6月27〜28日、第2回年金局理事会が開催された。今回の理事会は、41総会期の教団年金局業務を担う新しいメンバー全員が揃い、新体制を確認し合う会合となった。
主要議題は2018年度年金局事業報告及び決算の承認と2020年度計画案の承認に関する件であった。18年度の事業としては、約750名の隠退教師および遺族の方々に約4億5000万円の年金給付を行った。全平均で一人当たり約60万円/年(終身退職年金に限ると約72万円/年)となる。
18年度決算としては、収入総額が約5億円、これに対する支出総額が約4億7000万円で、約3000万円の収支差額を計上した。これを積立金に繰入れた結果、18年度末積立金は約42億8000万円となったが、この額は責任準備金の50%を僅かに超える水準でしかなく、年金制度を健全に維持するためには更なる積み上げが要請される。
収支の内訳についてみる……
日本キリスト教団全国教会婦人会連合は、6月7〜8日に50周年全国集会を開催。主題「愛と真理に生きるとは−ヨハネによる福音書に聴く」。会場の幕張メッセ国際会議場には、北海道から沖縄まで、そしてエキュメニカルゲストを加えて900人を越える参加者が一堂に会した。今回の集会は、「世代をこえてつながろう」と呼びかけ、若い子育て世代や有職女性も参加しやすいよう二日目は土曜日に設定した。
開会礼拝の後は、50周年セレモニー。チェロ演奏に聞き入りながら、会場の大スクリーンに映し出された「婦人会連合の50年の歩み」を見て、改めて歴史をふり返る時となった。
その後、婦人会連合の活動を担う小委員会が企画した5つの分科会「聖書から聴く平和」、「教会・伝道」、「環境・子ども」、「世界との連帯」、「老いと祝福」の中で、希望した分科会に参加。夜には連合アワーとなり、各教区よりの報告を受けた。それぞれの……
年度末が近づいた日曜日、礼拝で説教が始まった途端、礼子さんの目から涙が落ち始めた。明確な理由はないが、そこで「ああ、長老の務めを終わる時が来た」と、なぜかストンと実感できたそうである。
大曲教会の牧師であった(1925年〜1980年)荒井源三郎は義父。その次男である荒井嗣さんと、夫婦そろって長年にわたり大曲教会を支えてきた。近年は礼子さんが会計をはじめ、長老として仕えてきた。自分の年齢や体のこと、また家族の事情もあって、急に日曜日に礼拝に参列できないこともある。腰の具合などを含め、これ以上よくならないと医者に言われる体の部分も増えている。ただ他の役員に聞けば、やはり礼子さんが役員会にいて欲しいという声も上がる。
例年牧師が、教会総会で選出される役員に、召命を問いかけている。選挙で選ばれて世に現れ出たこの結果を、御心として受け止めるか、と。
義父の関係で、家に奥羽各……
今、教会付属幼稚園の庭に真っ赤なカンナの花が咲いている。越谷幼稚園はカンナリレーに参加した。カンナリレーについて、「広島原爆投下から一か月、爆心地820mに咲いた真っ赤なカンナ。子どもたちとリレーしてお互いがお互いを想う心で平和をつないでいます」と記されている。
広島の原爆資料館に行くと、原爆が投下されて焼け野原となった地に、カンナの花が咲く写真が展示されている。75年間草木は生えないと言われた爆心地に一か月後咲いた真っ赤なカンナ、まさに奇跡の花だ。広島の30校が球根を育て、子どもたちが「未来をつなぐカンナリレー」を担い全国167校、世界14カ国にバトンがつながっている。
この球根を幼稚園の年長組が植えて、2回目の花が今咲いている。今年の11月に、年長組の子どもたちが掘り出して、球根の半分を「カンナプロジェクト球根保管先」に送る。
今年の年長組の年間主題聖句は「平……
議事日程を巡り、教団信仰告白の有無を議論
神奈川教区
第142回神奈川教区総会が6月29日、清水ヶ丘教会で、開会時、議員229名中170名が出席して開催された。
議事日程承認の際、「議事に先立ち、日本基督教団の信仰告白を告白する」との動議の討議に1時間程を割いた。
反対の立場からは、「教区に存する亀裂を大きくする」、「組合教会の伝統からすると、慎重な議論をすべき」、「信仰告白が教団政治上、排除の論理として語られている」などの意見、一方で、「教区総会で一年の歩みを振り返り、教団の教師を立てるに際し、共に立つ信仰を明らかにして臨みたい。告白は教派色を出すものではなく、共に立つことが出来る共通部分を言い表したもの」などの賛成意見があった。
古谷正仁副議長は、「教団は、国策の要請の中で合同しており、信仰告白について合同教会として丁寧な論議がなされなかった。神奈川教区は……
