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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4960•61】東北教区・関東教区 10被災教会の声 (オンライン訪問)
2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会

2021年10月30日
東北教区・関東教区 10被災教会の声 (オンライン訪問) 2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会 東日本大震災から10年。今年2月13日、福島沖で震度6強という大きな地震が再び起こり、多くの教会が再び痛手を負った。第14回常議員会で「2021年東北地方地震被災教会会堂等再建支援委員会」が設置され、東北教区、関東教区の10被災教会へ1300万円を募金目標額として支援活動をスタートした。その中で委員会として被災教会にインタビューし、各教会の声を聞くことになった。 信夫教会に尋ねて 第1回目は9月21日、福島駅から徒歩で10分ほどの所にある信夫教会にオンラインで話を聞いた。今回は2021年東北地方地震被災教会会堂等再建支援委員会より、篠浦千史、黒沼宏一、河田直子の各委員、オブザーバーとして保科隆東北教区議長が参加した。 信夫教会からは佐藤秀吉牧師と役員の荒木紀子さんが出席……

【4960•61】全国財務委員長会議・予算決算委員会

各教区の厳しい財政状況をオンラインで共有 《全国財務委員長会議》 昨年度は、新型コロナウイルス感染症のため中止された全国財務委員長会議が、9月24日に開催された。従来、この会議は、二日間の日程で行われていたが、この度は、オンライン会議で、半日の日程で開催され、沖縄教区を除く16教区の参加があった。 秋山徹総幹事の挨拶の後、この会議に参加した16教区の財務委員長より、各教区の財務状況報告が行われた。やはり、各教区において、毎年、信徒数が減少し、それに伴う財務状況の厳しさが増していることが報告された。そのような中でも、教区全体の活動費を確保するための様々な工夫がなされていることや、増加傾向にある互助のための資金の確保が財務の課題であることが、多くの教区より報告された。 また、昨年春からの新型コロナウイルス感染症の拡大は、すべての教区に大きな影響を及ぼした。この感染症は、多くの教会に礼拝……

【4960•61】人ひととき 杉本 健二さん 戦争を繰り返さないために

戦争を繰り返さないために 杉本 健二さん キリスト者の家庭で育った杉本健二さんが、自ら教会に通うようになったきっかけは、高校3年生の頃、アメリカ留学中の体験だった。キリスト教の本場で、篤い信仰に生きていると思っていた教会は、町内会の集まりのようなものだった。教会のあるべき姿に関心を持った杉本さんは、帰国後、仙台北教会に通い始め、間もなく受洗した。 大学で文化や思想を学び、大学院ではその関心を東欧に向けた。大学院に入学してすぐ、指導を受ける予定だった教授が、国連の仕事で赴いていたタジキスタンでテロに遭い急逝してしまう。半ば志が挫かれてしまったものの、学びを続け、博士課程に進む中でチェコにも留学した。 当時チェコは共産主義が崩れ、自由な言論や経済活動が認められて行く変化の時代。歴史家たちはドイツから受けた被害のみに注目するのではなく、ドイツが敗退する際、ズデーテン地方のドイツ系住民をバ……

【4960•61】伝道委員会 「開拓伝道援助資金」支援体制強化が課題

第9回伝道委員会は、9月27日、感染症拡大防止対応としてオンライン会議形式にて行った。 冒頭、「こころの友」文書応援伝道について、本互助制度を周知するためのポスターが諸教会・伝道所に配布されるとの報告があった。本委員会としては今般減少傾向が認められる支援教会が支援を維持し、願わくは更に強化することにより、本制度が十分に活用されることを望んでいる。点字「こころの友」についても『信徒の友』にて購読を訴えることが確認された。 陪席者秋山徹総幹事より、教団の教勢、財務状況の分析から認められる、感染期の諸教会・伝道所の営みの傾向が語られた。感染期の営みの中から浮き上がる教団特有の課題と強みを共有し、今後、本委員会としても分析を加えることにより、感染期後の伝道の展望を望みたい。 教団総会の延期により、延長も予想される本委員会の職務の中の一つに教区伝道委員長会議の開催がある。これについて来年6月開……

【4959号】メッセージ 泣きながら夜を過ごす人にも 詩編30編1節〜13節 七條 真明

2021年10月9日
泣きながら夜を過ごす人にも 詩編30編1節〜13節 七條 真明 (高井戸教会牧師) 嘆きつつ歩む日々の中で 神学生の頃、イスラエルを旅しました。エルサレムのホテルでは、結婚の祝いがあり、ユダヤの人々が輪になって踊る光景を目にしました。部屋の外から見ていると、手招きをされ、祝いの踊りの輪の中に加えられる経験を与えられました。 「あなたはわたしの嘆きを踊りに変え、粗布を脱がせ、喜びを帯としてくださいました」。詩編の詩人は、主なる神がこの自分を喜びの中へ入れてくださったことへの感謝を、印象深く語ります。 しかし、「わたしの嘆き」とあるように、詩人の歩みには深い嘆きの時がありました。粗布をまとうように、悲しみの中におり、神の御前に悔い改めずにおれない。そういう時があったのです。 私は、この詩編を読み、喜びの祝いの中に加わるように招かれて踊った、その出来事をも思い起こしながら、今私たち……

