界の教会とつながっていることを証しする重要な絆となっています。  東日本大震災の時にはEMSの呼びかけで世界の教会からの多大な献金が寄せられ、福島……

【4915号】伝道のともしび 夜も昼のように光り輝く 詩編139編12節

東海教区・聖隷三方原病院チャプレン 佐藤 志伸  いつもお祈りのうちに覚えていただき、感謝致します。  1926年イースター。クリスチャンの青年たちが、弟子たちの足を洗ったイエスさまに倣って生きることを願い、クリーニング店『聖隷社』を創業。その後の一人の結核に苦しむ青年との出会いが、彼らを大きく突き動かしました。その時、主が彼らに託された働きは、今、聖隷福祉事業団に引き継がれ、すべての施設が「キリスト教精神に基づく『隣人愛』」を基本理念としています。  聖隷三方原病院は静岡県浜松市にあります。1981年、日本で最初のホスピスを誕生させました。現在の「聖隷ホスピス棟」は1997年竣工。27部屋全て個室で、家族も一緒に生活できるように、十分なスペースがあります。また庭の花々や小鳥、猫たちが心を和ませてくれます。礼拝堂の横に置かれた石碑(レプリカ)には「夜もひるのように輝けり」とい……

【4915号】♦隠退教師を支える運動全教区推進協議会♦ 原点を思い起こし、 課題を確認

 10月3・4日、教団会議室において「隠退教師を支える運動全教区推進協議会」が開催された。  協議会に先立ち、開会礼拝では、道家紀一教団総務幹事より、使徒言行録20章31〜32節の御言葉により『神とその恵みの言葉とにゆだねます』と題する説教があり、池田浩二委員長より開会祈祷と挨拶、陪席者の承認、新任推進員の紹介と議事日程の提案があり、承認された。  ついで、鈴木秀信事務局長より、2018年度諸報告および決算報告並びに大三島義孝幹事・河村富雄監事より監査報告があった。クリスマス祝い金贈呈については、送り主を従来の「教団社会委員会」から「隠退教師を支える運動」に変更すること等の手続き変更を承認。さらに2019年度事業計画および計画額について提案があり、協議の結果、いずれも承認された。  休憩と一同の写真撮影の後、教団伝道推進基本方針の展開と今後の歩みについて、道家幹事より「教……

【4915号】人ひととき 今泉 聖美さん 主に確かな答えを戴いて

 「神さまは、なぜ」その問いは、初めての出産後十日目から始まった。我が子に染色体異常の18トリソミー症候群による重い心疾患があるとわかったのだ。生後1年以内の死亡率9割、治療方法はないと医師に告げられた。1年ほどの命とご存じなのに、神さまはなぜこの子に命を与えたのかと問い続けた。命の糧の母乳さえ、心臓に負担をかけぬよう、ほんのわずかしか与えられない。命のカウントダウンが聞こえるような日々だった。  治療という武器を持てない戦いは、1歳を迎えて間もなく唐突に終わった。我が子の呼吸が止まった静寂の中、死に完敗したと痛感した。逝った子だけでなく、すべての命が、死で終わるだけの無意味なものに思えた。だったら、なぜ神さまは命をお造りになるのか。  葬儀の時、牧師に問うた。「この子は御国に入れますか」。牧師は答えた。「きっと入れます」。その時、光が心に射し込んだ。死を超えて復活があること、……
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