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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4911号】夏、教区の伝道プログラムを展開

2019年9月28日
★《東北教区》 台湾との交流 宣教協約の実質化のため  7月15日から20日まで、台湾基督長老教会の青年修養会に参加した。2018年東北教区総会において台湾基督長老教会嘉義中会との宣教協約が締結され、実質化を図り、先方より青年の参加を呼びかけられたことがきっかけである。今回、会津北嶺高校より生徒有志8名の参加が許された。  会場となった鹿谷郷は、台湾有数の茶の産地である。茶席を通して、神様が共におられ聖霊の働きを感じようという趣旨の修養会だった。趣旨通り、日中は茶席の基礎知識を座学し実践として茶席作法を学び、夜は聖書の学びとテゼの祈りを行うプログラムが組まれた。  今回最も印象に残ったのは、最終日に行われた愛餐である。お茶とバナナをいただいた。  茶とバナナは、台湾における重要な産物ではあるものの、戦時中イギリスや日本の統治によって持ち込まれ、生産を強いられたものであ……

【4911号】荒野の声

 参加している説教を学ぶ会で久し振りに自分の語った説教を分析してもらった。同労者が集う中で俎板に乗ることはやや勇気のいることだが、信頼できる仲間からの確実な手応えが帰ってくるので良い経験になる。▼提供した説教についての印象ではあるが、短い論理の連続、彫り(掘り?)の浅さ、と指摘されたことが気になった。記事を校正することや、このコラムを書くことが生活の比較的大きなウェートを占める中でのことであろうか、と思わされた。限られた文字数、行数の中で言葉を展開し事柄を伝えなくてはならないのが本紙の使命である。事柄を論理的に展開したり、言葉を費やし掘り下げ、メリハリをつけたりには自ずと限界がある。そもそも、そんなことは求められていないと言える。▼どのような言葉に触れてきたか、触れているか。激しい言葉か、優しい言葉なのか。怒りの言葉か、慰め、励ましの言葉なのか。これまで受けてきた言葉、今受けている言葉が語……

【4911号】▼宣教委員会▲ 宣教方策会議、青年大会について協議

 8月27〜28日、第2回宣教委員会が別府教会を会場に開催された。前回以降、全国教会婦人会連合委員長が改選され、横山ゆずり新委員長が陪席者として加わった。常議員会及び各委員会からの報告を受けた後、以下の議題を協議した。  ①宣教方策会議に関する件。主題は「伝道推進と機構改定をめぐって−日本基督教団のこれから」と決定。この方策会議で教団の打ち出している「伝道推進と機構改定」の双方の整合性が明確になることが主題の意図である。教団伝道推進基本方針が神学的に位置づけられ、それに立脚して機構改定を考える筋道が、この方策会議で明確になることを期待して実施することを確認した。  また、主題に対する各教区の見解をなるべく多く発言してもらうため教区報告は5教区に増やした。また、「教団と距離を置く」としている沖縄教区だが、宣教委員会としては参加を切に願っていることを伝えることとした。  ②教……

【4911号】♦︎第2回 教師継続教育研修会♦ 「説教と牧会」をテーマとして

 第2回教師継続教育研修会が、8月20〜22日、ハートピア熱海にて開催された。テーマは「続・説教と牧会」とした。昨年と同じ主題を取り上げることを懸念する声もあったが大事なテーマでもあり、新たな講師を立て、プログラムにも工夫を加えることによって昨年にも劣らない非常に充実した研修会となった。  講師の小島誠志氏(久万教会牧師)と中道基夫氏(関西学院神学部教授)には、それぞれの立場から大変豊かな講演をしてもらった。  小島氏は、自身の説教者・牧会者として歩んできた体験を語り、実存のかかったその話に参加者一同、引き込まれるように熱心に聞き入った。中道氏は、実践神学担当教授として、神学部での豊かな知識に基づき牧会について歴史を辿り、牧会と説教を結び付ける終末的希望の物語としての聖書の全体性の回復と、それが個々人の物語と結ばれることが大事であると語った。  各講演のあとに2回の分団協……

【4911号】♦︎全国キリスト教学校人権教育セミナー♦ 想像力をもとう

 第30回全国キリスト教学校人権教育セミナーが8月5〜7日、大阪クリスチャンセンターと大阪女学院中学校を会場に開催。主題「『想像力をもとう』−出会いから無関心・不寛容な時代を変える」。  開会礼拝はカトリック大阪大司教区補佐司教ヨゼフ・アベイヤさんの安息日に手の萎えた人を癒した箇所からの説教。第二次世界大戦の反省から1948年に国際連合で採択された世界人権宣言に、聖霊の働きを感じたが、残念ながら現実は然に非ず。コロンビアの路上生活の子どもたち、アフリカの温暖化による環境難民、シリアでの爆撃による子どもたちの惨状。無関心、無行動はいけない。虐げられた人をイエスが真ん中に立たせて癒された、その問いかけに、どう関わっていくか思い巡らしたい、と語った。  基調報告は、大阪女学院中高の解放教育の報告。  二日目は大阪女学院中高のハンドベルの演奏に耳を傾け、祈りの時間を守って始まる。……