【4959号】人ひととき どんなことにも感謝 守中正さん

どんなことにも感謝  守中正さん 満州で生まれた守中正さんは、終戦の2年後、16才で日本に引き揚げるまで大連と瀋陽で過ごした。ソ連の侵攻により、北満州にいた開拓団が瀋陽に避難し、衛生状態が悪い中で発疹チフスが流行、大勢の人が命を落とす悲惨な状況だった。 満州医科大学(現中国医科大学)の学長だった父、清さんは、いかに医大を略奪から守り、中国に引き渡すかに苦心した。また、年の離れた姉、庸子さんの夫は、同大学の寄生虫学の教授で、虱が持つリケッチアを用いてワクチンを作ることに邁進、学生たちと虱を集めた。幸い、ワクチンは出来たものの、接種を拒んだ庸子さんは、発疹チフスに感染し召されてしまった。 正さんは、引き揚げ後、大学で農学部に進み、稲の病害について研究する。卒業後は、福山の農業試験場、つくばの熱帯農業研究センター等に務めた他、国際協力機構で、タイやブラジルに派遣され、農業研究協力に携わっ……

【4959号】2021年夏、教区のプログラム コロナ禍2年目の夏、それぞれの課題と取り組む

《京都教区》 「教会と社会」特設委員会主催 「社会セミナー2021」 日本学術会議の任命問題は、どこが問題?−教会が考えなければいけない大切なことー 8月8日に京都教区「教会と社会」特設委員会主催で開かれた「社会セミナー2021」(於・室町教会)において、関西学院大学神学部の芦名定道教授(元京都大学大学院文学研究科教授)を招いて、上記の表題の集会を開き、「現代史のなかの日本キリスト教−日本学術会議問題と憲法」という題の講演を聞いた。当日は、京都にコロナ感染急拡大のために、会場に参集することは中止せざるを得ず、急遽すべてをズームミーティングで行う集会へと変更した。はじめてのことばかりだったので戸惑いもあったが、これからの集会の持ち方を模索していく上では有益な集会となった。 芦名教授の講演の骨子は、日本学術会議の任命問題の本質はどこにあるのかということであった。この問題は単純ではなく、「……

【4959号】事務局報

逝去 井上孝仁(八尾教会主任担任教師) 21年8月20日逝去、67歳。大阪府生まれ。84年同志社大学大学院卒業、同年より天満、福岡弥生、愛知、岡山、八尾教会を牧会。 遺族は妻・井上奏さん。 森田弘道(愛泉教会担任教師) 21年8月28日逝去、84歳。東京都生まれ。61年東京神学大学大学院卒業、同年より弘前、愛の泉、愛泉教会を牧会。 遺族は妻・森田愛香さん。 佐々木久慶(無任所教師) 21年9月11日逝去、83歳。岩手県生まれ。63年東京神学大学大学院卒業、同年より釜石鈴子教会を牧会し、東奥義塾高校に務め、大館教会を牧会。 遺族は息・佐々木潤さん。……

【4959号】伝道報告 祈りに支えられ、感謝を込めて 社会福祉法人賛育会 理事・特別顧問 島田茂

祈りに支えられ、感謝を込めて 社会福祉法人賛育会 理事・特別顧問 島田茂 各地で災害をもたらした2019年10月の台風19号から2年が経ちました。社会福祉法人賛育会が運営する豊野事業所(長野市)は、千曲川の堤防決壊により、全施設が一階天井まで浸水し、甚大な損害を受けました。 今年4月で1年半に及んだ復旧工事が完了し、予定していた事業を全て再開し、被災前以上に地域の方々に利用していただいています。日本キリスト教団東海教区を始め、各地の教会と教会員の皆様からのお祈りとご寄付に深く感謝申し上げます。 当時、入居されていた276名の方々は、垂直避難により人的被害はありませんでしたが、DMAT(災害派遣医療チーム)や特定非営利活動法人AMDA等の支援を受け、全員、他の病院や施設に避難していただくとともに、介護医療院、老人保健施設、特別養護老人ホーム、軽費老人ホームの入居系4施設とクリニック・……

【4959号】教育委員会 台湾ユースミッションで内容の濃い交流・教区青年担当者会

教育委員会 台湾ユースミッションで内容の濃い交流 第9回(6月22日)と第10回(9月7日)の教育委員会は、それぞれがオンラインで開かれた。2回の委員会を通して報告された内容には、まず2021年2月19〜20日に行われた台湾ユースミッション2020がある(台湾から5名、日本から7名、その他日本スタッフ9名参加)。今回は新型コロナ感染防止からオンライン開催となったが、青年たちの努力と工夫によって内容の濃い交流となり、制限の多い状況下にありつつも実施できたことが高く評価された。その反面、オンライン上で親しくなることの難しさを感じたなどの感想があがっている。また、こうした開催案内を各教会から個々の青年に向けて如何に届けるか。周知されるための工夫が今後の課題として残った。次回は台湾への訪問予定だが、対面での開催が願われている。 クリスマス献金に関しては2020年度に献げられた421件の献金が次……
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