第34総会期第二回教師検定委員会が八月二二〜二三日、教団小会議室で委員六名の出席で行われた。
最初に病気で欠席した委員について、本人よりの辞意が表されていることの報告が委員長よりなされた。委員会としてはこれを受理し、実務委員会としての性格上、委員の補充を早急に三役に要請することを可決した。
次いで、二〇〇五年秋季教師検定試験の準備を行なった。補教師受験志願者三八名と正教師受験志願者七二名の受験資格が確認された。その際、二名の教師検定規則第十条の適用の申請に対して、これを承認した。また、受験コースの決定と科目認定を、申請された五名に対して行った。
その他、提出物の採点結果の確認、学科試験問題の決定、学科試験当日の責任分担、試験日程、時間割、全体会と面接の持ち方を協議し、決定した。一名の受験者からのパソコン使用及び時間延長の申請に対しても協議し、これを承認した。
受験費用援助の申請が一……
九月一日(木)、 第五回「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会が開かれた。
(1)事務局報告
第34総会期第二回常議員会において「『新潟県中越地震』被災教会・被災地を覚える主日制定に関する件」が原案通り可決された。
(2)関東教区報告
「新潟県中越地震」を覚える主日制定に基づき、記念礼拝を実施する。
(3)協議
関東教区報告の被災状況一覧をもとに、当委員会募金の支出について協議した。①既に教区で立て替え着工済みを含め二教会の補修について支出することを承認(合計 二、九八六、四九〇円)、②被災信徒宅見舞について、関東教区の提案(割賦案)を検討の結果、原案通り支出することを承認(56件合計八、〇四〇、〇〇〇円)、③「新潟県中越地震」を覚える主日の行事を関東教区と当委員会の共催で行い、記念礼拝(於十日町教会)の説教者として小橋孝一委員長を派遣する。
関東教区から毎回詳細な報……
福音伝道の灯を消すな
三宅島の雄山が火を噴いて、二〇〇〇年九月二日に全島民避難の指示が出されてから、四年半ぶりにようやくこれが解除となり、今年二月一日帰島が始まった。そして五月一日に島民以外の者も入島出来るようになったのを待って、五月二日、八月二九日、帰島後第一回目、第二回目の三宅島伝道所礼拝を行った。
五月一日(日)夜に竹芝桟橋に向かうロビーは、釣り客等でごった返していた。東京教区東支区三宅島雄山噴火被害救援委員会の木原恵子姉より聖餐式用のパンとぶどう汁を受け取ると船に乗り込む。同姉はぜんそく気味なので、いまだ有毒ガスの流れる島に渡ることは、残念ながら許されない。乗船したのは三宅島で食料雑貨を扱うストアを経営していた田中正之兄、田中恵美姉、うこっけいの養鶏をしていた赤羽美江姉、三宅島高校の校長夫人であった松尾純子姉。委員会側からは米倉美佐男東支区長、倉橋康夫支区書記、国府田佑……
▼我が在所では、まもなくゴミ処理が有料化される。不必要なものを駆け込みで処分しようと、ゴミ置き場は毎回山となる。我が家でも教会でも、押し入れ、物置等の点検をし、大胆に処分しようと勇んだが、なかなかはかどらない。▼権威筋?に依れば、一年間使わなかった品物は、その後も九九%不必要で、三年間蔵出ししていないものは、未来永劫要らないそうだ。そんなものかも知れない。▼教会には、二〇〇〇年来使い続けて来たものと、一〇〇年手を触れることのなかったものとが、渾然としている。価値あるものと、無価値なものと、容易に判別出来ない。お宝とゴミとが、同じ部屋の中に積み上げられているのかも知れない。▼「歴史は本来雑多で無目的な出来事の集積でしかない。しかし、そこに歴史家の光が当てられる時…」S・ツヴァイクの一節だが、図書室がゴミ山と化している今、調べようもない。教会にも雑多で無目的な出来事が積み重なる。しかし、そこに……
ヨシュア記一章一~一〇節
足の裏が踏む所 姫井雅夫
教会は、イエス・キリストの十字架による救いの恵みに与った人々の集まりです。ですから教会ではまずその人々によって神を礼拝します。しかし、それで終わってはなりません。主は「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」(マルコ16・15)と遺言なさいました。ですからその人々は出て行き、福音を宣べ伝える活動を始めたのです。
