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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4966号】人ひととき-辻田 岳さん(4面)

2022年1月29日

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喜ぶ人、泣く人と共に

辻田 岳さん

 辻田岳さんは、幼い頃、キリスト教保育の幼稚園に通い、クリスマスに母親が通う無教会の集会に参加した。馬小屋という世界の隅っこでお生まれになったイエスさまに不思議な親近感を覚えた。

 高校時代、ある先生との出会いの中で、聖書の学びの楽しさを知った。だが、教会は窮屈な所だと感じ、神さまは信じても洗礼は受けないと思った。先生から「そういう人生もあるかもしれないが、中途半端で寂しいことだね」と言われたのを覚えている。

 社会人になって数年後、通勤電車の中から、教会の看板に礼拝の説教題が掲げられているのを目にした。ふと自分が神さまから遠く離れてしまったことを感じ、教会に行きたいと思った。やがて高井戸教会に導かれ、受洗した。

 今は、日本赤十字社で国際援助の仕事をしている。辻田さんは言う。「以前、『世界の中心で、愛をさけぶ』という映画がありましたが、自分はいつも世界の片隅に惹かれるんですよね。」

 貧困に直面するアフリカの国々、大地震に見舞われたハイチ、紛争の続くウクライナ等を訪問。圧倒的な苦しみや悲しみの前に、人間に出来ることは限られているが、祈りを伝えることは出来る。東日本大震災の時、世界中から膨大な数の励ましのメールが日赤に届いた。アフリカの貧しい子どもからも募金が送られてきた。人を助ける仕事も、多くの人の祈りと助けの中にあることを痛感した。

 コロナ禍にあって、高井戸教会の長老として、CS教師として教会の歩みを支える。教会は、子どもから高齢者まで、様々な背景を持つ多様な人たちが主のみ前に集う場所。だから祈り合い、支え合うことの大切さを思う。「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」。そのみことばに日々勇気を頂きながら。

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