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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4920号】様々な宗教が混在するアジアでの宣教 WCCとCCA協議会

2020年2月15日
 11月29日から12月5日まで、タイのチェンマイにあるアジアキリスト教協議会(CCA)本部(パヤップ大学というキリスト教主義の大学構内にある)で国際会議が開催された。主題は、「様々な宗教が混在するアジアでの宣教の課題と証」(Evangelism and Missional Witness in a Multi-Religious Asia)。  世界キリスト教協議会(WCC)との共催でもあったため、ジュネーブからの参加者が会議全体を仕切っていた。  40名の参加者の約半数に15分の時間が与えられ、国と教会の紹介そして宣教の課題についての発題が行われた。土曜から火曜までは午前と午後のセッションで各3名が発題し質疑応答、夕方には3グループに分かれてテーマに沿ってディスカッションが行われた。  参加者の多くは東南アジアに分類されるインドネシア、タイ、フィリピン、南アジアに分類……

【4920号】喜びを伝えるパートナーとして 茨城地区とGMIM(グミン)教会との新年合同礼拝

 茨城地区とGMIM(ミナハサ福音キリスト教会)教会との新年合同礼拝が、1月13日、日立教会で行われた。GMIMの2教会(大洗ナザレ教会、新大洗ベツレヘム教会)を含め9教会から83名が出席した。  礼拝において、飯塚拓也牧師(竜ヶ崎教会)が「召使たちは知っていた」と題し、ヨハネによる福音書第2章1〜11節から説教した。  飯塚牧師は、冒頭、第41回教団総会で「ミナハサ福音キリスト教会との宣教協約に関する件」が可決されたことの意義に触れ、「昨年、大洗ナザレ教会に赴任したペトラ牧師とジュリタ牧師が、日本基督教団の宣教師として招聘されたことは大きなことだった」と述べた。また、GMIM2教会が大洗に根付き、日本で生まれ育った子どもたちへの信仰の継承が課題となっていることに触れ、「茨城宣教のパートナーであることを確認したい」と語った。  また、「カナの婚礼」の物語から、「喜び」を現……

【4920号】教区議長コラム ♦ 奥羽教区 ♦ 村岡 博史 温故知新による刷新へ

 青森・岩手・秋田の北東北3県からなる奥羽教区では、9期18年間にわたり、邑原宗男教師が教区総会議長を担われてきました。その邑原教師が、東日本大震災による教区内被災教会の復興に目途がついた今年度をもって、隠退されることになりました。そこで昨年の教区総会で副議長が新議長に選ばれ、常置委員会も含めて体制が新たになりました。  奥羽教区は、創立当初から「教区の教会性」を謳い、教区は「一つなる教会」であると認め、常置委員会による積極的な各個教会への問安に努めてきました。毎回原則として、常置委員会は、「問安報告」と「問安計画」を議題とします。教区内の信徒や教師の動向に関心を払う伝統があります。常置委員会が、各個教会と共に喜び、共に考え、祈る働きを続けることにより、各個教会の宣教に仕える伝統は大切にしたいです。  奥羽教区の諸教会・伝道所は、他の地方教区と共に、信徒の高齢化と信徒数の減少と……

【4920号】事務局報

藤村直子氏(隠退教師)  19年12月27日逝去、74歳。大阪府生まれ。82年東京神学大学大学院卒業。同年より鹿島栄光、山都教会を牧会し、衣笠病院に務め、江差伝道所を経て聖光学院に務め、鶴岡教会を経て17年隠退。  遺族は娘・藤村幸さん。   北澤良夫氏(隠退教師)  20年1月7日逝去、87歳。東京都生まれ。59年東京神学大学大学院卒業。同年より麻布南部坂、北上、広島、名古屋中村、麻布南部坂教会を牧会し01年隠退。  遺族は妻・北澤豊子さん。   二宮幸雄氏(常陸大宮伝道所担任教師)  20年1月8日逝去、79歳。神奈川県生まれ。77年東京神学大学大学院卒業。同年より阿佐ヶ谷、勝田教会、常陸大宮伝道所を牧会。  遺族は妻・二宮めぐみさん。……

【4920号】恵泉女学園 創立者 河井道 

真の校長は愛の神さま 松井 弘子 (恵泉女学園史料室運営委員) 「恵泉女学園の真の校長は愛の神さまです」と言い続けた河井道(1877-1953)の精神は今も恵泉女学園中学・高等学校、恵泉女学園大学・大学院の教育の中にしっかりと生きている。  「河井道は生涯、教会を大切にし、学生・生徒、教師・職員、保護者、また世界の友への熱い祈りと一身を捧げて人々を愛した。女性の自立、自主、神の前に立つ人格存在としての自覚を促す教育者であった」と、河井道の教えを受け家族同然として暮らし、現在恵泉女学園特別顧問の一色義子は語る。  恵泉女学園は海外の宣教団体の支援を受けて設立されたミッション・スクールではなく、日本人キリスト者河井道が、信仰に基づいて設立したクリスチャン・スクールである。  伊勢神宮の神職の家に生まれた河井道は、明治維新の改革で父が職を失い、幼い日に北海道へ移住した。函……