【4911号】♦︎カナダ青年研修ツアー♦ 《バンクーバー交流&研修ツアー》

歴史と現代の課題を実際に学ぶ  8月18日から12日間、教団から7人の学生を迎え研修ツアーを行った。  夏休み中の7、8月は、カナダの教会は日曜日の礼拝以外は活動休止で、青年たちもキャンプやボランティアに出かけているため、日本の青年たちが望んでいるこちらの青年たちとの交流は難しい。そのため、このツアーの三つの柱は、①先住民の文化と歴史に学ぶ、②日系カナダ人の歴史と移民の暮らしぶりに学ぶ、③ホームレスや低所得者層向けの奉仕活動は夏でも休みなく行われているため、カナダ合同教会の社会奉仕活動に学ぶ、となった。  参加者は経験も関心も英語力も様々だったが、それぞれに学びの課題を持ち、訪問先での出会いを通して多くを感じ考え、日本社会と歴史、教会のあり方を見つめ直すよい機会となった。  先住民の歴史と日系カナダ人の戦争中強制移動の歴史は、多民族多文化を受け入れ尊重し、誰もが平等な恩……

【4911号】▼信仰職制委員会▲ 諮問3件について答申

 第2回信仰職制委員会が、7月22〜23日、教団会議室で開催された。前回議事録承認の後、継続諮問について背景にある事実関係について確認後、協議した。  次いで3件の諮問について協議した。諮問及び答申は次の通り。 * 《諮問①》関東教区常置委員会、および関東教区総会議長・東野尚志より 1.教規124条①に「正教師とは、正教師検定試験に合格し、教区総会の議決を経て、按手礼を領したものとする」と規定されています。そこで改めて確認したいのは、このたびの阿部教師の正教師検定試験合格とは、上記教規124条①に言う「正教師とは、正教師検定試験に合格し」までの状態を満たしたものとして解してよろしいでしょうか。 2.上記の理解が正しいとすると、阿部教師を正教師として登録するためには、教規124条の「教区総会の議決を経て按手礼を領する」ことが必要となりますが、その場合の「教区総会の議決」……

【4911号】♦︎第22回 部落解放青年ゼミナール♦ 「新たにきづく」ために

 第22回部落解放青年ゼミナールが、8月21〜23日に大阪・大正めぐみ教会を会場に開催された。部分参加も含めて28名の参加があった。  今年は「新たにきづく青年ゼミ」と題して、太鼓の町として有名な大阪市浪速区で学んだ。部落解放同盟浪速支部の協力を得て、地域の歴史の学びとフィールドワーク、そして「リバティおおさか」の見学をした。  部落解放同盟の資料室で地域の昔の写真を見た。川を挟んであちらとこちらで建物の作りが全く違う様子は、当時の厳しい差別を象徴しているように感じた。この地域は江戸時代までは太鼓の町として非常に栄えたそうだ。差別の中でも、人々はプライドと気概をもって生活していた。しかし、明治に入って行われた賤民廃止令(解放令)によって、被差別部落外から皮革産業への参入が始まる。厳しい差別意識が残る中で地域の人々は職を奪われ、一層貧しい生活を余儀なくされた。  この地域は……

【4911号】委員会コラム 世界宣教委員会 世界の教会と共に 西之園路子

 世界宣教委員会は、日本基督教団から海外への宣教師の派遣、海外の教会から日本基督教団の教会あるいは関係学校や諸施設への宣教師の受入れに関わっています。また海外の諸教会、キリスト教諸団体との窓口となっています。  ここ数年、世界宣教委員会で意識的に力を入れているのが、海外へのユース(青年)の派遣です。派遣できる人数には限りがありますが、広い視野を持ち、世界のキリスト者たちと共に歩んでいけるユース、次世代のリーダーたちが育ってくれることを願い、2019年夏は、台湾(I Love Taiwan Mission)、カナダ(バンクーバー交流&研修ツアー)、ドイツ(日独ユースミッション2019)、スイス&フランス(テゼ黙想ツアー)にユースを派遣しました。現地の教会や現地に遣わされている教団宣教師等の協力のもと、派遣先の教会青年たちとの交流や先住民の文化や歴史に触れる機会となっています。世界宣教委……

【4911号】事務局報

村川弘一氏(無任所教師)  19年5月23日逝去、89歳。樺太生まれ。53年日本基督教神学専門学校卒業。同年より関東学院六浦高校、静岡英和女学院に務める。  遺族は妻・村川博子さん。   永田哲郎氏(無任所教師)  19年6月1日逝去、81歳。兵庫県生まれ。99年受允、01年受按。99年より北柏めぐみ、薬円台、北柏めぐみ、我孫子教会を牧会。  遺族は妻・永田ふさ子さん。   吉新 緑氏(無任所教師)  19年8月27日逝去、84歳。大分県生まれ。11年東京神学大学卒業。12年より18年まで杵築教会を牧会。  遺族は息・吉新主門さん。   雨宮栄一氏(隠退教師)  19年8月26日逝去、92歳。韓国・京城生まれ。53年日本基督教神学専門学校卒業。同年より山梨、阿佐ヶ谷東、東駒形教会を牧会し、中部学院大……
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