逝去
大野小康(隠退教師)
20年11月10日逝去、91歳。愛媛県生まれ。55年農村伝道神学校卒業。同年より堺大小路(現堺教会)、阿倍野、花輪、石津教会を牧会し、03年隠退。遺族は妻・大野ミヤコさん。
鈴木 眞(明石ベテル教会担任教師)
20年12月5日逝去、71歳。宮城県生まれ。84年東京神学大学大学院卒業。88年より高砂、明石ベテル教会を牧会。遺族は妻・鈴木ゆみ子さん。揚野 昇(隠退教師)
20年12月7日逝去、91歳。鹿児島県生まれ。56年東京神学大学大学院卒業。同年より小野田、竹原教会を牧会し、奥羽教区に務め、仙台愛泉、米沢明星、天童教会を経て02年隠退。遺族は息・揚野義宏さん。
鍾 昌宏(高田馬場台湾教会主任担任教師)
20年12月24日逝去、75歳。台湾生まれ。87年台湾神学院卒業、01年台湾基督長老教会より按手。南アフリカの長老教会、米国ルイビルの台湾人教会を経……
「コロナ対策班」を設置して
釜ヶ崎 《大阪》
釜ヶ崎では、2020年12月28日から2021年1月3日にかけて、第51回目になる釜ヶ崎越冬闘争が、第51回釜ヶ崎越冬闘争実行委員会によって行われました。連日に渡って、パトロールや炊き出し、団結もちつき大会(1月2日)等が行われ、泊まる所のない労働者のためには、寝場所が設置されました。今回の越冬闘争は、新型コロナウイルスの感染が続く中で行われるということもあって、新たに「コロナ対策班」が設置され、越冬闘争中に出会った、新型コロナウイルス感染が疑われる発熱者や体調不良者に出来るだけの対応を取れるようにしました。
一昨年4月24日に閉鎖されたあいりん総合センター(以下、センターと略す)周辺では、常時、30名程の労働者が、ダンボール等で寝泊まりを続けています。このセンター前でも、釜ヶ崎センター開放行動によって、2020年12月29日から2021……
「年金局」と「支える運動」 連絡先変更のお知らせ
◎年金局 nenkin@uccj.org
◎隠退教師を支える運動推進委員会事務局 ☎︎03-3232-8005 sasae100@uccj.org
社会事業奨励日メッセージ
以前、リューベックに住んでいる知人を訪ねた時、ヨーロッパで最も古い病院の建物があるというので案内してもらった。当初は貧しい人たちのための福祉医療が行われ、後々介護施設や老人ホームといった性格を強めていったとのことであるが、院内病室はすべて個室となっており、恐らく時代を前後して流行したであろう疫病への対策にも有効であったように感じた。その場でどのような治療がなされたのかは知る由もないが、当時の医療スタッフは心を込めて(時に命がけで)患者と向かい合っていたはずである。
現在私が勤めている病院(教団の社会事業団体の一つ)は緩和ケア専門病院として48床が稼働しており、そのほとんどが個室となっている。とはいえ、このコロナ禍の状況で、もし病院スタッフや関係者が外部で感染リスクを負ったら高齢者が多いだけに深刻な事態となり、病棟閉鎖は免れないであろう。その緊張感は途絶えること……
第6回部落解放センター運営委員会は11月5日、ウェブ会議サービスを利用して開催した。各教区運営委員15名の出席と東京五支区代表者ら10名の陪席であった。
まず、活動報告として、「部落解放奨学金」の進展が報告された。日本基督教団の教団立・認可神学校はもとより、NCC加盟教団の神学校を中心に、13校へ周知を行い、既に2件の申請があった。支給上限額40万円を守りつつではあるが、要望にできるだけ応えていきたい。
次に、小林明センター主事より辞意が表明された。委員からは慰留の声も多く出たが、当人の思いを尊重し、長年のセンターの核となる働きに感謝しつつ21年3月末での辞任を承認した。また、後任者を選考するにあたり、教団内における「センター主事」の勤務条件が明文化されていないことが分かった。小林主事からは、センター活動を維持するには、現在の勤務体制が必要最低限であることが説明された。運営委員……