第2回予算決算委員会は6月13日教団会議室で行われ、はじめに秋山徹総幹事より各教区総会はほぼ終了したが数教区で議長交代があり、秋の全国財務委員長会議も人事に動きがあると思われる、また教団財政危機について関心が持たれている旨報告があった。
続いて道家紀一総務幹事並びに大三島義孝財務幹事より事業活動等に関してそれぞれ報告がなされた。その後2018年度第2次補正予算案に関する件を取り扱った。
経常会計の事業活動収入は合計3億1615万1000円。支出は合計3億2885万6000円。当期事業活動収支差額は1270万5000円の減。収益事業会計の収入合計は2304万2000円、支出合計は2579万3000円で、事業活動収支差額は275万1000円の減となった。
次に2018年度決算に関する件の報告を受けた。事業活動収支は533万8592円の差損が発生し、これに投資活動収支差……
新任教師オリエンテーションが6月10〜12日、ハートピア熱海で開催された。
今回の参加者は、新任教師34名、教団・神学校関係者他28名、総計62名であった。昨年よりも新任教師の参加者は少なかったが、その分、教団の教師として立てられている同労者が出身神学校の違いを超えて交流し、よく知り合う機会が多く持てたように思う。また近年、女性の教師が増える傾向にある中で、それぞれが抱える課題について活発に質問などが交わされるようになったという印象も受けた。
一日目は、古旗誠委員長による開会礼拝のあと、石橋秀雄教団議長より「信仰の一致によって伝道を推進する教師〜多様性の豊かさの中で」という題で講演がなされた。牧師の精神衛生について、自身でも取り組んでいることを紹介しながら、心とからだの健康を保つことの大切さを話された。また地域の教会が協力して取り組んでいる伝道活動の事例が紹介され、一人の……
第2回教育委員会が、6月10日から11日にかけて教団会議室で開催された。また、「教師の友」誌における教育プログラムと聖書箇所を決める教会教育プログラム小委員会も、11日から12日にかけて開催された。
2018年度に全国諸教会、学校、幼児施設等から献げられたクリスマス献金をアハリー・アラブ病院(パレスチナ・ガザ地区)に200万円、ヌール学校(アフガニスタン)に100万円、東北教区放射能問題支援対策室いずみ(東北教区)に200万円、それぞれ配分することを決定した。また2019年度のクリスマス献金送付先として、ACEF(バングラデシュ)、北海教区アイヌ民族情報センター、いずみ、以上3箇所が決定された。
次に、9月9日から10日にかけて開催予定の「教区青年担当者会」について議し、現在秋山徹総幹事のもとにあるプラットフォーム構想(インターネットを通して青年が情報交換や協働できる場を……
第2回社会委員会を、6月17〜18日に倉敷教会で開催した。前回は2名欠席だったため、委員全員が初めて顔を合わせる委員会となった。
今回は、昨年7月に発生した西日本豪雨災害の被災地のひとつを訪問し、そこで展開されている被災者支援の働きを受けとめることも大切な目的であった。初日に倉敷教会に集合した後、倉敷教会の中井大介牧師、東中国教区議長で岡山教会の大塚忍牧師らの車に分乗し、日本基督教団も関わる「岡山県宣教の集い岡山キリスト災害支援室」の拠点である「まびくら(まびにくらしのぬくもりを)」を訪問。大塚牧師からこの地での被災状況とこれまでの支援活動について聞いた。その後、まびくらスタッフの案内により、全部で8ヵ所ある決壊現場のひとつ(高梁川支流小田川)、まびくらが支援を行っている仮設住宅、救援活動初期に行政との関わりを築くきっかけとなった公民館などを視察した。まびくらが地域の中で信頼され……
6月19〜20日、第1回「障がい」を考える小委員会を教団会議室で開催した。今期委員の竹村眞知子、大坪直史、北村智史、杉本園子、徳田宣義が出席し、委員長に竹村委員、書記に徳田委員、ホームページ担当に北村委員を選任した。
委員会の位置づけについて、教団総会期毎に決議の上、宣教委員会の下に活動が継続されることを確認した。
前委員会からの申し送り事項を現委員会も追認した。①病いと障がいの理解を深めていく。そのために今期も施設訪問を行う。②高齢者と介護の課題を学んでいく。高齢は障がいではないが、障がい者と同様適切なサポートが必要である。教会の高齢化に対応していくためにも、今期あるいは来期の委員会において研修を始めたい。③全国交流会を開催できるよう努力する。そのための献金を続ける。④「障がい」に関する情報発信を継続する。ホームページを活用する。その際、色使いやレイアウトを柔らかい印象……