よく言われることですが、日本のクリスチャン人口は一%の壁を超えられないでいます。どこにその理由があるのでしょうか。日本の長年にわたる異教的風習、江戸時代から受け継いでいる地域の結束、この世的な価値観など、多くの理由をあげることが出来ると思います。
最初に述べたふたつのこと、礼拝と宣教(伝道)がしっかりなされていたら、その壁を破ることが出来ていたのではないか、出来るのではないかと思います。礼拝が、……
戦後六〇年という節目にあってさまざまな声明、謝罪、あるいは決意表明がなされている。それら一つ一つの重みを受止めていかねばならない。
しかし、今一つ「近くて遠い」
問題について考えてみなければならないのではないかと思うことがある。それはホロコーストについてのことだ。
ユダヤ人六〇〇万人の虐殺について直接的に日本は関与もしていないし、責任もないという。しかし本当にそう言い切れるのだろうか。
日独伊三国軍事同盟のもとドイツのナチスによるユダヤ人迫害さらには虐殺について日本も密接なドイツとの関係から知っていたにちがいない。しかし、結局は座視、無視したのではなかったか。
この点、日本にとってホロコーストに対する痛みは強くあるべきはずだ。
特にキリスト者にとってはイエス・キリストはユダヤ人だったということ、ユダヤ教からキリスト教が生まれたこと、そのことからしてもユダヤ人問題の距離は日本人の……
地域の幼子のために
浦和母の会幼稚園は、浦和駅から徒歩で一〇分ほどの住宅街に溶け込むように建っている。園舎は、まったく幼稚園の建物らしくなく、大きな住宅と言った感じである。
この園舎には、真崎さんの幼稚園についての考え方が具体的に表現されている。一つは、幼稚園教育は小学校の単なる準備教育ではなく、学校を幼児のために縮小したものでもないということ。家庭が幼児の人間形成に重要なように、幼稚園も家庭生活、家庭教育の延長でありたいし、家庭と協力し幼児の成長に尽くしたいと願う。もう一つは、この幼稚園の始まりが個人や学校、教会の志によるのではなく、地域住民が自分たちの子供への教育を願い、これによって始められたことがある。この願いにキリスト者たちが協力した。終戦直後のことである。
一つ屋根の下にいるような心地よさ、地域から浮き上がることのない佇まいは、こんな願い、始まりの表れである。
真崎さ……
★JOCSチャリティ映画会
/時=10月8日(土)14時半と18時の2回
/上映作品=ザ・カップ~夢のアンテナ
/所=千代田区公会堂
/入場料=千円
/申込み・問合せ=JOCS事務局☎〇三-三二〇八-二四一六
内閣総理大臣小泉純一郎様
文部科学大臣 中山成彬様
一九九九年「国旗、国歌法」の成立以来、それまでにもまして全国各地で、学校儀式などにおける「国旗、国歌」の強制が強まっています。
とりわけ東京都では二〇〇四年春の卒業式、入学式での処分が二〇〇名を超え、二〇〇五年も処分者が六三名に及んでいます。このような力による「国旗、国歌」の強制は、法制定時の国会答弁に反するのみならず学校現場に無用の混乱をもたらし、多くの教職員が強いストレスによって心を病み、休職者や早期退職者が増加するという事態を引き起こしています。
天皇への賛歌でもある「君が代」の伴奏を信仰上、あるいは音楽的な理由から拒否した音楽の教師たちが処分に追い込まれ司法の場に問題が提起されています。
また、公立学校のみならず私学に対しても地方自治体当局から「国旗の掲揚、国歌の斉唱」についての通達という形で、圧力が強まっています。
……
新しい人として
的場 武彦
(下田教会員)
二〇歳で受洗したが社会に出ると会社人間となり、娘の受洗まで教会とは長いご無沙汰期間があった。献身しても妻は妻、自分は自分の生活だったが、四年半前に下田教会から牧師である妻に招聘があったとき主の導きと信じ、妻と共に下田へ移り下田教会員となる決意をした。
◇◇◇
今回振り返ってみて自分が教会員・牧師パートナー・社会奉仕と三つも中心点を持って生活していることに気づかされた。
教会から「一信徒として牧師と一緒に来て下さい」と言われ、そのつもりで生活し始めた頃「分区牧師夫人の会」の案内状を受け取った。慣例として新任牧師の伴侶へ出した案内状であったかも知れないが、「新しい道を行け」と主が示してくださった気がして出席した。この会に参加したことで牧師夫人の担う役割の多様性や複雑さに気づかされたのが、会社人間からの脱皮の始まりだった。わたしに始まり……