伝わらない言葉であっても
和田 征子さん
日本原水爆被害者団体協議会事務局次長、洗足教会員
和田征子さんは1歳10か月の時に長崎で原子爆弾投下に遭遇した。当時の記憶は無いが、母から惨状を繰り返し聞いて育つ。活水、明治学院に学び、英語教師として勤めた後、夫の仕事でカリフォルニアで過ごした。
2015年、核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議の際には要請団としてニューヨークに赴き、国連のロビーで原爆展を開催した他、学校や施設で、英語を用いて被爆の証言をした。帰国後、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の活動に参加、事務局次長に就任、被爆者への国家補償、核兵器廃絶を二本柱に活動している。
しかし、いずれも険しい道のりだという。日本政府は、国の戦争はすべての国民が等しく耐え忍ぶものとの「受忍論」を主張し、国家の責任を認め補償するということには至らない。世界では、核を保有する常……
「コロナ後の移民社会と歴史的課題」を主題に
「外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト者連絡協議会」(外キ協)の全国協議会が1月28日にズームによって行われた。教団や在日大韓基督教会、カトリック教会など各教派での運動を担う代表者45名が集まり、また、この協議会の後、全国集会が開かれた。
秋山徹総幹事の開会礼拝説教の後、「コロナ後の移民社会と歴史的課題〜未来世代へのメッセージ」の主題のもとに、外キ協のこれまでの歩みを総括し、これからの歩みを確認する集会となった。日本政府の外国人登録法改訂や難民認定について国会でも取り上げられ、また難民申請中で拘留されていたスリランカの女性が不当な扱いによって死に至らされたことなど、コロナによってとりわけ重荷がしわ寄せにされているこの国に住む外国人、移住者・難民の現状と人権に対して社会的にも深い関心がよせられているが、キリスト教各派や団体の取り組み……
2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会
東北教区・関東教区 10被災教会の声
感謝とお願い
レントの中、主の復活を待ち望むこの季節、新たな年度を迎え、今年こそコロナから解き放たれたいと願う日々です。
東日本大震災からちょうど10年になる昨年2月、3月、立て続けに福島沖、宮城沖で震度6強を記録する大地震が起こりました。幸い津波が生じず、人的被害がなかったため、あまり大きく報じられず、人々の記憶に深く刻まれることはありませんでした。けれども、被害を受けた教会の方々はそういうわけにはいきません。10年経って東日本大震災からの復興の目処がついたと思われるときに、再び教会が大きな苦難を背負わされたのです。そんな中、「これらは東日本大震災の余震だ」と気象庁は発表しました。その言葉に自然の力の持つスケールの大きさを改めて思わされました。
これらの地震によって、多くの教会が再……
コロナ下での変わらぬご支援に感謝します
日本基督教団年金局 理事長 中川義幸
「謝恩日献金」のご報告を申し上げるにあたり、まずもって皆さまの安否をお見舞い申し上げます。教団年金も厳しい運営を強いられましたが、主のお導きと皆様のあつい御支援のお蔭をもちまして無事2021年度を終えることができました。多くの皆さまから従前と変わらぬお支えを頂いたことに心から感謝申し上げます。
21年度の事業報告は6月に正式決定されますが、お陰さまで20年度に比しやや好転した決算となりました。その内容を要約しておきますと、掛金収入総額が昨年度より僅かながら増加に転じた一方、年金給付総額は年々少しづつ減少する傾向が21年度も続きました。この結果、掛金収入総額と給付支出総額の差(いわゆるワニの口)は、ほんの僅かではありますが減少する(閉じる)こととなります。
このマイナス差を埋めたのは、申すまでもなく「謝……
新報4968号1面常議員会「出版局」1段後ろから1行目「収支」を「売上高」にお詫びして訂正いたします。
新報4969・70号3面下段囲み、議長メッセージ本文2行目「世界で唯一の被爆国」を「世界で唯一の戦争被爆国」に、お詫びして訂正いたします。
髙見敏雄(隠退教師)
22年2月26日逝去、88歳。大阪府生まれ。59年同志社大学大学院修了、60年より浪速、西大和教会を牧会し、10年隠退。遺族は妻・髙見まり子さん。
赤木善光(隠退教師)
