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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4966号】コロナ2年目のクリスマス-遠州教会 《浜松市》(3面)

2022年1月29日
PDF版 困難の中にあって、なお主をたたえる  遠州教会は、感染対策が必須となって以降、静岡県内での緊急事態宣言中、「牧師・長老以外の方々の礼拝出席停止を求める」対応をしました。常時、礼拝を3回に分け、オンライン配信を用いる等、基本的な感染対策を継続し、礼拝を続けています。多くの集会は実施できず、活動制限は続いています。  今年度のクリスマス諸活動について、具体的に10月の長老会から議論を開始しました。特に12月24日の聖夜礼拝をどのように行うか。この聖夜礼拝を特別に憶えて出席くださる方もあり、聖歌隊の讃美も行う伝道礼拝を行ってきました。しかし、例年90名前後の出席があり、昨年度は奉仕者のみの出席で、オンライン配信で行いました。今年度どのように行うか、真剣に議論しました。その中で、ある長老より「聖夜礼拝はどのような信仰の志を与えられて行ってきたのか」確認が求められました。すぐに「それ……

【4966号】コロナ2年目のクリスマス-東北教区センターエマオ 《仙台市》(3面)

PDF版 「神様と人とに出会う場所」として  東北教区センターエマオ(以下「教区センター」)は、宮城県仙台市の宣教師住宅の敷地に2001年10月に開館しました。3階には東北教区事務所、敷地内に放射能問題支援対策室「いずみ」があります。教区の会議や集会のほか、キリスト教センターとして様々な世代に開かれた会館独自のプログラムや活動を行っています。東日本大震災の際には被災者支援センター「エマオ」の活動の拠点になりました。開館10周年は支援活動のさなかで、そして昨年(21年)、開館20周年を迎えました。  理事会では、感染症対策として公共施設をモデルに施設利用のガイドラインを設け、独自に休館の判断をするよう対応しています。これまで行事や集会は、直前で中止という判断も余儀なくされました。そのような不安定な中で再開した夕礼拝で、「待っていたんです」と話される方があり、とても嬉しかったです。  ……

【4966号】人ひととき-辻田 岳さん(4面)

PDF版 喜ぶ人、泣く人と共に 辻田 岳さん  辻田岳さんは、幼い頃、キリスト教保育の幼稚園に通い、クリスマスに母親が通う無教会の集会に参加した。馬小屋という世界の隅っこでお生まれになったイエスさまに不思議な親近感を覚えた。  高校時代、ある先生との出会いの中で、聖書の学びの楽しさを知った。だが、教会は窮屈な所だと感じ、神さまは信じても洗礼は受けないと思った。先生から「そういう人生もあるかもしれないが、中途半端で寂しいことだね」と言われたのを覚えている。  社会人になって数年後、通勤電車の中から、教会の看板に礼拝の説教題が掲げられているのを目にした。ふと自分が神さまから遠く離れてしまったことを感じ、教会に行きたいと思った。やがて高井戸教会に導かれ、受洗した。  今は、日本赤十字社で国際援助の仕事をしている。辻田さんは言う。「以前、『世界の中心で、愛をさけぶ』という映画がありまし……

【4966号】コロナ2年目のクリスマス-脇本教会 《男鹿市》(2面)

PDF版 暗い夜に小さな灯りがともる  現住陪餐会員13名という地方の小規模教会ですが、付帯施設のいづみ幼稚園と共に、創立以来51年を歩んできました。  コロナ禍での2度のクリスマス。幼稚園生活の集大成であるクリスマス聖誕劇礼拝は、参観者を1家族1名と制限して行いました。  11月も半ばくらいになれば園内は聖誕劇一色です。イザヤやルカの御言葉や讃美歌が、自由あそびの時間にも園舎中に溢れています。  聖誕劇は30分ほどの一幕物です。教師が行うのはピアノ伴奏と照明のみで、年少から年長の園児たちが全員で賛美し、演じ、進行します。年少児の時は羊やラクダやお星さまで、年中児になったら天使たちや宿屋さん、そして憧れの年長児になったらマリヤやヨセフ、エリヤや博士たち、ナレーター、ソロで歌う「さやかに星はきらめき」…。子どもたちの成長と共に聖誕劇はあり、毎年大きな感動を与えてくれます。  秋田……

【4966号】コロナ2年目のクリスマス-高原教会 《沖縄市》(3面)

PDF版 主の愛が生んだ不思議な恵み  高原教会では、毎年こひつじ会(教会学校)と合同でクリスマス礼拝を捧げています。お楽しみは、何と言っても礼拝後の祝会です。例年ですと、「一品持ち寄り」の、バラエティー豊かな料理が並ぶ豪華な食卓が備えられるのですが、2020年は食事なしの少し寂しいクリスマスのお祝いでした。  しかし、昨年のクリスマスは、2年続けてのコロナ渦中ではありましたが、不思議と、ここ10年ほどの中で最も多くの礼拝者が集められた降誕祭となりました。何よりも大きな喜びは、礼拝の中で、幼児洗礼式が行われたことです。この幼い姉妹は、教会員59名のうち、80歳以上が19名、平均年齢64歳の当教会の希望の星となりました。  祝会も、座席は礼拝時のまま、一人一人静かにお弁当をいただくというスタイルではありましたが、2年ぶりに食事を伴うクリスマスのお祝いとなりました。  それにしても不……

