第34総会期第一回部落解放センター運営委員会が教団会議室にて一月一一~一二日開催された。前教団部落解放センター主事の角樋平一さんが昨年九月二六日に逝去されてから最初の運営委員会ということもあり、はじめに皆で角樋さんを偲びつつ開会礼拝の時をもった。「部落解放・人間解放」のために全力を捧げ尽くされた角樋さんの遺志を継いでゆこうとする運営委員会の仲間たちにとって、新たな気持ちに立たされた委員会の始まりとなった。
委員会では、「教団部落解放基本方針」具体化の一つとして前総会期に決議した「部落解放の祈りの日」運動についての報告が各教区よりなされた。七月第二主日を「部落解放の祈りの日」として覚えながら様々な部落解放への取り組みがなされたこと、そして何よりも主日礼拝の中で部落解放を願う祈りがささげられたこと等々を知った。今年も七月第二主日を「部落解放の祈りの日」と定めて、昨年以上の多くの教会・伝道所で……
第34総会期第一回教師委員会が一月二一日午後一時三〇分から七時まで教団会議室において開催された。
今委員会は、第34回総会で委員会の減員が可決されたことを受けて二名減の委員が招集された。委員は、軽込昇(招集者)、久山庫平、小宮山剛、田中かおる、松井睦、宮本義弘、吉武二郎の七名であった。
最初に委員会組織が行われ、委員長に軽込昇、書記に宮本義弘が選出された。
続いて、前委員会からの申し送り事項が確認され、教師委員会が取り扱い担う課題が新委員においても共有された。しかし、教師委員会が取り扱う事項は、教師養成、育成、研修、人事交流、戒規に関するものであるが、その具体的項目は二十項目以上にも亘る。前委員会でも多くの課題が取り扱うことすらできないでいた現状を受け止めざるを得ず、今委員会の課題の一つとなった。途中で竹前昇総幹事の挨拶を受け、経費削減などの課題を受け止めてほしいとの申し出があった。……
岐路を迎える避難島民の礼拝
礼拝と交わりの場
「やあ今日は」
「お元気でしたか」
こんな挨拶をかわしながら第一四回「三宅島伝道所の集い」が一月一五日の土曜日、三崎町教会において開かれた。二〇〇〇年九月二日の全島民避難以来この集いを持って今日に至っている。今回は二月一日の避難指示解除を目前にしての集いだ。
避難当初いくつかの教会を会場としたが、ここのところはずっと東京ドーム近くの三崎町教会を借用している。目下伝道所関係者は都区内各地の他に神奈川や埼玉といった広域に居住している。足の便のよい教会は有難く、またいつも温かなもてなしを頂き感謝をしている。
四年半前、三宅島雄山噴火に伴う避難に際して東京教区東支区は「三宅島雄山噴火被害救援委員会」を立ち上げ救援に当たることにした。教団社会委員会に依頼し義援金を呼びかけて頂く。これは三宅村や伝道所関係者に見舞金として届けられつつあり……
復興の歩みはこれからが本番
ひとり祈りを捧げる
ホームセンターの駐車場で、仮設住宅に入られた近所の方にばったり出会った。「住めるところがあるだけでもありがたいと思わなければ」そう話される一方で、なかなか落ち着かない仮設暮らしのご苦労や、待ち受ける生活再建の厳しさが話のあちこちにこぼれ、程度の差はあるものの被災によって負った一人一人の重荷がいかに重く、そのことを踏まえた上で共になす復興の歩みはこれからが本番なのだという思いを新たにした。
昨年一〇月二三日、新潟県中越大震災発生。最大震度7、十日町市の最大震度6強。中越全域での震度4以上の余震一〇〇回以上。
地震発生当日、出張先の新潟市から帰宅できず小千谷市で車中泊をし、翌二四日朝現地で借りた自転車で帰宅した。保育園を併設している教会建物は、ほぼ無傷で建っていた。創立記念礼拝と共同墓碑完成式で賑やかになるはずだった礼拝堂で、ひと……