22年3月1日逝去、92歳。福岡県生まれ。56年東京神学大学大学院修了、同年より東中通教会を牧会し、東北学院大学、東京神学大学に務め、98年隠退。遺族は妻・赤木百合子さん。
佐栁文男(隠退教師)
22年3月6日逝去、82歳。旧満州国新京特別市生まれ。69年東京神学大学大学院修了、同年より千歳船橋教会で牧会。タイ・チェンマイのパヤップ大学神学部に派遣、越生教会を経て、北星学園大学、聖隷クリストファー大学に務め、06年隠退。遺族は妻・佐栁光代さん。
阪田吾郎(隠退教師)
22年3月23日逝去、84歳。滋賀県生まれ。63年同志社大学大学院修了、64年より洛西教会を牧会し、03年隠退。遺……
(4月14日現在、*問安使)
◎北 海 5/31㈫〜7月下旬 書面
◎奥 羽 書面予定
◎東 北 5/4㈬13:30〜5/5㈭16:00
山形学院高等学校 *久世そらち
◎関 東 5/24㈫10:30〜5/25㈬16:00
レイボックホール(市民会館さいたま)
*久世そらち
◎東 京 5/31㈫13:00〜6/1㈬13:00
赤羽会館 *石橋秀雄
◎西東京 5/29㈰開始 書面
◎神奈川 6/25㈯10:00〜16:00
清水ヶ丘教会 *石橋秀雄
◎東 海 5/24㈫13:00〜5/25㈬15:00
池ノ平ホテル *秋山徹
◎中 部 5/24㈫13:00〜17:00
金城学院大学 *雲然俊美
◎京 都 5/20㈮12:45〜5/21日㈯12:00
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【東北教区 東日本大震災11年記念礼拝】
「神に希望をかける」と題して
震災発生翌年の2012年3月11日から毎年行っているこの記念礼拝が、本年も昨年と同じように、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、東北教区センター「エマオ」より、オンライン配信による礼拝で執り行われた。また7か所(東北教区センター「エマオ」・仙台東一番丁・山形六日町・勿来・安積・福島・若松栄町)においてパブリックビューイングも行った。
説教は関川祐一郎教師(石巻山城町・東北教区副議長)が担当。午後2時30分から記念礼拝を開始し、地震発生時刻の午後2時46分には一分間、黙祷した。
関川教師は「神に希望をかける」と題して説教をし、その中で、この地震発生時はちょうど神学校の卒業式に卒業生として出席していたと振り返った。「招聘先の石巻山城町教会に着任して初めて迎えた主日の4月3日、津波で壊れた家や避難所から十数名……
教師検定委員会では、教師検定規則第6条⑥に基づき、同規則第3条6号対象者(所謂Cコース受験者)に対する認定面接を下記のように実施します。
2023年春季試験以降に新たにCコース受験を志願される方は、本委員会の指定した書類を2022年7月20日(水)までにご提出いただき、左記日程の面接にご出席ください。なお、面接要領・提出書類用紙については、一二〇円切手を同封の上、本委員会事務局に直接お申込みください。
★認定面接
日時 2022年9月15日(木)午後
場所 大阪クリスチャンセンター
*新型コロナウイルス感染状況によっては、オンライン面接に変更することもあります。
なお、認定面接予定者には、書類受付後、案内通知を送付します。
2022年4月23日
日本基督教団教師検定委員会
〒169−0051
東京都新宿区西早稲田2−3−18−31
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21年度社会福祉施設援助、4施設へ
第11回社会委員会を1月24日にオンライン会議で開催した。開会礼拝は21年度から日本キリスト教社会事業同盟選出の委員として加わった大沼昭彦委員(ベテスダ奉仕女母の家)が担当。前回議事録を承認し、諸報告を受けた。特に、21年12月21日の3名の死刑執行に対して、社会委員長名で内閣総理大臣と法務大臣宛に抗議文を送ったこと。また、今総会期の社会委員長会議に代わるものとして昨年行った「コロナ禍の社会活動団体の支援を考える」集いの録画データを、活用を促す文書と共に各教区に送付したことが報告された。
10月発行予定の『社会委員会通信』について協議し、委員会報告・「コロナ禍の社会活動団体の支援を考える集い」講演録のほか、自然災害発生時の教団としての対応の仕組みや関係団体との連携の紹介などが挙げられ、内容を詰めることとした。また、21年度社会福祉施設援助に関して……