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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4919号】台風(15号、19号、21号)被害報告

2020年1月25日
♦東北教区♦  4教会で会堂等が被害  10月に発生した台風19号により東北教区でも各地で被害が発生した。教会の会堂等が被害を受けたのは4件。角田教会は会堂が床下浸水、雨漏りの被害を受けたことに加え、付属幼稚園の園庭に土砂が流入、園バス等が水没した。川俣教会は会堂の一部が床上浸水、敷地内に土砂が流入した。磐城教会は会堂が床下浸水、牧師館は床上15㎝の浸水被害を受けた。本宮教会は礼拝堂と隣接の幼稚園園舎が2m弱の浸水被害を受けた。また会堂は被害を受けなかったものの、仙台愛泉教会では園庭に土砂が流入、原町教会ではカーポートが破損、鹿島栄光教会、中村教会では断水が発生するなどの被害が生じた。加えて、これら被害を受けた教会を含め13の教会・附帯施設において、教会員宅や職員などの関係者宅での浸水や土砂流入の被害も多数発生したとの報告も受けている。  教区は被害報告を受け、本宮教会、磐城教会……

【4919号】♦伝道資金を用いた取り組み(中部教区)♦ バイブルキャンプが受洗のきっかけに

 中部教区においては、教師謝儀に対する援助を謝儀援助のみならず、謝儀をより充実するために伝道費援助を行っている。また、教師の生活をできる限り支えることは、各教会・伝道所における伝道の要となることを教区総会ごとに確認している。その伝道費援助の半額を、毎年、教団へ伝道交付金として申請している。  教団伝道方策交付金申請は、教区独自の伝道方策、特に、各教会・伝道所の伝道活動への援助と、青年伝道活動として2017年度から開始されたバイブルキャンプへの援助に充ててきた。伝道活動への援助は、小規模教会・伝道所に対して、特別伝道集会や教会コンサートにかかる費用、チラシや講師謝礼などの伝道費に対しての援助である。  ただし、2020年度は教団財政も考慮して、教団伝道方策交付金申請をバイブルキャンプのみに絞ることを決定した。これは、青年伝道により力を入れ、福音を次の時代を担う一人でも多くの人に伝……

【4919号】教区議長コラム ♦ 北海教区 ♦ 原 和人 ギリギリでいこう!

ギリギリでいこう! 北海教区議長 原 和人  1974年の夏の甲子園。徳島代表の池田高校が初出場を果たした。このとき登録選手は11人。これは野球の公式戦が出来るギリギリの人数である。この大会で池田高校は準優勝。「さわやかイレブン」と呼ばれ、甲子園の話題をさらった。  選手層の厚い強豪校ではなく、才能あるホームランバッターも三振を積み重ねる豪腕ピッチャーもいない。小柄でダイアモンドを駆け抜ける選手たちは大きな特徴もスター性もない。そして、誰か一人でもケガをすれば試合が出来ない。そんな池田高校が甲子園で準優勝。この事実と奇跡は全国の数多の弱小チームに夢と希望を与えた。  わたしの牧する2つの教会は、全国規模で言うと小規模教会の部類に入る。年々高齢化で礼拝出席も減少傾向で、ともすれば気持ちが後ろ向きになる。他を見ると、才能に長けた方々が沢山おられ、いろんな行事を行い、信徒も増加。それらを……

【4919号】事務局報

逝去 松井容子氏(隠退教師)  19年11月29日逝去、89歳。東京都生まれ。56年日本聖書神学校卒業。同年より都城城南、長崎、福岡渡辺通教会を牧会し、98年隠退。  遺族は息・松井曉郎さん。 金子 健氏(桐生東部教会担任教師)  19年11月22日逝去、81歳。茨城県生まれ。03年東京神学大学大学院卒業。同年より高知中央、桐生東部、安来、桐生東部教会を牧会。  遺族は娘・金子いづみさん。

【4919号】伝道のともしび 小さい者の一人 東北教区・社会福祉法人仙台キリスト教育児院 院長 鈴木 重良

 「はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである」(マタイによる福音書25・40)。  一昨年3月東京都目黒区で当時5歳の女の子が虐待死した。継父より字の練習を命じられ、食事の制限「しつけ」と称して不適切な扱いの日常だった。  同年5月、大阪の警察署に70歳代の女性が訪れ「アルバイトをしながら、自分一人で認知症で寝たきりの夫の介護をしてきたが、4月末から食事を与えていない。もう疲れた。死んでもかまわないと思った」と話した。  最新の人口統計によると日本の総人口は1億2615万人、うち14歳以下の年少人口は1528万5000人で全人口の12・1%、65歳以上の老年人口は3580万1000人で全人口の28・4%と年少人口の倍以上となっている。少子高齢社会は、これからの日本の次世代を担う若者を心身ともに健全に育て社会に……

