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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4975号】伝道のともしび 伝道報告(4面)

2022年6月25日

祈りによって整えられた器

学校法人羔学園羔幼稚園 副園長 岸  惠

 羔幼稚園は、1929年日本メソヂスト千葉教会(現日本基督教団千葉本町教会)の宣教の一貫として教会の創立と同時に設置されました。創設当時は教会敷地内にあり、1950年代に区画整理に伴い、教会裏の道路を挟んだ現在地に幼稚園のみ移転しました。その後、学校法人化を経て、現在に至っています。
 学校法人化された今日でも、建学の精神としてのキリスト教を明確に位置付けています。創設以来、園長職は千葉本町教会の牧師が務め、今日、7代目となっています。また、学校法人の理事・評議員の多くは教会員がなし、その働きの中心を担っています。
 2011年の東日本大震災での被災により補修を重ねつつも劣化していく園舎に、急遽、園舎新築を行うこととなり2020年に竣工となりました。本来は2029年の百周年に向けた事業となるはずでした。
 幼稚園は、子どもが遊ぶ場ですから、器が整えられたことで大きな安心を得られました。自己資金の乏しい中、千葉本町教会の祈りと多くの教会の方々、幼稚園を愛してくださる方のお支えがあったからこそ完成の時を迎えられたものです。正に主のわざが成就していくことの不思議さを憶えます。
 園児は木々や色とりどりの花に囲まれた広い園庭を思う存分駆け回り、土、砂、泥、水の感触を大いに味わっています。新園舎のホールと保育室の間に水盤ができ、その水の流れが奇しくも園庭に小さな沼が出現することになりました。子どもたちはそこで、お団子やチョコレートを作ってみたり、洋服を脱ぎ、裸足になり水の中に入っていき、アメンボ採りやビールケースをいくつも並べて渡れるようにしたり、舟を浮かべたりと遊びが広がっています。バケツに泥水を入れてみたり、身体中、泥だらけになって水面をたたいて跳ね上がるしぶきに泥の水玉だらけの顔がキラキラと光っています。泥の中に浸かってまるでワニのように横たわっている子もいます。「先生」と呼ばれて近づくとワニが飛び出してきます。子どもたちが沼に向けて段差をつけて水を流して「ダム工事」へと発展したりと、日々変化を遂げていく様は実に面白いです。実にのびやかに遊びを繰り広げていくことに感心し、どの子も愛されて受け入れられてこそ安心して自分が出せる場としての幼稚園であり続けたいと願っています。
 自由に遊ぶなかで年齢を超えて混ざり合い出会っています。小さな子を助ける年長の子たちです。自分もまた小さかった時に助けてもらった子たちです。いっしょに遊ぶことで思いやったり、やってみたい思いが育まれます。
 何よりも大事にしていることは毎日のクラスでの礼拝。年少組の小さな子がだんだんと自分の言葉で祈るようになっていきます。水曜日はホールで合同礼拝。讃美歌を覚え、主の祈りをみんなでささげます。小さなときに創造主を知って欲しいと願っています。
 教会と共に車の両輪のように歩みが重ねられた恵みを感謝しつつ、幼稚園を通して伝道のわざがなされていくように、心から願い、主の導きを祈ります。

 

 七十二人は喜んで帰って来て、こう言った。…イエスは言われた。
「あなたがたの名が天に書き写されていることを喜びなさい。」
ルカによる福音書第10章17節〜20節

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