【4920号】人ひととき 中道 秀樹さん 命を与えるのは“霊”である

 幼少期、キリスト者である両親に連れられ、気が付いたら教会にいた。小学校に上がる前は、賛美歌を歌ったり紙芝居を観たり、楽しい思い出がいっぱい。しかし次第に足が遠のき、大学に入学した頃、教会から離れてしまった。その時は、自分は二度と教会に行くことは無いだろう、と思っていた。  大学時代、イギリスに短期留学をした。そこで出会った日本人の友人が、キリスト者の学生サークルに誘ってくれた。そこで証を聞き、再び教会に足を向けるようになった。ただ、慣れない英語で説教を聴くことには苦労をした。必死に牧師の言葉に耳を傾けた。ある日の説教で「命を与えるのは“霊”である。肉は何の役にも立たない」(ヨハネ6・63)という御言葉に出会った。この御言葉は自分の心の奥にあった疑問を消し去り、受洗したいとの思いが与えられた。  留学から帰国する際に立ち寄ったマレーシアのジャングルで、日本で作られた機器が、その……

【4920号】冬はつとめて

 冬が来た。寒さと雪の季節だ。  毎朝6時から早天祈祷会を行っている。目覚めたらまっさきに窓の外をのぞき、夜のうちに雪が積もっていたら、まずは身支度をして教会の玄関前の雪かきに出ていく。  雪はこちらの都合にあわせて降ってはくれない。仕事のつまった忙しい日に限ってどかっと降る。なんとか時間を見つけて教会玄関や駐車場、教会前の歩道も除雪する。  さすがに日曜日の朝には、気遣って早く来てくれる教会員に作業をゆだねる。週日にも、自宅の雪かきを終えた教会員が駆けつけてくれることがあるが、基本、教会のまわりは牧師の仕事だ。  10年ほど前、会堂を移転新築し百坪以上の駐車場も確保した。この広さに、それまで使ってきた除雪機では力不足。大馬力の除雪機の購入を決断して教会員みんなでこつこつ特別献金を貯め、古い除雪機を売却し、他の基金も取り崩して、3年前にとうとう新品を購入した。 ……

【4919号】新春メッセージ すべての命が救われるために 石橋秀雄

2020年1月25日
乾いた地に埋もれた根から生え出た若枝のように/この人は主の前に育った。見るべき面影はなく/輝かしい風格も、好ましい容姿もない。彼は軽蔑され、人々に見捨てられ/多くの痛みを負い、病を知っている。彼はわたしたちに顔を隠し/わたしたちは彼を軽蔑し、無視していた。 彼が担ったのはわたしたちの病/彼が負ったのはわたしたちの痛みであったのに/わたしたちは思っていた/神の手にかかり、打たれたから/彼は苦しんでいるのだ、と。《イザヤ書53章2〜4節》 すると主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と言われました。だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。それゆえ、わたしは弱さ、侮辱、窮乏、迫害、そして行き詰まりの状態にあっても、キリストのために満足しています。なぜなら、わたしは弱いときにこそ強いからです。 《コ……

【4919号】荒野の声

 アフガニスタンで支援を行う医師、中村哲さんが凶弾に倒れた。現地で信頼関係を築きながら、生活の基盤を整えて行った働きは、国家による支援では実現し得ない実りをもたらしていた。▼平和を望まない人々が、敵意の渦巻いていることを示そうとしたのだろうか。よそ者の活動を嫌う民族主義的熱狂が強まっていたのだろうか。罪が生み出す「隔ての壁」を思わずにはいられない。▼その壁は、私たちの現実でもある。先進国では、年々「孤立主義」が強まっている。殺害されたのが、ジャーナリスト、あるいは宣教師だったらどうだっただろう。死を悼む声と共に、「余計なことをするな」、「外国にまで出て行って、自分の価値観を押し付けるな」と否定的な声が囁かれたかもしれない。▼多くの経典や倫理、哲学が「人にされたくないと思うことは、人にするな」と説くのに対して、主イエスは「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」と語る……

【4919号】▼伝道対策検討委員会▼ 機構改定議案 7月常議員会で作成・公表へ

 12月6日、教団会議室にて、第5回教団伝道対策検討委員会を開催した。前回記録承認後、岸俊彦教団伝道推進基本方針展開検討小委員長は、『信徒の友』に掲載している「日本伝道の推進を祈る日」の各教区からの記事について、複数の教区より、祈りに覚える教会として2教会を選ぶことは難しいとの意見が寄せられており、その場合には各教区の状況を紹介するようにお願いしていると述べた。  このことに関連して、1教区から記事そのものの提出を断る旨の意見表明が出されていることへの対応について協議したほか、献金の使途を明確にすべきであるといった意見が出された。  続いて久世そらち教団機構改定検討小委員長は、小委員会における協議の概要(機構改定の必要性、教団総会議員数・常議員数の変更、事務局・委員会の改変)、教団総会議員数の変更に伴う経費の見通し、機構図案を説明した。  これに対して、教会を会場として教……
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