【4919号】♦四国教区と関西学院大学との協定♦ 神学生の研修プログラムを教区で

 12月2日に行われた、四国教区本年度第3回常置委員会において、関西学院大学神学部と四国教区との間で、神学生の研修プログラムに関する協定が結ばれた。  今回の協定締結に繋がったのは、四国教区の「神学校との対話」という取り組みである。四国教区では、神学校を卒業してすぐの教師を迎える場合が少なくない。そのような形で赴任する教師を支えることが、教区の重要な役割である。そのため、神学校との対話を通し、今の神学生の状況を受け止め、地方教区の現状を伝える機会を持っている。  本年3月に、四国教区は関西学院大学神学部長中道基夫氏を招き、教会で奉仕の機会を設け、教区三役との対話の時を持ち、協議を行った。この協議の中で、関西学院大学神学部から神学生の研修プログラムを四国教区で行えないかとの提案があった。同神学部はかねてより教区等と連携して伝道者育成の実践的な機会を神学生に提供できないかと考えてお……

【4919号】人ひととき 眞嶋 命(まこと)さん 牧師の子、悲喜こもごも

 父は現役の教団の牧師である。大きな病が与えられてから約6年が経過し、今年度初めに牧師としての最前線から離れることになった。父の決断の前で涙を流した自分に、「信仰があるなら死を恐れる必要はない。永遠の命が与えられているから」と、父は言った。  教会育ちゆえ、信仰の世界があまりにも当たり前になっていた自分が初めて真剣に祈ったのは高校1年。ネットゲームで知り合った友人が、後遺症が残るほどの大けがをした時だった。しかし、それが信仰告白へと導いたかと言えばそうではなかった。  救いを律法主義的に捉えていた自分にとって、信仰者の道はどう考えても歩むことができない道だった。右の頬を打たれれば左の頬を出す、もちろんもっと深い意味があると思いながらも、それは無理だというのが信仰告白前の自分だった。  しかしある時、父親以外の牧師の「信仰義認」を語る説教で目が開かれた。神は人間の弱さをご存……

【4919号】頭が上がらない

 夏の休暇で沖縄にいたとき、「葬儀の依頼がある。セレモニーホール平塚さんに電話して」とのメールが教会の担当者から来た。「?」、平塚は妻の妹がいて両親の葬儀の司式をした。沖縄から駆けつけることは不可能。平塚に近い横浜明星教会、網中彰子牧師に依頼したら引き受けて下さった。「葬儀社に電話してくだい」とお伝えした。「感動の葬儀だった」とご遺族から感謝のメール。2週間後、委員会で網中先生から「平塚ではなく越谷だった。越谷まで葬儀に行った」と聞かされて驚いた。「セレモニーホールの平塚さん」だった。「の」を飛ばして平塚と思い込んでしまった。以後、網中先生に頭が上がらない。  頭が上がらないといえば、幼稚園の副園長にも頭が上がらない。幼稚園の仕事は丸投げだ。普段仕事をしないで幼稚園に来たら勝手な指示をすることに腹を立てまくしたてた。「石橋先生はね!3歳4歳児だ。落ち着きがない。好奇心が旺盛、遊びが大……

【4917・18号】クリスマス メッセージ 良い知らせ ルカによる福音書 2章1〜20節 神保 望

2019年12月21日
その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。《ルカによる福音書2章8〜15節》 不安と恐れの中の出来事  主イエス・キリストの誕生の知らせは……

【4917・18号】天皇代替わり、教区の取り組み

♦北海教区♦ 国民主権に違反しない儀式を  北海教区は、天皇代替わりにともなう諸儀式が、日本国憲法の国民主権、基本的人権の保障の原則に違反するものであってはならないとの観点から、問題意識をもって取り組んできた。裕仁天皇から明仁天皇に皇位継承が行われた時の諸儀式は日本国憲法にはふさわしくないと思われるものが多くあったため、その誤りを正していく自覚と行動が必要であると考えている。それと同時に、象徴天皇制とは何か、そもそも天皇制とは何かを考えることも大切だと考えている。  2018年11月23日、「第49回靖国神社問題北海道キリスト教連絡会議」が札幌北光教会で開催された。参加者41名。この集会はキリスト教4団体が幹事団体として共催するもので、教団北海教区はその一つである。北海教区の平和部門委員長の佐藤幹雄牧師(岩見沢)が「天皇代替わりと『国民主権』」と題して講演した。大嘗祭は天皇が神とな……
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