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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4938・39号】教師養成制度検討委員会 「日本基督教団の教師論」最終案を作成

2020年11月28日
教師養成制度検討委員会の第8回委員会が8月17日、第9回委員会が10月13日、いずれもオンライン会議として開催された。委員長=菅原力、書記=東野尚志、委員=石橋秀雄、岡本知之、古旗誠、協力委員=小宮山剛。 第8回委員会は、当初、4月13日に開催の予定であったが、新型コロナウイルス感染症拡大のため流会となり、改めて、8月にオンラインでの開催となった。前回委員会から半年の間が空いたが、継続審議中の「日本基督教団の教師論」を巡り、原案をもとにして意見交換を行った。 第9回委員会においても教師論の本文の検討を継続し、委員会としての最終案を作成の上、これに前文を付して常議員会に報告し承認を求めることとした。その後、オンライン上でのやり取りを経て、文章を確定した。 当委員会は、教師養成制度検討会議による「答申書」(2014年2月3日)をもとにして、その具体化を進めるべく設置された。以……

【4938・39号】伝道報告 

愛は絶えることがない 鳥取教会社会委員長・社会福祉法人鳥取こども学園理事長 藤野 興一 「愛は絶えることがない」(コリント一13・1〜13)、この聖書の言葉が鳥取こども学園の創立の精神である。 創立以来、貧困や虐待、親の死亡等により家庭で生活できない子どもの「家」として、115年間一日も休まず歩んできた。 子どもたちは、日課として礼拝を守り、職員も、毎朝全職員が関わる礼拝形式の朝会を続けてきた。百年以上続いてきた学園(院)の文化としての礼拝は、学園墓地も含めて園(育児院)の大きな霊的財産である。 また、2008年から本田哲郎神父著「釜が崎と福音」読書会という形で「キリスト教社会事業研究会(木曜会)」を開催し、何度か本田神父にも参加していただいた。休会も含め12年続けている。この間、木曜会常連の法人幹部職員5名が相次ぎ受洗、鳥取教会の役割を引き受け、「大胆に外に向けて踏み出そう」と……

【4938・39号】荒野の声

アルベール・カミュ『ペスト』(新潮文庫)を読んだ。ロックダウンした町の中での人々の生活を「抽象との戦い」として描いている点が印象に残った。▼主人公の医師リウーは、人々が製造ラインに乗せられた工業品のように準備を施されて連れて来られ、彼が診断をくだすと、すぐに連れて行かれるという単調な連続の中で、自分の心を無関心が満たして行くのを感じる。同情が無駄となり、心の扉が徐々に閉ざされて行く感じの中に慰めを見出し、それによって自分の仕事が容易になって行くことも知る。▼「抽象と戦うためには、多少抽象に似なければならない」。作中の心に留まったフレーズを思いめぐらしながら、コロナ禍の中での自身の歩みを振り返ってみた。病院や施設へお見舞いに行けない辛さを感じつつ、一方で、病や老いの苦しみと向き合う具体的な個人に思いを寄せながら、「どのような言葉をかけたら良いだろう」と悩む時間が減った。様々な会議が書面やオン……

【4938・39号】事務局報

正教師登録 梅崎須磨子、遠藤誠一(2020・7・23受按) 中島 純(2020・7・26受按) 正教師転入 林 利行(第9回常議員会承認) 教師異動 高知中央辞(主)益  敏 〃  就(主)金 修貞 〃  就(担)益  敏 那須塩原就(代)飯塚拓也 山形学院高校 辞(教)佐々木謙一 札幌 辞(主)米倉美佐男 〃 就(代)米倉美佐男 大館 辞(主)佐々木久慶 〃  就(代)丸尾雅俊 愛北 辞(兼主)日高伴子 〃  就(代)長田圭子 教師隠退 森田武夫 教師退任 三浦亮平 教会合併 仙台愛泉、宮城野愛泉 →仙台宮城野 伝道所名称変更 津島日光川燈台 →中川ぶどうの木 教会離脱 亀有 伝道所離脱 成増キリスト 教師改姓 宮田誉夫→奈良誉夫 キリスト教教育主事改姓 宮田登貴子→奈良登貴子……

【4938・39号】オンラインでつながる恵み

コロナ禍で、オンラインによる会議が一気に広がったことから、奥羽教区秋田地区内の若手牧師と共に、オンラインで秋田における伝道を語り合う「秋田伝道フォーラム」を立ち上げた。 地方においては広い地域に教会が点在しているため、地区教師会などで教師たちが集まることもなかなか大変である。けれどもオンラインであれば長距離を移動する必要は無く、また、時間の制約という課題もクリアできるという利点がある。 これを始めた理由は、秋田の地で教会形成と福音宣教の働きを担い、労苦している教師たちの学びと励ましになることを願ってのことであるが、それと共に、地方の教会に仕える牧師たちを孤立させないためという意味がある。電話やメールで連絡を取り合うこともできるが、画面を通して顔を見ながら語り合うことの意義は大きい。 なお、提起された課題について順番に意見を述べることで、年齢や経験の差というものにとらわれな……