全国伝道推進献金報告についてのお詫び
総幹事 秋山 徹
「全国伝道推進献金」へのご協力を感謝いたしております。2020年6月25日付にて1回目の集計をし、献金額および各教会・伝道所・各教区への交付金報告を一斉発送しました。その報告に基づいて送金後、一部に誤りがあることが判明しました。以下のように訂正してお詫び申し上げます。
『九州教区日向新生教会への指定献金5,000円』の報告が漏れておりました。なお、教会・伝道所を覚えて献げられた74件(指定する教会・伝道所の記載なし2件含む)239,434円の総額に変更はありません。
『アレテイア』休刊のお知らせ
『説教黙想 アレテイア』は111号をもって一時休刊とさせていただきます。
特別増刊号は刊行を続ける予定です。引き続きよろしくお願い申し上げます。
2020年12月 日本キリスト教団出版局
平和を歌うクリスマス
ルカによる福音書2章8〜20節
竹澤知代志(玉川平安教会牧師)
新しい王の誕生
世界で最初のクリスマスに招かれ、礼拝を捧げた人々には、幾つかの共通点があります。深夜に寒い場所で、孤独な思いをしていたこと、貧しいこと、それでも誇り高いことなどが挙げられます。羊飼いたちこそ、これに当て嵌まります。
ユダヤ人のご先祖は、羊や山羊などの小さい家畜を飼うことを生業としていました。日本人にとっての農業と同様に、一種の聖職です。本来は、誇り高い仕事です。しかし、これも日本と同様に、経済的には報われず、なかなかなり手のない、人気薄の職業になっていました。この地方の、夜には急激に冷え込む気候の下で、時に寝ずの番をして獣や盗賊から家畜を守らなければなりません。
羊飼いが、救世主の誕生をいち早く知らされたのには、もう一つ、決定的な理由があったと考えます。
キリストの誕生とは、……
コロナ禍の中で迎える今年のクリスマス。キャンドル・サーヴィスもページェントも、愛餐会も取りやめ。この時こそ、肉をとられた神の御子を喜び迎えるクリスマスの意義を考える時となるでしょう。
1年前にローマ教皇フランシスコが日本を訪れた時、各地で大きな集会が開かれました。“We protect all life,with power of love”(「わたしたちはすべての命を守ります。愛の力を持って」)の大合唱と共に教皇が幼子を祝福しながら入場した光景を思い出します。あの時は、長崎や広島から核の使用の非道徳性を指摘して、すべての命を守る責任があることを世界に訴えていましたが、期せずして「すべての命を守る」責任はコロナウイルスの危機に怯える世界にあって新たな課題をわたしたちキリスト者に突きつけることになりました。
最近、世界教会協議会と教皇庁諸宗教対話評議会との連名で「諸宗教の連帯による傷つい……
神に栄光、地に平和
(福)牧ノ原やまばと学園理事長 長沢 道子
私どもの活動は、重度知的障碍児のための入所施設「やまばと学園」を、1970年4月に開設したことから始まります。
榛原教会(長沢巌牧師)関係者が中心になって開設しましたが、国の認可を受けるには、教会ではなく社会福祉法人でなければならないので、法的には、「(福)聖隷保養園(現在の聖隷福祉事業団)」の一つの施設として開始。実質的な責任は「やまばと学園運営委員会」が担いました。9年後に「(福)牧ノ原やまばと学園」として独立。本年は、創業50周年に当たります。
最初の施設建設の定礎式(着工に当って聖書を礎として地中に埋める式)において、長沢巌は、神を賛美し、その導きに感謝し、工事従事者の安全と、み旨に適う建物の完成を祈ると同時に、こうも祈っています。
「やまばと学園が建つことによりまして、子どもの親たちばかりでなく、この地域全……