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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4963号】人ひととき(4面)

2021年12月11日
PDF版  「主の御計らい」を 忘れず 笹川 紀勝さん   北海道で11人兄弟の末っ子として生まれた笹川紀勝さんは、3歳の頃に父が召され、28歳年上の兄に育てられた。家族を養うために進学を断念した兄は、自らの夢を託すように紀勝さんが学業に励むことを願っていた。兄に対する反抗心から荒んだ生活を送っていた時期もあったが、浪人中のクリスマスに日本キリスト教会、札幌北一条教会の門を叩き、翌年、受洗した。  「北海道キリスト者平和の会」に参加し、歴史学者の金田隆一教授、豊平教会の井上平三郎牧師、憲法学者の深瀬忠一教授らの影響を受け、信仰を持ちつつ社会に関わる姿勢を教えられた。  大学では、比較憲法を学び、修士論文ではドイツの良心的兵役拒否、博士論文では政教分離をテーマにした。北星学園大学、国際基督教大学、明治大学で教鞭を取り、この間、日韓関係に関心を向けて行く。現役を退いた現在まで、植民地……

【4963号】機構改定検討スケジュールを協議
伝道対策検討委員会(2面)

 PDF版  10月12日、オンラインで、第11回教団伝道対策検討委員会を開催した。  前回記録承認後、岸俊彦教団伝道推進基本方針展開検討小委員長は、小委員会と伝道推進室との合同委員会において、「全国伝道推進献金」の中間報告を確認し、「日本伝道の推進を祈る日」と「全国伝道推進献金」、および、『信徒の友』「日本伝道の推進を祈る日」記事掲載継続を承認したことを報告した。記事一覧  次に久世そらち教団機構改定検討小委員長は、2教区において、オンラインで開催された教団機構改定に関する学習会等で、教団機構改定に関する教規変更案(素案)等の説明をしたことを報告した。  また、継続案件の「教団出版局発行図書買取り・配付伝道」については、現在、伝道推進室と教団出版局経営改善ステアリング・コミッティで検討中であることが報告された。 『教団機構改定に関する検討資料』(PDF) 『教団機構改定に関す……

【4963号】事務局報・お詫びと訂正 (2面)

PDF版 逝去 谷武英(隠退教師)  21年11月4日逝去、81歳。神奈川県生まれ。85年受允、91年受按。87年より天門、東調布、菖蒲教会を牧会し、16年隠退。遺族は娘・鵜沢潤子さん。 お詫び・訂正   4962号3面、宣教研究所委員会よりの刊行案内欄、「宣教と未来」を「宣教の未来」に、お詫びして訂正いたします。 (年金局より)  4960・61号6面、最下段後ろから6行目、「所沢みぎわ」を「所沢みくに」に、お詫びして訂正いたします。……

【4963号】メッセージ-教会の外(病院)のアドヴェント-(1面) 古旗 誠

PDF版 メッセージ教会の外(病院)のアドヴェント 古旗 誠(目白教会牧師) 死ぬことなく、生き長らえて 主の御業を語り伝えよう。(詩編118・17) 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。 (ルカによる福音書2・11〜12) 孤独の中にいる人たちを照らす光  待降節(アドヴェント)を迎えています。主の御降誕を待つ期間は、とても大切なときではないでしょうか。必ず来られると約束された主を待ち望むことは、何と喜ばしいことでしょう。アドヴェントは、心弾ませながら良き知らせを待つときであります。  一昨年、2019年のクリスマスは、牧師になって初めて教会の外で、しかも病院のベットの中で迎えました。それは牧師になって35……

【4963号】働く人(4面)

PDF版  かつて教団で『働く人』という月刊誌を発行していた。1958年、教団の「職域伝道委員会」によって発刊され、2007年に廃刊に至った。「職域伝道」とは労働者を対象とする伝道のことで、50〜60年代の教団は「農村伝道」、「青年伝道」、「婦人伝道」と並べ「職域伝道」を掲げていた。当時の教団は働く人々にかかわる問題を意識していたのだ。  「働く」ことは人間の生きる営みの基本だ。そして、働き方、つまり雇用や労働の形は社会を根底で規定している。いま「働く」ことは深刻な問題を抱えている。過重な労働条件・格差と分断・不安定な雇用・低賃金といった過酷な重荷が、働く人、とりわけ若い世代を窮乏と絶望に追い込み、この社会に衰退と貧窮をもたらしている。そして教会もまたその枠組みから逃れられるわけではない。  「職域伝道」が掲げられていたころ、労働現場に身を投じていった伝道者が何人もいた。当時、北海道……

【4962号】宣教師報告をもとに活動状況を確認
世界宣教委員会・国際関係委員会(3面)