【4936・37号】公 告  

2020年10月31日
公 告  教師検定委員会では、教師検定規則第6条⑥に基づき、同規則第3条6号対象者(所謂Cコース受験者)に対する認定面接を左記のように実施します。 2021年秋季試験以降に新たにCコース受験を志願される方は、本委員会の指定した書類を2021年1月15日(金)までにご提出いただき、左記日程の面接にご参加ください。なお、面接要領・提出書類用紙については、百円切手を同封の上、本委員会事務局に直接お申込みください。 ★認定面接 日時 2021年2月25日(木)16時〜(予定) オンライン(ズーム)による なお、認定面接予定者には、書類受付後、案内通知を送付します。 2020年10月31日 日本基督教団教師検定委員会……

【4936・37号】伝道委員会 「こころの友」応援伝道、課題を共有

第6回委員会は、感染症拡大防止対応として、9月14日、オンラインの形式で行った。 冒頭、業務報告において、「こころの友」応援伝道による支援部数が昨年の7000部から約6500部に減じている本年度の状況が伝えられた。おもに地方の小規模教会により活用されているこの伝道協力策を保持するためにも、支援する教会をさらに募る必要がある。 建築資金貸出金について、東京教区(千葉支区)美浜教会(澤﨑弘美教師)より申請書が提出された。これを受け貸出申請金額の妥当性、計画、調査書はじめ関係書類、当該教区の推薦を確認し、本申請を承認した。 教団総会の延期に伴い、2021年度まで延長される本委員会の活動について、次のような意見交換を行った。今年度中止とした「農村伝道に関する協議会」は、現地に赴き、人と出会い、土地に触れること自体に大きな目的があることを考えると、来年度も開催は見込めない。「全国伝道委員長会議……

【4936・37号】《教団出版局より》お知らせとお詫び

お知らせとお詫び 教会・学校・諸施設等において、広く『讃美歌21』、『こどもさんびか改訂版』をお用いくださっていることに感謝いたします。 2005年4月に、『讃美歌21』に収録されている使徒信条B(93-4-1-B)の文言について、訂正をした際、「教会教育用口語訳どおり」と説明いたしました。『讃美歌21』では「マリア」と表記されておりますが、「教会教育用口語訳どおり」だと、「マリヤ」と訂正すべきでした。 また、『こどもさんびか』、『こどもさんびか改訂版』では、句読点が正確でない部分がありました。 これらの歌集については、今後出版するものより、順次訂正いたします。歌集の版による違いによって混乱が起きうることを、お詫びいたします。 なお、1966年に第14回日本基督教団総会で承認されたものは、促音表記が「つ」となっていますが、日本語が第一言語でない方々や子どもたちが用いることを考慮し……

【4936・37号】伝道推進基本方針展開検討小委員会と伝道推進室合同委員会 『信徒の友』への掲載方法、再検討

大勢が一度に集まれずに、教区総会で委員会の活動方針を説明させてもらいたいと願いながらもかなわなかった。そのような中で8月19日にズームによる第3回合同委員会を招集し、委員、職責陪席の全員が参加して開催された。 昨年12月号『信徒の友』への活動方針、祈りに覚え献金をささげる教会・伝道所の紹介が始まり、9月号で参加教区の紹介が一巡する節目の委員会だった。この活動がどれだけの教会員に知れ渡っているかの反省に立っての委員会だった。 「共に祈ろう」、「共に伝えよう」、「共に献げよう」を合言葉とする伝道推進基本方針が常議員会で承認され、活動が開始された。献金は海外のアメリカ合衆国長老教会(PCUSA)からの200万円余を含めて242口、460万円に達した。感謝である。 予測がつかないコロナ禍は、不安と不便さをつのらせるが、そうであればこそ、一致して、これに立ち向かわなくてはならない。合同委員会の……

【4936・37号】戸田伊助牧師  泣き叫ぶ者と共に生きた牧者 うふざと伝道所牧師・(社)さふらん会理事長 島 しづ子

泣き叫ぶ者と共に生きた牧者 うふざと伝道所牧師・(社)さふらん会理事長 島 しづ子 戸田伊助牧師(1925年、会津高田生)が8月27日敗血症にて95歳で逝去されました。2009年から入所したシルバーホーム「まきば」の施設長、小田部正一教師の司式により8月29日葬儀が行われました。 熊本坪井教会、蕃山町教会を経て、名古屋教会で1963年から2002年まで39年間伝道牧会の後、隠退。その間1971年から1973年11月まで中部教区総会議長、1973年から1978年まで3期6年教団総会議長を歴任。中部教区に「障がい者と教会」委員会の創設を発議して実現。1970年代、名古屋教会幼稚園で知的障がいのある子どもたちとの関わりが生まれ、「共に生きる会」が発足。養護学校卒業後も「名古屋教会の作業所に通いたい」との親子の祈りに応えて、1983年、無認可の「さふらん生活学園」を創設。社会福祉法人となった……
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