「キリストにある自由」をテーマに
8月4〜7日までドイツのschönblickにて『第39回ヨーロッパ・キリスト者の集い』が開催。参加者は約160名。今年のテーマは「キリストにある自由」。私はブリュッセル日本語プロテスタント教会短期派遣宣教師として同教会員1名と参加。この会はヨーロッパ各地に住む日本人、また日本にゆかりのある方々が参加している。私は初参加だったが、周りの方々に話を聞くと多くの方がリピーター。ここで与えられる多くの出会いと、また1年ぶりの再会を楽しみに来ていると皆笑顔で話してくれた。4日間の内容も充実。2日間、今年のテーマについて2名の講師による全体講演、それとは別に各自が興味のあるテーマを24テーマの中から選べる分科会が設けられている(帰国者クリスチャンフォローシップ、信仰継承など)。それに並行しティーンズと幼少科対象のプログラムも用意。私は幼少科の奉仕者として携わり、本大会前からズームでの打ち合わせが行われた。参加する子どもたちのことを思い、今年のテーマに沿って何を伝えたいかを何度も話し合った。家族での参加者が多いのも納得。
この集いに参加し「伝道」とは何かに思いを寄せた。初めて参加した方々は「口コミ」で来たという。ここに素敵な出会いがある、ここに喜びがある、その言葉に魅了されたそうだ。伝道とは何かを難しく考え過ぎていたのではないかと感じた。そして私たちの本当の喜びとは一体何なのか、改めて考える時となった。最終日、皆が口を揃え「また1年後」という別れの挨拶をしていた。寂しそうな表情と同時に癒された人たちの表情。リピーターが多い理由が分かった。多くの気づきと出会いが与えられたことに感謝。
(伊勢 希報)