【4607号】宣教委員会、沖縄での開催 保育所同盟が自主活動団体に

第34総会期第五回宣教委員会が六月十二~十四日、沖縄で開催された。豪雨と落雷の影響で、宜野湾セミナーハウスには遅れて到着した。
当委員会は、沖縄で開催するにあたり、特に沖縄の歴史を学ぶことをプログラムに組み入れた。沖縄大学で教鞭をとる又吉盛清(またよしせいきよ)教授(沖縄・東アジア地域研究専攻)の講演を聞いた。又吉氏は、過去の植民地支配と侵略戦争の歴史を今日的な課題と結びつけて、具体的な事象を挙げて明らかにする調査研究がなおざりにされてきたことを懸念しつつ、これまで執念とも言うべき調査研究を行ってきたことを語った。その研究の成果は、著書『日露戦争百年』に詳述されている。講演は「沖縄でアジアを考え、アジアと共に生きる」と題し、主に「私と台湾-植民地問題を考える」ことに焦点をあてて、一八七四年の台湾出兵から一八七九年の琉球処分を経て沖縄から台湾、更に朝鮮、中国等の支配に向かう日本植民地主義の歴史に触れつつ、被害者が加害者に変質してゆく構造を語るものであった。「あと十年で戦争体験者はいなくなる」という言葉に重みを感じさせられた。
講演後は沖縄教区三役と交流の時をもった。知花正勝新議長は「信徒が持っている痛みをしっかりと受け止めて欲しい」と強く要望されたこと、そして「バラバラにならないで、キリストに結ばれている沖縄の教会、また教団の教会がキリストの身体として一つである」ことを祈りの課題とし、ゆっくりではあるが、時間をかけて課題を担ってゆきたいと述べた。
十三日は現地研修として、開催地の諸教会を訪ねた。高原教会、与勝教会、読谷教会、与那原教会の順で問安した。牧師と信徒に歓迎され短い交流を持ち祈った。訪問者である委員が沖縄の信徒の祈りに慰め励まされるひと時でもあった。途中、辺野古にも立ち寄った。
十四日は、那覇中央教会で委員会を行った。常設専門委員会等の報告を受けて、協議をした。主要事項の一つは自主活動団体認定申請に関する件(日本キリスト教保育所同盟)であるが、委員会は要件が整ったことを確認し、これを可決した。障害者差別問題小委員会が開催する「障害者差別と取り組む活動者全国交流会」について、実施に際しては、支障を来たさぬよう丁寧に対処してゆくことを申し合わせた。
(藤田義哉報)

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