【4964・65号】教師養成制度検討委員会-(3面)

2021年12月25日
PDF版 関係委員会と「教師論」について懇談  「日本基督教団の教師論」が常議員会で承認されたのを受けて、同教師論の作成に当たった教師養成制度検討委員会は、先の神学校訪問に続いて、教団で教師の検定や育成に関わる務めを担う関係委員会と懇談の時をもち、「教師論」の受けとめ方や今後の展開をめぐって意見交換を行った。  教師委員会との懇談は、10月12日、教師検定委員会との懇談は、11月2日、いずれもオンラインで開催され、初めに教師養成制度検討委員会の菅原力委員長が「教師論」作成の経緯について説明し、東野尚志書記から神学校訪問の様子を報告した後、質疑応答に続けて自由に意見を述べ合った。  教師委員会との懇談においては、かつて三委員会連絡会で教師論が議論されたこととの継続性の必要を指摘する意見がある一方、そのような議論があったとしても、このたび教団の中で教師制度を支える言葉が明確にされたこと……

【4964・65号】東北教区・関東教区 10被災教会の声 (オンライン訪問)
2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会 (4面)

PDF版 東北教区・関東教区 10被災教会の声 (オンライン訪問) 2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会 福島伊達教会の方々のお話を伺って  今回は福島伊達教会の方々に、11月2日午前10時から約1時間、オンラインで話を伺った。白井真牧師と深谷金之助長老のお二人に支援委員会が話を伺い、オブザーバーとして保科隆東北教区議長、道家紀一総務幹事が参加した。  2月の地震では、牧師館が大きく揺れ、物が散乱し、什器等が壊れ、消防団員と民生児童委員をされている白井牧師は、すぐに独り暮らしのお年寄りや教会員の家をまわられ、安否確認をしたそうだ。その後、消防団に合流して地域を見回った。あちこちで塀が崩れ屋根瓦が落ちて、地域の安全管理に明け方まで当たった。人命が心配で夢中だったが、結果的に亡くなった方はおらず、先ずは良かったという気持ちだったという。その後、行く先々で東日本大震災の……

【4964・65号】人ひととき- 熊谷 光彦さん(4面)

PDF版 肩書きは「自転車部部長」 熊谷 光彦さん  岩手県奥州市で生まれた熊谷さんは、茨城大学の農学部に進んで以来、茨城県に居着いている。大学では環境問題に関心を持ち、当時問題になっていた、霞ヶ浦のアオコ発生について、アオコとバクテリアの相互関係に着目しつつ研究した。卒業後は、食品会社で新製品の開発、また、コンピューター関係の会社でパソコン教室やプログラミングを担当した。  熊谷さんと教会のつながりは、妻の裕子さんが、キリスト者であったことにはじまる。当初、教会に関心が無かった熊谷さんは、日曜日は二人の娘の子守役だった。しかし、娘が教会学校に出席しだしたことがきっかけで、キャンプの手伝いを任されるようになる。ちょっと手伝うだけのはずだったが、のめり込み、娘の受洗に背中を押され自らも受洗。教会では聖歌隊、ホームページの管理、月に一度のカレー作り等を担当する。教会の隣にある茨城YMC……

︎【4964・65号】東京地区カルト問題連絡会合同研修会-(3面)

PDF版 これまでを振り返り、今後のあり方を討議  11月8〜9日にかけて、東京地区カルト問題連絡会合同研修会が、日光にある国民休暇村にて実施された。今回は、東京教区、西東京教区、神奈川教区から計9名の参加があった。講師は、長年この問題に携わっておられた吉田好里牧師をお呼びした。「関わっていなければ、どんな牧師になっていたか」という逆説的な観点から話をされ「初めは好き好んでこの問題に携わってきたのではなかったが、教会や牧師に助けを求めてきた人を前にして素通りすることはできなかった。それは、イエス・キリストがそうであったことが私の根底にある」との言葉は印象的であった。また、この問題を先駆的に担ってこられた、故川崎経子氏、故小林健志氏、浅見定雄氏らの懸命な姿にも感化を受けたことを語られていた。  討論ではこの問題へのかかわり方を振り返った。草創期の一匹狼で孤立した形での脱会へのアプローチ……

【4964・65号】冬になる前に-(4面)

PDF版  「冬になる前にぜひ来てください」(Ⅱテモテ4・21)。冬の到来を前に、パウロがテモテに外套を持って来てほしいと願っているように、北日本の地域では冬の備えが必要である。  晩秋の日課である落ち葉掃きが続く中、礼拝堂内のストーブの煙突の取り付け(今年は灯油の値段が異常に高い!)、車のタイヤの交換、教会敷地内の立木の枝払いと作業を進めた。そして、降雪予報を聞きながら、天気の良い日に植木の雪囲いをし、除雪用具の準備をし、除雪機の試運転をして、一通り冬の備えを終えることになる。  このように冬の到来に向けた準備をあらためて書いてみると、けっこう北国の生活ならではの作業があることに気づかされる。これでも秋田県南の豪雪地域に比べたら、建物の雪囲いや屋根の雪降ろしなどの作業が無い分ラクなものである。  コロナ禍の中で2度目の冬を迎えるが、長く続いている活動自粛等の影響は大きく、正直なと……
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