2021年11月27日
PDF版  9月24日、世界宣教委員会並びに国際関係委員会をオンライン形式で開いた。  アジア、北米、南米、ヨーロッパへ派遣されている宣教師報告をもとに、それぞれの活動状況を確認した。その中で、ブリュッセル日本語プロテスタントキリスト教会の川上寧教師並びに川上真咲教師は2021年9月末をもって辞任することが承認された。  また、2020年度決算及び2021年度予算について協議した。「世界宣教の日献金」を主な原資としつつ、派遣宣教師や受け入れ宣教師の支援、エキュメニカル奨学金を継続する。奨学金を送る2名のうち1名は、卒業後に日本の教会に仕える志をもった神学生としたい。限られた予算の中で、今後の奨学金運用方法変更も含めて検討している。  今般の新型コロナウイルスの脅威によって、青年活動が軒並み中止を余儀なくされたことはもとより、宣教師の国内外の移動や働きも大きく制限される事態となってい……

【4962号】人ひととき 内田眞一郎さん(4面)

PDF版 信仰により喜ぶ 内田眞一郎さん   内田さんはいつも笑顔だ。高校3年の時、友人に高校生聖書伝道協会(hi-b.a.)に誘われた。初めはあまり乗り気でなかったが、始めると休まず継続する性格で、讃美歌の魅力に触れて通い詰めた。  大学ではYMCAで活動。ある修養会で「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか」について講師の牧師に質問した。すると「君は祈ったことがあるか」と問われ「ない」と答えると牧師は四つん這いになって祈り始め、その言葉を繰り返すよう促した。これが初めての祈りとなり祈られて祈りを知った。  1957年のイースター。横浜明星教会に初めて出席して洗礼式を見た。翌年4月のイースターに大学2年で川又吉五郎牧師の司式により受洗。転勤先で通っていた教会で知り合った信仰者の妻との結婚式も同教会で行い、与えられた3人の息子も受洗し孫たちも時々礼拝に出席する。  青……

【4962号】第41総会期第15回常議員会(1面)

PDF版 第42回教団総会、ホテル以外の候補も検討 第15回常議員会が、10月25~26日、ホテルメトロポリタンで、開会時、常議員26名が出席して行われた。教団総会が延期され、昨年ホテルの使用をキャンセルしている状況で、今年度、完全なキャンセルをすることは難しく、今後の予約も取りづらくなることを受けて、常議員会をホテルで開催することとなった。三役の他8名の常議員が会場で、その他の常議員はオンラインで出席した。  総幹事報告において秋山徹総幹事が、新型コロナウイルス感染拡大に関して、2020年度の統計データによれば、現住陪餐会員に増減はないものの、集会の出席率の大幅な減少が見られること、「オンライン礼拝」について教団としての礼拝論的な検討が課題であることを報告した。日本総合研究所に調査を依頼した「教団メディア戦略」については、「その成果を良い形で活用する方法を検討している。まもなく教団……

【4962号】延長された任期一年の活動を協議
宣教委員会(3面)

PDF版  10月5日、第7回宣教委員会がリモート会議によって開催された。その前日の10月4日に開催された、第7回「『障がい』を考える全国交流会」にも共催の形で参加したため、二日にわたる会議となった。  まず、各委員会から報告を受けた。伝道委員会から委員の退任に伴う補充はしないこと、伝道推進室担当委員には新たに村上恵理也委員を選出したとの報告があった。「障がい」を考える小委員会からは、「第7回全国交流会」(主題「大人の発達障がいの理解と対応」、講師・津田望氏)の報告があった。リモート開催であったため参加者が増えたこと(61名・例年の1.5倍)、課題があるにしても手ごたえがあった交流会だったことが報告された。牧会者とその家族のための相談室委員会からは、2023年度に全国交流会実施を目指している、という報告があった。  協議事項としては、教団総会延期に伴う宣教委員会任期延長を受けて、延長……

【4962号】「大人の発達障がいの理解と対応」をテーマに
「障がい」を考える全国交流会・「障がい」を考える小委員会(3面)

PDF版 《「障がい」を考える全国交流会》  第7回「『障がい』を考える全国交流会」が10月4日にズームを用いて開催された。講師は津田望氏(社会福祉法人のゆり会理事長、臨床言語士、日本ナザレン教団五井教会信徒)、講演のテーマは「大人の発達障がいの理解と対応-教会内における寄り添い方」で61名の参加があった。  講演Ⅰ「発達障がいとは」では、発達障がいの3つの重なり「ASD(自閉スペクトラム症)」、「LD(限局性学習困難)」、「ADHD(注意欠如・多動症)」のそれぞれの特性について解説がなされた。これらの基本を踏まえ「テレビ・映画の中のASD」、「歴史上の人物」、「発達障がいが起こる仕組み」、「近年の原因論…『第4の発達障がい』」、「診断方法と治療」について、イラスト入りの資料を用いながら説明がなされた。  講演Ⅱ「教会における大人の発達障がいとその対応法」では、対応のパターンがある……
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